ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2024/08/10
GUEST
小松聖児
DESTINATION
Laos

淡水魚を求めて、東南アジア唯一の内陸国ラオスへ。

ラオス料理人の小松聖児さん。東南アジア最後の秘境とも称される国「ラオス」。その内陸国ならではの淡水魚を生かした魅力的な食文化や、静かな首都ヴィエンチャンについてなど、知られざるラオスのお話を伺います。

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MEMORIES

大学院時代、東南アジアで淡水魚の研究をしたいと考えていた小松さんは、先生の勧めで内陸国であるラオスへ。現地の魚で有名なメコンオオナマズは体長2m、体重200〜300kgと、ほぼ軽自動車ぐらいのインパクト! 地元では食用にもされる魚ですが、河川の開発によりダムが出来、遡上が阻害され、現在は絶滅危惧種になっているそうです。
伝統的なラオス料理は中華鍋や油を使わず、焼き、蒸し、和えるなどのシンプルな調理法で作られ、また、生のハーブや、淡水魚から作られた魚醤を使うのが特徴。スパイスは全体的に激辛でタイ料理より辛いという人も。油とともに用いられる乾燥スパイスとは違い、唐辛子もレモングラスもコブミカンの葉も、基本的にはフレッシュハーブ。
とても静かな首都と言われるヴィエンチャン。車やバイクの交通量が多い隣のバンコクやハノイなどと比べ、体感的に5分の1くらいの喧噪だとか。そんな首都で一番印象的だったのは自然の美しさ。特に雨季の夕刻のメコン川は非常に美しく、ゆったりと流れる水面には大陸的なダイナミックさが感じられ、西日に晒されると街全体がシャンパン色に。
首都から北へ40分ほどのドンマッカーイという村の市場には、ムササビ、リス、ヤマアラシ、ヘビ、野鳥、昆虫など山の産物も多数。昆虫は、炒めたカブトムシ、コガネムシ、バッタ類などが一盛り200円ほどで売られていて、小松さんが実際に食べたミズオオトカゲはスープにしていただくと極上の地鶏のようで、とてもおいしかったそうです。

PLAYLIST

  • Fish / BONNIE PINK
  • People Everywhere (Still Alive) / Khruangbin
  • Kum ma kon tai na / Zamio P feat. STS73 & TA.J
  • Moon Beams / TARO HAKASE & THE LADS
  • Shineboys

GUEST

小松聖児

ラオス料理人。1988年生まれ。京都市内に生まれ育つ。和食の板前だった父の影響で幼少期から料理に興味を持つ。幼稚園の頃からの魚や生き物好きが興じて大学院の時はラオスでの水産資源の研究を行う。水産卸売会社勤務などを経て現在は京都市内などでラオス料理のポップアップを開催している。

MESSAGE

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NEXT FLIGHT

ON AIR
2024.11.30
GUEST
森百合子
DESTINATION
Copenhagen
ライター・エッセイスト。北欧の暮らしやインテリア、旅をテーマに執筆。主な著書に『3日でまわる北欧』シリーズ(トゥーヴァージンズ)、『北欧のおもてなし』(主婦の友社)、『日本で楽しむ わたしの北欧365日』(パイ インターナショナル)など。近刊『探しものは北欧で』(大和書房)では、20年近く通う北欧の町や旅の様子をエッセイで綴っている。北欧食器とテキスタイルの店『Sticka スティッカ』も運営。インスタグラム HP:北欧BOOK