ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2024/08/17
GUEST
松崎有理
DESTINATION
Portugal, Türkiye, Uzbekistan

檀一雄に憧れて、念願のポルトガルへ。

エンタメ作家の松崎有理さん。旅が大好きで、これまで世界各国を訪れてきた松崎さん。その中でも印象的だったポルトガル、トルコ、ウズベキスタンの思い出、そして旅をより濃いものにする予習法についても伺います。さらに、数学者聖地巡礼とは?

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MEMORIES

2018年、檀一雄の本を読んで以来憧れていたポルトガルへ。日頃から愛飲しているポルトガルワインを現地で堪能。料理は何を食べてもおいしくて、特にポルトのRestaurante Casa Aleixoで食べたタコ飯とハウスワインが絶品だったそうです。さらにGelataria Portuenseのジェラートは、世界一と思っていたフィレンツェの店を超えたのだとか。
ポルトガルでは首都リスボンの下町にも10日間ほど滞在。ここでの思い出の味はTosca do Manel。食べた鴨を使った炊き込みご飯です。ご飯の上に載るのはチョリソーの薄切り。日本では「辛いソーセージ」のイメージがありますが、ポルトガルのチョリソーはあまり香辛料を使っておらず、鰹節のようにお出汁として活用されているのだそうです。
トルコではカッパドキアで奇岩を見て、泊まってみたかった洞窟住居に宿泊。予約したFairy Chimney Innはキノコ型の岩をくり抜いて作られた本格的な洞窟住居のホテルで、窓からの眺めも◎。さらに熱気球に乗り、明け方の上空から見た奇岩の全景もこれまた壮観! ちなみに気球のパイロットは現地のスター職業なのだとか。
城壁に囲まれた街ヒヴァから、ブハラ→サマルカンドと世界遺産の街を順に巡ったウズベキスタン。電車は時間通り、タクシーもアプリで呼べて便利で、安全で清潔でとても過ごし易い旅だったそう。また、イスラム圏でありながら旧ソ連時代の影響なのかお酒には寛容で、トルコのように専門店に行かずともスーパーで手軽に購入が可能。

PLAYLIST

  • In A Strangers Arms / LÉON
  • Haja O Que Houver / Madredeus
  • Anda Estragar-me Os planos / Salvador Sobral
  • Mediterranean Romance / TARO HAKASE & THE LADS
  • Aldamadim / Shohruhxon

GUEST

松崎有理

1972年茨城県生まれ。東北大学理学部卒。2010年に「あがり」で第1回創元SF短編賞を受賞。著作に同作を収録したSF連作集『あがり』のほか、『5まで数える』『イヴの末裔たちの明日』『シュレーディンガーの少女』などがある。最新作は『山手線が転生して加速器になりました。』。yurimatsuzaki.com

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ON AIR
2024.12.28
GUEST
角幡唯介
DESTINATION
Philadelphia
1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。