2020年06月03日

見えない価値観を伝える「せとうちHolics」の活動!

株式会社「空と海」代表、兼頭一司さんをお迎えしています。
「せとうちHolics」

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小黒「弓削島で様々な活動をしていますが、
『海賊の学校』とは別の『せとうちHolics』の活動は?」
兼頭「地域の中で、その地域に
豊かな体験をさせてもらっている、と思っている
人たち…その体験を大切に思っている人が
ちょこちょこいるな、ということで、
そうした豊かな体験を大事にしている人たちを繋いで、
魅力を発信していく活動をしています。
Holicっていうのが…」
小黒「中毒だよな。”瀬戸内大好き人間”というのは
わかったけど、お金になんないというと、
活動続かないから事務局に経理できる女性がいた方が
良さそうだよね。
奥さんは島での活動を認めてるの?」
兼頭「僕はそうだと思ってるからやってるんですが…
違うのかな…笑
今のところ一緒にいてくれてますよ」

活動の一つ、Holicsワゴン…とは?
兼頭「せとうちHolicsの中の活動の一つです。
本当に価値を共有して仲間を増やしていきたいので、
自分たちからワゴンに乗って
出かけていくようにしています。
他の地域で、同じように活動をしている人たちと
時間を共有して、「Holics鍋」と称して、
地元の食材と僕らが持っていった食材を組み合わせて
鍋をつつきながら一晩語り合うという活動をしています。」

今夜の選曲… SEXY SADIE / PAUL WELLER

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2020年06月02日

島の体験プログラム「海賊の学校」とは…?

株式会社「空と海」代表、兼頭一司さんをお迎えしています。
「せとうちHolics」

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兼頭さんは今は新しい会社『空と海』で「海賊の学校」という
プロジェクトを実施しています。
兼頭「瀬戸内海は村上水軍という、
海賊の大拠点だったエリアです。
村上水軍は瀬戸内海を機能させてきた、
知恵の塊であり、技の塊…
あるいは、命の危険と
隣り合わせで生きてきた、胆力の塊…
本当に生きる力の塊だったので、
今こそ、まさにその生きる知恵とか力が必要だと思って、
昔の海賊にあやかって「海賊の学校」と名付けました。
海賊の末裔たる島の人たちを先生に、
暮らしの中での知恵や力を体験してもらう
プロジェクトになっています。
いろんな島の達人たちを〇〇の海賊と呼んで…
例えば、みかんを育てている農家さんがいれば、
みかんの海賊と言ってみかん狩りやみかんについて
教えてもらったり、
ジャム作りが得意なおばちゃんにはジャムの海賊と呼んで、
ジャムを作る体験をしてもらったり、
いろんな島の体験をしてもらうのが海賊の学校です。」
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小黒「生徒さんは県外から招くんですか?」
兼頭「主に島の外から呼んでいます。
家族連れの場合もあれば、子供たちだけということも。
あるいは企業研修として、 企業の皆さんにきてもらったり、
海外から観光ということで日本の島の暮らしを体験してもらう
ということもやってきました。」

兼頭「『海賊の学校』は参加料という形で
幾ばくかのお金をいただいています。
いろんな仕事をいろんな人にやってもらいながら、
どちらかというと、僕が島でいただいた豊かな体験を
そこでみんなにお裾分けしているというか、
儲けるための仕事ではないような気がしますね。」

今夜の選曲… MOTHER NATURE'S SON / SHERYL CROW

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2020年06月01日

愛媛県・弓削島へ移住し、島の魅力を発信しつづける活動

株式会社「空と海」代表、兼頭一司さんをお迎えしています。
「せとうちHolics」

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※電話でのご出演になります。

瀬戸内海にある弓削島に移住された兼頭さん.
兼頭「弓削島は瀬戸内海のど真ん中、
島が1番集まっているところにあります。
島の大きさは一周、車で30分くらいの大きさの島です。
人口は3000人。
弓削島を含む大小20くらいの島々が集まって上島町という
町が出来上がっていまして、そこに移住しています。
あんまり大きな規模の島ではなく
小さな島々が寄り添うように集まった町がそれが面白いなと。
僕は『島国日本のおへそのあたりにある、島国の中の島国』と
言っています。」

