2024年01月09日

ZEN呼吸法、ポイントは仙骨!

今週のゲストはZEN呼吸法主宰・呼吸アドバイザーの椎名由紀さんです。

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椎名さんは、江戸時代の禅僧の本から”呼吸”の大切さを学び、
独自の”ZEN呼吸法”としてメソッド化し、レッスンや講座を
各地で開催されています。
関連著書も六か国で翻訳され、国内外で”姿勢と呼吸の大切さ”を伝える
アドバイザーとして活躍していらっしゃいます。

2年ぶりのご出演になります。

椎名さんを健康へと導いたのは禅僧“白隠禅師”の『夜船閑話』
出会ったのは31歳の頃で、その後20年呼吸法を実践し、
気力が非常に増したし、まだまだ上がる!と仰っていました。

そんな椎名さんが、呼吸法を現代風に解釈して作り上げたメソッド
<ZEN呼吸法>これは、姿勢と呼吸を自然な状態に戻すこと。
特に現代人は、便利な生活によって姿勢が崩れてしまっているといいます。

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自然な姿勢・呼吸のためのコツとはどういうものなのでしょうか?

「座っていても、立っていても、仙骨という背骨の土台、骨盤のセンター、これがまっすぐに立っているということですね。
座っている時は横から見ると、背中とお尻がもう直角、
まっすぐにビシッと決まっている。そういう状態が望ましいです。」

今夜の選曲… Three adjustments -including posture- / 椎名由紀

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2024年01月04日

子供を守るための条例

4日目 子供を守るための法や条例の大切さ。 
新年最初のゲストは
NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表、中島早苗さんです。

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日本でも昨年4月に”こども基本法”が施行されました。

日本には長年、子供の権利を総合的に保障するこども基本法というような法律がありませんでした。
このことについて中島さん達は、色々な団体や子ども達と共に
政策提言活動を行っていました。
 「ちょうど3年ぐらい前から、こども基本法を作ろうかという
  動きになりまして、去年施行されましたことが
  本当に嬉しく思っています。」

最後に今後のビジョンについてお伺いしたところ、
「25周年を機に募金を呼び掛けていきたい」ということでした。

というのも、今後日本社会が子どもを中心とした社会にシフトしていく際に、まだまだ地域によっては環境が整っていない場所が多くあります。
そのため、多くの子どもの声が拾い上げられるネットワーク作り、
子供の声を聞くファシリテーターの育成など、まだまだお金がかかるということです。
また25年活動をしていても、世界では未だに戦争や環境破壊が進み
一度は減っていた児童労働も増えていく可能性があるとのこと。

 「NGOと協力して新しくの支援活動、教育国際協力活動を
  していきたいと思ってますので、そのためにも募金を
  お願いしたいなと思っています。」


今夜の選曲… Save the Children / Marvin Gaye

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2024年01月03日

1月6日に開催されるオンラインイベント

新年最初のゲストは
NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表、中島早苗さんです。

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フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、今年設立25周年を迎えます。
これを記念して1月6日には、創設者のクレイグさんと中島さんとの
オンライントークイベントが開催されます!

こちらは、カナダからの生配信!
東京会場でのパブリックビューイング
Zoomによるオンライン参加の2つから選ぶことができます!

詳しくはコチラをご覧ください。

創設者のクレイグさんの著書はベストセラーにもなっています。
どんな本を出版しているのか伺いました。

クレイグさんは12歳で団体を立ち上げてから、
児童労働の実態を調査するため、学校を休み、大学院生や研究家と共に
インド・パキスタン・バングラデシュ・ネパール・タイの5か国を
旅しました。
そしてその旅の中で<どうすれば児童労働を無くし、子どもを貧困から
解放することができるのか?>ということを12歳の目線で書いた本が
話題になりました。
またその後も<子どもの声を聞くとはどういうことか?>
<子どもたちに向けて活動するにはどうしたらよいのか>など
さまざまな視点で本を出版し、人気を博しています。

今夜の選曲… Save the children / marvin gaye

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2024年01月02日

学校建設を含むその活動

新年最初のゲストは
NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表、中島早苗さんです。

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現在フリー・ザ・チルドレンでは世界45か国300万人以上の子供たちが活動に参加しており、日本でも18歳以下の子供メンバー、25歳くらいまでのユースメンバーを合わせて約1500人の人が一緒に活動しています。

その活動の一つに学校建設があります。
カナダから始まった、フリー・ザ・チルドレンでは
最初にインドやケニアで、現地のローカルのパートナーNGOと契約し、
建設や、公立学校として運用されるような手伝いをして
学校を作るという活動をしました。

これは、地域に学校が無かったり、足りていないことから
働かされている子どもたちは、そもそも教育を受けたことが無いという現状があったためです。
この活動は広がり、11か国に学校建設を行ったという実績があります。

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これは団体全体で行ったことで、日本の子供たちも学校建設のために資金調達をし、インドやフィリピン・ケニアに学校を建てようと
活動に参加していました。

