2024年02月12日
栄養管理科の仕事とは?
今週のゲストは、東京医科大学病院 栄養管理科 科長の宮澤靖さんです。
宮澤さんは長野県出身。1987年に北里大学保健衛生専門学院 栄養科卒業。
JA 長野厚生連篠ノ井総合病院に入職し、93年アメリカの
エモリー大学医学部 栄養代謝サポートチームに留学。
翌年、同大学のクロンフォード・ロングホスピタル栄養サポート
レジデントに就任。
帰国後は,長野市民病院など、いくつかの病院を経て、2019 年より現職。管理栄養士として業界を牽引されていらっしゃいます
宮澤さんが科長をつとめる、東京医科大学病院の栄養管理科では
大きく2つの仕事があります。
1つは、入院患者の食事を提供するという給食部門。
もう一つは、入院や外来で通院している患者さんの病気や怪我を“栄養”を主軸に克服し、健康な生活を取り戻すという、臨床栄養を担う部門です。
よく耳にする“栄養士”と“管理栄養士”ではどのような違いがあるのか
お伺いしました。
「栄養士と管理栄養士はですね、まず大学の栄養士養成課程、
これを卒業しますと、無条件で栄養士免許というのが
各都道府県知事から発行されます。その後ですね、
この栄養士免許証を持って試験に合格しますと今度は厚生労働大臣
から国家資格として管理栄養士という資格が得られます。」
この2種類は業務内容も異なり、管理栄養士の資格を持つと
診療報酬を得ることができます。また病院には基準給食法という
法律があり、これを管理できるのも管理栄養士のみになります。
そのため各医療機関には1名以上、管理栄養士の資格を持つ
国家資格者がいるそうです。