小黒「兼頭さんが弓削島の人たちと
一緒に会社を立ち上げて、
2011年に総務大臣賞を受賞した
しまの会社」というのはどんな会社ですか?   
兼頭「『島民の、島民による、島民のための会社』
というキャッチフレーズで地域のいろんなことを
自分たちで協力しながらやっていく
共同の会社ということで作りました。
島の人たちに出資もしてもらい、運営に参加してもらって
利益が出たらシェアするだけでなく、地域の未来のために
投資していこうという会社です。」

兼頭「地域の特産品として、昔から塩の生産地だった
弓削島の塩を販売したりとか、
地域のお年寄り向けのサービスとして、
介護施設への配食や、
高齢者へお弁当の配達などを行っています。
ある程度軌道に乗ったので、
今その「島の会社」は出資していただいた島の皆さんにお預けして、
僕は今観光とかの分野をやり始めたという経緯です。」

今夜の選曲… WE CAN WORK IT OUT / STEVIE WONDER

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2020年05月28日

6月1日から4日は…

株式会社「空と海」代表、兼頭一司さんをお迎えします。
「せとうちHolics」

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1971年愛媛県西条市生まれ。
東京大学経済学部卒業後、東京の大手印刷会社、
そして松下政経塾を経て、2008年に愛媛県弓削島へ移住され、
島の魅力を発信するプロジェクトや地域コミュニティの
再生をテーマに活動されていらっしゃいます。

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2020年05月28日

「のーぷら No Plastic Japan」の活動。洗って使えるストローとは?

nue by Totoyaの広報担当、
ノイハウス萌菜(もな)さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

ノイハウスさんは2018年に「のーぷら No Plastic Japan」を立ち上げています。
ノイハウス「始めたきっかけとしては、私の周りにも
プラスティックゴミが多いとか、
使い捨てのものが多いということに違和感を持っている人、
何か変えたいという人が多かったんですが、
その声を拾えるやり方がないなと感じて、
コミュニティを作りたいなというのがきっかけです。」
noplasticjapan Instagram

ノイハウス「ニュースなどの情報発信や
自分のライフスタイルにできるアイデア等を発信しています。
それ以外にステンレスのストローを使うことで、
1アイテムなんですけど簡単にゴミを減らせるよ、と。
きっかけのメッセージですね。もちろんその後に、
環境に対しての活動すごく色々あるんですけど、
私はその入り口を提供したいなということで、今運営しています。」
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↑『nue by Totoya』で購入したステンレスのストロー
細いものと太いものがあり、付属のブラシで洗うこともできます。

小黒「このストローは、オーダーして作ったんですか?」
ノイハウス「ステンレスストロー自体は海外でものすごく広まっていて、
何回でも繰り返して使えるステンレスが結構人気だと思います。」
小黒「以前日本で、マイ箸ブームってあったんですが、
残念ながら定着しなかった。
のーぷらのこのストローは手応えを感じていますか?」
ノイハウス「都内とかはいろんなお店で使っていただいてまして、
それ以上に『マイストロー』という新しいキーワードですが、
個人の方々が持つようになっているというのは増えています。
ただ、定着しない理由が個人にもありますが、
例えば、使った後でお店側が洗ってくれないとか、
そういう手応えがいっぱいあっちゃうと
使ってくれないのかなと。
雰囲気とかやりやすさはステイホルダーが
作って行かなきゃいけないなと感じています。
でもストローはタピオカブームと一緒に、
グッと上がったかなと思います。」

小黒「大量生産、大量消費、大量廃棄
という問題に真剣に取り組まないと、      
自分たちの生活が立ち行かなくなっていくことに、
気が付いている人は多くいます。
ノイハウスさんは、今後の活動で伝えたいことは?」   
ノイハウス「環境問題って、答えがあるものじゃないと思うんです。
プラスチックがいいのか、紙がいいのかとか
そういうイエスorノーみたいなものじゃないことが多い。
私は出来るだけ考え方というか、
100%いいものがないとしても、
どれが自分の中で1番いいのか考える、とか
という意識を広めていければと思います。
考えたり仲間と議論したりする、その繰り返しが
大事なんだと思っています。」

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「nue by Totoya」
〒151-0053 東京都渋谷区代々木5-60-2(Wonderland内)
今夜の選曲… IF I NEEDED SOMEONE / HOLLIES

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2020年05月27日

手間を省く、ゴミを出さない、無理をしない

nue by Totoyaの広報担当、
ノイハウス萌菜(もな)さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