夏休みに2週間、現地でスタディツアーを行い、滞在中にボランティア活動としてコンクリートを練ったりレンガを運んだりと、実際に参加するようなものもありました。

今夜の選曲… soldier / wilco

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2024年01月01日

活動理念と児童労働の定義

新年最初のゲストは
NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表、中島早苗さんです。

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中島さんは大学卒業後、アパレル会社勤務を経て、
1997 年にアメリカの環境NGOでインターンを経験。
そのときに、フリー・ザ・チルドレンの理念に共感され、
帰国後の1999年に、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンを設立。
子どもたちが主体となって行う国際協力活動のサポートをしています。

番組へは、2010年以来の10年ぶりの出演になります。

フリー・ザ・チルドレン設立のきっかけは、
1995年、トロントに住んでいた12歳の少年クレイグが目にした新聞から。
記事には、2億人以上の子供たちが強制的に働かされている、
それを無くそうと立ち上がったパキスタンの少年が殺されるという事が
書かれていました。
これを受け、子どもの問題を、同じ子供としてなんとかしたい!と
考え立ち上がったのが、始まりでした。

中島さんが、フリー・ザ。チルドレンに出会ったのは、
アメリカのNGOでインターンをしていた時です。

雑誌で特集されていたものを目にして感銘を受け、連絡を取ったところ、
日本にもネットワークが広がると嬉しいという返答をもらいました。
そのため帰国後1999年に、
“子供による子供のための国際協力”というスローガンを掲げ
子供たちに対して紹介する形で、立ち上げたものが
フリーザチルドレンジャパンです。

児童労働とは、18歳未満の子供たちで、非常に危険な環境で働かされている。また、子ども達の権利が侵害されているような労働
(学校に行けていない・炎天下の中、農薬を浴びながら農作物を収穫しなければならない・性産業に関与させられている)
が当てはまります。

日本国内で多いのは性産業や性風俗など。
他にも工事現場で適切な防具を付けずに働かされ、
亡くなった事例が報告されています。

今夜の選曲… Childhood / michael jackson

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2023年12月28日

今、読むべき本

今週のゲストは、生物学者の福岡伸一さんです。

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例年福岡先生をお招きし、今読むべき本を教えていただいています。

『坂本図書』
坂本さんを追悼する意味で選んだという1冊です。

こちらは坂本龍一さんが、これまで読んできた本約20冊を取り上げ、
坂本さんがどういうときにどう読んだかっていう読書歴本。
イスラム文化研究者の井筒俊彦や、日本の哲学者である九鬼修造、
西田哲学を作った西崎太郎を読み解いた福岡さんの著書、
マルクス論で注目されてる斎藤幸平の本など、古いものから新しいものまで、様々なものが取り上げられています。

そして現在、福岡先生と坂本龍一さんとの対談を収めた一冊
『音楽と生命』(集英社)

また、福岡さんの著書
『森羅万象 我々はどこから来て、どこへ行くのか』(扶桑社)が
発売中です。

最後に福岡先生に2024年についてお伺いしました。

 「いやもうちょっとですね、心身疲労困憊なんで
  来年は少しインプットするようなおこもり期間にしたいなと
  思ってるんですが、万博も進行していくので、
  そう簡単に隠遁生活はできないなっていうジレンマにあります。」

 「ぜひ願ってることは、やっぱり岡本太郎が人類の進歩と調和って
  いうけど、進歩も調和もしてないじゃないかという、
  そっから50年たった今もですね、戦争が勃発してるし、
  大国が対立してるし、停滞と混乱ですよね、進歩と調和ではなくて、
  ですから2024年は少しはですね、
  平穏な年になってほしいなと思います。」


今夜の選曲… 20220214 / 坂本龍一

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2023年12月27日

生成AI、チャットGPT

今週のゲストは、生物学者の福岡伸一さんです。

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今年は、生成AIのニュースを度々耳にしました。
これまでのAIは、基本文法や、言語の構造を教える事で、
自然な言語を話せるようにしていました。
ところが、新たに登場した“オープンChatGPT”は、ある言語の前後には
どのような単語が来るのか、という事を大量に学習し、何千万通り、
何億通りもAIが勉強したことで、自然に喋れるようになりました。

福岡さん曰くこのことは
“人間しか作れないはずの言語が、そんなに大したものではなかった”
という事を表しているそう。

かつてはは言語学者チョムスキー(1928-)が
<人間の頭の中には基本文法があり、
それに基づき、あらゆる言語が作られてる>
というモデル論を唱えていました。
しかし今回の生成AIではそのようなモデルが全く無く、量を学習すれば、
最適化によって言語は成り立つという風になりました。

 「我々作家にとってはですね、非常に脅威で、
  私はこれまで60冊ぐらい本書いたんですけど。
  それを全部AIに学ばせて、福岡伸一風にエッセイを
  書いてくださいと、これとこれが今週のキーワードなんで、と
  与えたら、私より上手いぐらいの、それ風のものを書いてくるに
  間違いないので、いろんな連載に今追われていますから、
  そういう風にしたらいいかもしれないな、なんて夢想してます。」

