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2021年5月25日

尾崎世界観のキングスプレイス

3回目のキングスミーティングはライブハウスの声ということで、

下北沢DaisyBarの店長、加藤良行さんにお話を聞きました。


まずはコロナ禍になってからのライブハウスについて。


加藤「去年の4月から6月の半ばぐらいまではお店を完全に閉めた

   状態で、そこから少しずつ無観客での配信もやるような形で

   整えていって、6月後半からお客さんもちょっとずつ入れながら

   配信も行いながらという形で。

   個人的には配信ってどうなのかなっていうのはあったんですが、

   スタッフがそういうところをどんどん準備していって、

   実際やってくとこれはこれでアリだなというのが見えてきました」


  「何かしら発信していかないとどうしようもないかなって所で、

   お客さん入れてのライブだけにこだわってるとバンドも出来ないし

   我々もやることなくなっちゃうなっていうのがあったんで。

   実際のライブとは違うんですけど、

         ライブハウスとバンドとお客さんが、

   繋がっていく機会を作れたのは良かったなと思います」


続いて、尾崎さんとも話した上で、コロナ禍の状況に対する思い、

ライブハウスとして加藤さんがすべきことについて聞きました。


加藤「やっぱり今までコロナ前までが、

   すごく特殊な世界だったのかもしれないということを言っていて、

   確かにお客さんもバンドもいろんな意味で

   無理しながら楽しんでいるところがあって、

   その無理が楽しかった所もあるんですけど、

   その辺も少し見直す機会にはなるのかなっていうことを

   思いましたね」


  「ライブハウスとして、配信やったりとか新しいこともやりながら、

   基本はいいバンドに出てもらって、それを呼ぶ努力をして、

   いいライブをやってもらうという所に変わりはないかなと思って、

   逆にそれを一生懸命にやっていく、

   基本をちゃんとしっかりやることが

   大事かなっていうのは思いましたね」


尾崎「ライブハウスでライブをやるってすごい大事なんですよね。

   今はコロナの中でお客さんが半分になったりして、

   物理的に少なくてもチケットがちゃんと売れて、

   満員だっていう意識の中でやれているのが当たり前だけど、

   やっぱライブハウスで5人も来てくれないような

   ライブをやるというのは大事ですね。

   何かあった時に筋肉としてその経験が残ってると思うので。

   DaisyBarでずっと積み重ねてきた、

   なんだったんだろうこれっていうライブが今になって、

   今まで行けなかった所に届ける力になっていると思うので、

   そういう風にバンドを育てる、

   地力をつけるためにライブハウスっていう

   存在は必要だと思いますね。」



最後に、加藤さんから尾崎さんへのメッセージをいただきました。


加藤「こういう状況になってから、色々ライブハウスのことを

   気にしてくれているなっていうことをすごく思いまして、

   すごく感謝しています。

   そこもちゃんと応えられるようにやっていきたいと思いますので、

   よろしくお願いしますというのと、

   ありがとうございますっていうことですかね。」


加藤さん、ありがとうございました!

2021年5月20日

2021-05-19 21 40 05.jpg




先日の話。




男子トイレにて


先に、小を施している男性がいまして。


(あ、〇〇さんだ・・・)と思い、



『お疲れ様です!』と声をかけたんです。






その方も、


首だけ横(こちら)に振り向き(下は作業中なので)、

丁寧に


『お疲れ様です。』と一言。






全然知らない人でした。







今にも赤く染まろうとせん顔を、


必死に、クールの仮面をかぶせました。


上も下もかぶっていました。


マイマイカブリの、きりきり舞い。

もとい。




この、

男子トイレで、小をしているという動作。


なかなか女性には分からない世界かと思いますが、


かなり視界は狭まります。


普通は横を見ません。


なので、わざわざ人が横に来ても、

それが知り合いでも、気づかないこともあります。

なんとなく、よほど仲良くない限り、


作業中に会話なんてしません。





それをわざわざ、、、


横を向かせてしまい、

挙句、


お前誰?





その方の年齢は分かりませんでしたが、
(おそらく同い年くらい)