小黒「nue by Totoyaで購入してきた
数字が印刷された巾着袋があるんですが、
この袋に自分で入れるわけですか?」
ノイハウス「お店のコンセプトをご存知の上で、

お越しいただける方はいろいろな容器を持参いただくんですが、

万が一忘れてしまったという場合は、

お店でもオーガニックのコットンバックを販売しています。

目安で、例えばレンズ豆200gだと
この線までという可愛らしいデザインもあるバックです。
他には、ドネーション瓶という形で置いているのが
コミュニティの皆さんがパスタソースなどを
買った後の瓶…まだ使えるものを
蓋付きでお店に持っていきていただいて
私たちはそれを無料で提供しています。」

小黒「考え方の根本に、ゴミを出さないというのが
根強くあるんですね。」
ノイハウス「それが基本というか。
もちろん、
いろいろな段階でゴミが
出てしまうと思うんですが、
生産者の方々が
包装しなくていいという所で、

時間もお金も節約できますしお店に置くときも、
包装なしで置いていて、
そこの手間なども省けています。

最終的に消費者…例えば瓶にお豆を入れちゃえば、

帰ってきても棚に置くだけというか。
その手間がなく、ゴミが出ないってことは、

生活の豊かさに繋がるのかなってスタッフ全員で思ってます。」

小黒「オーガニックとかノープラスティックというと、

思想的に強制するような流れがあるんだけど、
暮
らしを楽しもうというのがベースにあるんですね?」
ノイハウス「私も個人的に思うのが、無理してやっていても、

自分も嫌だし周りの人も、そこまでしてやりたくないなって、
全然広がらないと思うので、
あくまで自分のライフスタイルに
合った形で
楽しみながら色々試してみたりするのが、

ゼロ・ウェイストという生活に繋がるのかなと
思っています。」

今夜の選曲… MICHELLE / DAVID AND JONATHAN

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2020年05月26日

「量り売り」 の文化…日本と海外の違いとは?

nue by Totoyaの広報担当、
ノイハウス萌菜(もな)さんをお迎えしています。

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小黒「オーガニックだと高いイメージがあるんですけど、
量り売りだとそういうことはないんですか?」
ノイハウス「量り売りが増えることで、私達の仕入れの部分から
もっとどんどん大きな量で仕入れて、
値段が下がるというのが一点あります。
また、今のNue by Totoyaの値段ですと、お塩とかは
普通のお店で買うよりも安いくらいです。
プラス信頼できる生産者と関係があるという意味では、
価値のある野菜にしては安いという理解です。
オリーブオイルもオーガニックのものをお店で買うよりは、
Totoyaで買った方が安いくらいです。
おっしゃる通り、高いっていうイメージはなくしたいなと思っています。」
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↑番組スタッフが購入してきた商品。
左からヨモギのパスタとドライフルーツ各種(マンゴー、パイン等)

小黒「Totoyaのコンセプトに同意した人が、
自分でお店を出したいって思ったら
どんなサポートが受けられるんですか?」
ノイハウス「現在、色々お問い合わせをいただいていて、
すでに食材を販売されているお店ですと
導入がスムーズなんですが、
個人でまだお店もないという方には、
これからオンラインでセミナーなど、
ノウハウを提供するという企画をしています」

小黒「ノイハウスさんが育ったドイツやイギリスでは、
量り売りの文化はまだ継承されてるんですか?」
ノイハウス「そうですね、例えば
野菜とかは選択肢があるというか、
スーパーでも個包装のものもあるし、
バラ売りのもの多いという形です。
日本では例えば、リンゴは全部包まれていて、
選べないというのが残念かなと思っていて。
昔だとお豆腐やお米を買う時に自分の容器を持って
量り売りで買っていたと思います。
そうした昔ながらのものでもあるので、
新しくておしゃれで手が届きにくいものではなく、
量り売りは昔からあるものなんだよ、っていうのは、
思い出す重要なポイントかなと思います。」
小黒「ソトコトを始めた頃、ドイツが1番環境問題に熱心で
ゴミ箱も分類するのに20個くらいあったんだけど、
今はどうなってますか?」
ノイハウス「ドイツも量り売りのお店は増えていて、
日本より一歩先ということですが、お店の数は多いですね。
それがライフスタイルに浸透しているというか、
コンセプト的には普通。パン屋さんに行っても自分の袋に
入れるのが当たり前だし、そこで戸惑いがない。
そういう意味では、意識は浸透しているかなと思っています」

