ANA WORLD AIR CURRENT

世界の各地で体験した思い出を語り合う60分。
EVERY SATURDAY 19:00-19:54 on J-WAVE

NAVIGATOR : 葉加瀬太郎
ON AIR
2024/11/02
GUEST
松本路子
DESTINATION
Bali

オノ・ヨーコ、ピナ・バウシュ、ニキ・ド・サンファル……。女性アーティストとのフォトセッションを巡る旅。

写真家で映画監督の松本路子さん。80年代から女性アーティストの肖像を撮影し続けてきた松本さんに、オノ・ヨーコさんと出会ったニューヨーク、テキスタイルアートに惹かれ訪れたバリ島、さらに、造形作家ニキ・ド・サンファルの生涯と作品を追った初監督映画のお話などを伺います。

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MEMORIES

70年代から女性運動を撮り始めた松本さん。74年にNYで様々な女性団体の人を撮るなかでオノ・ヨーコさんの連絡先を知り、本人に直接電話をしてみると、有名なダコタ・ハウスに招待され、そのまま1週間ほど滞在。ちょうどジョン・レノンと離れて暮らしていた時期で、松本さんが話し相手になりながら、その合間にフォトセッションも。
一枚の布を見たのをきっかけにテキスタイルアーティストに惹かれ、東南アジアの布作家を訪ねる旅を始めた松本さん。最初に出会った京都のアーティスト、泰泉寺由子さんがバリ島に持つアトリエのゲストルームに2週間ほど滞在させてもらいながら、毎年のように通っていたそう。そんなバリ島には祈りが日常の中に溶け込んでいる気配が。
バリ島を訪れるもう一つの目的は、南国の果物を食べ尽くすこと!父親の仕事柄、伊豆の熱帯植物園で育ったという松本さん。子供の頃は熱帯の果物をおやつに食べて育ったため、匂いがきついものも得意なんだとか。そしてお気に入りのスポットは、アマンダリホテルのオープンエアーのレストラン。椰子のジャングルを見ながらの食事は格別。
造形作家ニキ・ド・サンファルが造り上げた、南トスカーナにある美しい公園、タロット・ガーデン。彼女のポートレートを撮りに訪ねた当時はまだ、この公園の構想段階だったそう。それから10年間彼女を追い撮り続けた松本さんが、もう一度彼女の生涯と向き合ってみたいと撮った映画『Viva Niki タロット・ガーデンへの道』が公開中です。

PLAYLIST

  • Rock Steady / Aretha Franklin
  • New York / Cat Power
  • I'm Ready to Move On / Wild Heart Reprise / Bleachers feat.Yoko Ono
  • I'll Be There / TARO HAKASE & THE LADS
  • Chaskon / 滞空時間

GUEST

松本路子

写真家・映画監督。1950年静岡県生まれ。法政大学文学部卒業。1980年代より世界各地のアーティストの肖像を撮影し続け、写真集に『肖像 ニューヨークの女たち』『ニキ・ド・サンファール』『Portraits 女性アーティストの肖像』『DANCERS』などがある。個展多数のほか、写真作品はフランス国立図書館、上海美術館、東京国立近代美術館、東京都写真美術館など、国内外の美術館に収蔵されている。自宅のバルコニーで60鉢のバラを育て、フォト&エッセイ集を数冊出版。2024年公開の映画「Viva Niki タロット・ガーデンへの道」は、初監督作品。撮影、脚本、語りも担っている。

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NEXT FLIGHT

ON AIR
2024.12.28
GUEST
角幡唯介
DESTINATION
Philadelphia
1976年北海道生まれ。探検家・作家。チベットのヤル・ツアンポー峡谷の単独探検や、極夜の北極探検など独創的な活動で知られる。近年はグリーンランドとカナダ・エルズミア島の地球最北部で狩りをしながら犬橇で旅をするエスキモースタイルの長期旅行を実践する。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞など、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で大佛次郎賞などを受賞。近著に『裸の大地』第一部・第二部、『書くことの不純』。