立場は上の人だったと思います。




こちらの挨拶は、明らかに知り合いに発した『お疲れ様です。』



それに対し、

一瞬たりとも『ああ!』という気配もなく、




まるでロボットのように、
ゆっくり丁寧に横を向き、



そして、そのままの表情で、


『お疲れ様です。』





ここ最近味わったことない羞恥。

赤恥、慚愧、慙愧。




その瞬間。




これしかない。






次回のブログに書こう。




そう心に決めました。





ご清聴、ありがとうございました。




この恥ずかしい話は、


トイレだけに


水に流したいとおもいm


あ、それが恥ずかしいわ。

2021年5月18日

尾崎世界観のキングスプレイス

2回目のキングスミーティングは尾崎さんが、

「クリープハイプとしてのこれから」について

語りました。


5月に2本のフェスに参加したクリープハイプ。

尾崎さんはどのような気持ちだったのでしょうか。


尾崎「単純にやれてよかったなっていうのが率直な感想ですね。

   VIVA LA ROCKは1回目からずっと出して頂いてますけど、

   本番前も主催者の鹿野淳さんという方と少し喋って、

  『尾崎これ大丈夫かな』って鹿野さんが聞いてきて、

   みんな迷惑してないかなってっていうのは気にしてましたね。

   それまでね、かなり苦労して、いろんな想いがあって、

   開催するって決めたと思うんですけど、

   やっぱステージに立つ前にそれを思いましたね。

   誰かの決断の上で、誰かの責任の上で、

   これからライブするんだなって思って。」


JAPAN JAMは野外でのライブ。

尾崎さんはどのような気持ちだったのでしょうか。


尾崎「その日は天気も悪くて、雨が降って、すごい風が吹いてて、

   歌ってないと、マイクに風の音が入ってずっとゴーッて

   音が鳴るぐらいのすごい劣悪な環境だったんですけど、

   それはそれでしっくりきましたね。

   そもそも世間の風当たりが強いわけだから。

   ロックフェスに対する。これMCでも言ったんだけど。」


屋内と野外という対照的な2本のフェスを経て、

改めて尾崎さんが感じたこととは。


尾崎「どっちの主催者の方も不安そうな顔をしているんですけど、

   でも覚悟を持った表情だから、ただ自信がないわけじゃない

   っていうのを感じたし、改めて力強いものだなって感じました。

   そこにくるお客さんもそうですけど。」


  「まあでも報道でね、いろんなところ切り取って報道されるのも

   目にしたし、そりゃ待ってれば1万人ぐらい集まって、

   張り込んでればルールを守らない人の姿を

   捉えることができるとは思うんですけど、

   実際事実だから悔しいけど、そこはね、

   そういう報道されてしまうのは仕方ないと思うんだけど、

   いろんな視点があると思うんですよ。

   そういうものを取り締まる視点もあれば、

   ルールを守れなかった視点もあって、でも守ってる視点もあるし」


   「自分はもうロックフェスに出ている時点で、

   人に迷惑をかけてしまうことから逃げられないと思うんですよ。

   フェスが開催されることで、被害を被る人もいるとは思うし、

   ただ、やることによって喜ぶ人がいるのを自分は見たから。

   そこに対峙してライブやったし。

   だから自分の視点っていうものをぶらさないでいたいなって

   思いましたね。それぞれカメラがあるとしたら、

   なるべくブレないように、その映像を綺麗に写して、

   届ける人に届けたいなと改めて思いました。」

  


久しぶりのフェスから様々な人の思いを感じ取った尾崎さん。

改めてライブで気持ちを届けるという決意を伝えてくれました。

2021年5月11日

尾崎世界観のキングスプレイス

初回のキングスミーティングは尾崎さんが、

「コロナ禍での活動」について

振り返りました。


エンタメ業界が大変な時期にある中で、

バンドマンとして色々気づきがあったそうです。


尾崎「基本的には悪く思ってないですね。

   悔しい思いはいっぱいしましたけど、

   いいこともあったなーと思います。

   最近は弾き語りのツアーを回ってるんですけど、

   今の時期に弾き語りやれてよかったなって思ってます。」


ライブでは声が出せなかったりあまり動けない中で、

弾き語りではお客さんは拍手をしているそうですが、

その中で尾崎さんは拍手の大事さを知ったそうです。


尾崎「曲終わりで、ジャンって締めた後に、

  『ありがとう』と言うまでの間をすごく計りながらやっていて、

   場所によってタイミングが速かったり遅かったりするんですけど、

   ある時まだありがとうって言ってない時に拍手が起きてしまって、

   ちょっと早いけどまあいっかって言うのが何回か続いた時に、

   無音が不安にならないような場所にしたいってMCで提案したら、

   今度はありがとうって言った後も探り探りの拍手で(笑)

   それがなんか愛おしくて、嬉しいような、ありがたいような、

   もどかしいような気持ちになって。

   でも拍手1つでこんだけやれることがあるんだなっていうことは

   その時に思いましたね。」


尾崎「そもそもフェスでいろんなバンドが出て、

   どのバンドでも手あげたり飛び跳ねたり、

   クリープハイプだったら『セックスしよう!』って

   叫んだりする場所がありますけど、そういうのが

   浸透しきってるのがなんか気持ち悪い世界だなと思いましたね。

   自分もそこに乗っかって享受してたけど、

   それはやっぱ先人が作ったものなんだなって気づきました。

   当たり前のロックフェスっていうシステムを

   先に作ってくれていた人がいて、

   そのシステムの中で調子に乗ってただけだったんだなって。

   ミュージシャンとしては、

   今までがおかしなことだったっていうことに気づけたので、

   また拍手1つから今始めている感じがしますね。

   お客さんとのやり取りっていうのは誰かが決めたことではなくて、

   自分達で1から作っていきたいということを改めて思いました。」


コロナ禍の中、お客さんとの信頼関係の大切さに

改めて気づいたという尾崎さん。

今年からまた信頼関係を作っていけることが

すごく楽しみということを話してくれました。

   

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