「nue by Totoya」
〒151-0053 東京都渋谷区代々木5-60-2(Wonderland内)

今夜の選曲… THE FOOL ON THE HILL / SERGIO MENDES AND BRASIL'66

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2020年05月25日

量り売りを新しいライフスタイルへ

nue by Totoyaの広報担当、
ノイハウス萌菜(もな)さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

昨年9月に代々木にできた、量り売りのお店「nue by Totoya」とは?
ノイハウス「去年9月にトライアルオープンを始めまして、
12月に公式オープンという形にさせてもらいました。
「nue by Totoya」はモデルショップとして
量り売りのコンセプトを広めるお店です。
売ってる食材は様々なんですが、全てオーガニックで、
全て1gから購入できるコンセプトです。
お客様にできるだけ、容器や入れ物を持っていただいて好きなだけ、
購入いただくシステムになっています。」

ノイハウス「お店は基本日曜日のみの営業ですが、
今、コロナの営業でオンラインでの発送もしていて、
それを金曜日にしていますが、基本は日曜日ですね。
「nue by Totoya」が開いていない時には、他のお店で、
量り売りができるところがございますので、日曜以外は
そちらを利用していただければと思います。」

小黒「お客さんは場所柄どういう人が多いんですか?」
ノイハウス「オンラインで見かけて、来てくれる方も多いです。
その中で学生さんとか、ご家族で来てくれる方とか、
結構幅広いと思います。
代々木公園の近くなので、これ何のお店だろうって、
発見してくださる方もいます。
小黒「リピーターもすでにいるんですか?」
ノイハウス「それこそ、「nue」のコミュニティじゃないですけど、
例えば食材で、このパスタってどうやって料理するんだろう、
って、レシピをシェアしたりして、コミュニティが
出来上がっているのでそれは嬉しいですね。」

「nue by Totoya」
〒151-0053 東京都渋谷区代々木5-60-2(Wonderland内)

今夜の選曲… AND I LOVE HER / BOBBY WOMACK

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2020年05月21日

5月25日から28日は…

nue by Totoyaの広報担当、
ノイハウス萌菜(もな)さんをお迎えします。

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ドイツ生まれのイギリス育ち。
4年前から日本で暮らし、外資系コンサル企業で働きながら、
2018年に「のーぷら No Plastic Japan」を立ち上げ、
ゴミ問題の現状やライフスタイルに関するコンテンツを発信。
代々木にあります量り売りのお店「nue(ニュ)」by Totoya」の広報担当でもいらっしゃいます

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2020年05月21日

大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した「堤清二『最後の肉声』」その取材の裏側とは?

ノンフィクション作家・児玉博さんをゲストにお迎えしています。
▷最新著書『起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡』

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※今回はリモートでのご出演になります。

児玉さんは2016年に月刊文藝春秋で連載した『堤清二 最後の肉声」で
大宅壮一ノンフィクション賞を受賞され、後に加筆し単行本化されたのが
『堤清二 罪と業 最後の「告白」』です。
児玉「壮絶な話で、堤さんがインタビューは最初に
『児玉さん、1回1時間だけ貴方にあげるよ』というところで始まって。
清二さんの中でどういう心持ちの変化があったのか分からないんですけれども、
結局インタビューの回数が7回になり15時間近くになったんですね。
その中で語る堤家の恥部まで全部明らかに話していただきました。
その意味では、息のかかるところで話が聞けたのは本当に幸せな体験で、
身内の人に聞くと、1人の人に7回も会うことなんてなかった、と。
僕は毎回、インタビューが終わるたびに『児玉さん、もう一度やりましょう』
という言葉を聞くたびに嬉しくてたまりませんでした。
でも、なんで会ってくれるんですか?って聞いたら『じゃあ、会わない』って
言われると思って最後まで聞けなかったんですけどね…笑」

小黒「日本のノンフィクション作家の仕事ぶりを見ているとみんなチームで
やっているんですけど、児玉さんは何人くらいでやってるんですか?」
児玉「自分はもう1から10まで1人でやってます」
小黒「そうだよね?それがすごいなと驚いたのね。
それと、誰とは言わないけど、会って気に入らない人のこと、
徹底的に嫌な奴に書いてるよね!
それを皆さん探すだけでも面白いなと、正直な作家だと思います」

今夜の選曲… IF NOT FOR YOU / BOB DYLAN

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