今夜の選曲…20220404 / 坂本龍一

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2023年12月26日

ロゴスからピシュスへ

今週のゲストは、生物学者の福岡伸一さんです。

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福岡先生と坂本龍一さんは、それぞれ音楽/生物学という異なるジャンルに
身を置いていますが、“ロゴスからピュシス”へという点で共通しています。

ロゴスとは言語・デジタルのことで、ピュシスは本来の自然の
そのままのあり方という意味です。

坂本さんは、YMOという形で世に出て、音符一つを分解し再構成する
デジタル音楽で一世を風靡しました。その後メロディアスな方向へ進み、
それでも飽き足らず、自然音・ノイズといった“本来の自然の音こそが
音楽だ”という方向へ進んでいきました。

福岡さん曰くこれこそが“ロゴスからピュシスへの人生行路”

また福岡さんも、当初は生命にとって究極のデジタル情報である“遺伝子”を研究していましたが、これだけでは生命が生きているという“動的”な
部分が分からないと気づき“動的平衡の生命論”へパラダイムシフトしています。

 「ロゴスからピュシスというある種の旅だったので
  2人の旅路がですね同型をしてると、
  1人は音楽で1人は生物学なんですけど、
  その辺がウマがあった理由なんじゃないかなと思うんですね。」


福岡さんは2024年に開催される大阪万博で、テーマ事業プロデューサーの1人として『いのち動的平衡館』というパビリオンを作ろうと
東奔西走しています。

 「テーマ感は、最先端医療とかテクノロジーやソリューションを
  見せるのではなくて、生命とは何かっていうフィロソフィーを
  見せようとしてるわけですね。」
 「やっぱり単なるテクノロジー信仰ではなくて、もう一度生命のね、
  エネルギーやあり方を考えるべきだという
  岡本太郎の思いを継いでですね私も生命の哲学を見せたいということですね。」

今夜の選曲… 20210310 / 坂本龍一

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2023年12月25日

2023年、坂本さんとの別れ

今週のゲストは、生物学者の福岡伸一さんです。

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福岡先生は青山学院大学教授、アメリカ、ロックフェラー大学客員教授で、
"生命とは何か"を動的平衡論から、問い直した著書を
数多く発表されています。

2023年も最終週に突入しましたが、
福岡先生にとってはどんな一年だったのでしょうか?

 「悲しい年でしたね。小黒さんに引き合わせてもらった
  坂本龍一さん高橋幸宏さんそれから伊集院静さん
  みんな旅立ってしまいましたし、大江健三郎もね、
  逝ってしまったので、何か身につまされましたね」

3月に亡くなった坂本龍一さんは、ニューヨークを拠点にしており、
ロックフェラー大学に行っていた福岡先生は、しばしば共にバーや
レストランで語り合う仲でした。

小黒
 「彼(坂本龍一)はどちらかというとさ、
  他人に対して攻撃的な人なんだけど、先生に対してはさ、
  本当になんかほっとする関係らしくて、先生愛されてましたね。」

福岡
 「坂本さんが攻撃的っていうのはね全然感じられなかったんですね、
  だからそういう面ではない、坂本さんの優しい面で
  接していただいてたなというふうに思いますね。」


今夜の選曲… 20220302~sarabande / 坂本龍一

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2023年12月21日

スマートミラーの活用 と 新たな仕組み

2023年12月8日に「横浜シンポジア」で開催されました。
「アクサ生命 健康経営シンポジウム」での番組公開収録の模様を
お届けしています。

今週のゲストは、
ミラーフィット株式会社・代表取締役社長の黄皓さんです。

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今週のお話にも多々出てきました、スマートミラーですが、
自宅で運動好きな人などが、鏡として購入しパーソナルトレーニングや
ライブ配信やVOD楽しむという使い方の他にユニークなものがあります。
それは、戸建賃貸やマンションと連携し、エアコンや家電という
標準装備の一つとして導入されている物件です。
住んでいる家の鏡から、いつでも健康にアクセスすることができ、
鏡から電気を点けたり、スマートIoTとしても利用できます。


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最後に、今後の展望について伺いました。

黄皓さんたちが現在課題としているのは
<運動したくない人をどうやったら運動したいと思うか、
運動したいけど続けられない人をどうしたらいいのか>という点。

現在、体重計に5秒乗ることで、身体の内側の栄養素や健康データが
22項目同期されるようになっているというアプリがあります。

ここに、スマホのアプリで普段から記録している睡眠時間や歩数といった情報をデータベース化し、AIを使って健康習慣や健康状態について評価。
必要な食事や運動を提案する、ポケットの中のパーソナルコンシェルジュを実現できるよう、大学教授と共同研究しているそう!

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「来年あたり、大きなリリースを皆さんにお出しできたら、、、」と話して
いらっしゃいました。

より手軽に、誰もが健康を考えられるようになりそうで、
とっても楽しみですね。

今夜の選曲… Everyday will be like a holiday / William Bell

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