2020年03月18日

魚がもたらす癒し… フィッシュヒーリングとは?

岸壁幼魚採集家の鈴木香里武さんをお迎えしています。

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香里武さんの研究テーマは、フィッシュヒーリング?
これについて教えていただけますか?
鈴木「いろんな要素が魚にあって、
まず一つは色っていうのが入り口になると思います。
色はカラーセラピーとして、昔から研究が進んでいて、
青はリラックスの色、赤を見てると元気になるとか、
そう言う話って昔からあるんですが、
魚の場合はカラフルな色を身に纏っていて、
それがさらに動いていると。生き物であり、
動くカラーセラピーって中々ないかなって、
言うのが一つの要素かなと。
あとは、昔からアニマルセラピーというのも
心理学では研究されているんですね。
例えば、犬と触れ合って癒されるとか、
馬(と走る)、イルカと泳ぐとか、そういうものって
昔から研究されてるんですけども、魚との違いというのが、
距離感かなと思います。例えば犬、家にワンちゃんがいたら、
すごい癒されると思うんですね。ただ、ものすごく疲れていて、
犬と遊ぶのもしんどいなって時でも、犬はワンワンと来る。
そういう時は逆に疲れちゃったりするかもしれない。
でも、魚の場合は、関わりたい時は餌あげたら寄ってきてくれるし、
懐いてくれるけれども、関わりたくない時は
インテリアになってくれるんですよね。水の世界を生きていて、
こっちは空気の世界って、全く違う世界を生きている。
でも、距離は近い、でも、間にはガラス面というバリアがあるという。
近くて遠いという絶妙な距離感が押し付けがましくない
癒しなのかなとすごく今注目してます。」

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自宅のメイン水槽

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シイラ幼魚

今夜の選曲:GROOVIN' / YOUNG RASCALS


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2020年03月17日

著書『わたしたち、 海でヘンタイするんです』

岸壁幼魚採集家の鈴木香里武さんをお迎えしています。

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鈴木さんの著書『わたしたち、
海でヘンタイするんです』こちらは?
鈴木「小さいお子さんにも楽しんでもらうために、
イラストの要素をすごく大事にしています。
友永たろ先生という僕の大好きな
イラストレーターさんが書いてくださっています。
変態ということで、魚の成長過程を追っていくんですが、
この瞬間! みたいな写真ってそんなになかったりするんですよね。
そういう幼少期の姿だったりとかを、
わかりやすく図解するっていうところを
すごく大事にしているので、オールカラーにしています。」

この本で、一番の変態ぶりはなんですかね?
鈴木「身近な生き物で意外と知られてないミズクラゲですね
クラゲっていうと、フワフワ漂っているような
イメージがあるんですけど、幼少期のクラゲの
一番最初は卵みたいに蠢く。1ミリないくらいのサイズで、
最初は卵みたいなものが蠢いていまして、
それが、岩にくっ付くと植物みたいに生えるんですね。
ポリプって呼ばれるものが生えてくると、
小さい頃のクラゲが岩から生えてるってこと
自体もあんまり知られてないんですけど、
そのポリプっていうものが、クローンを増やして
それがあのある日、動き始めるんですね。
先っちょのポコっと取れたものが泳ぎ始めるっていう。
物凄い進化…変態をしていくんですね。」

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ミズクラゲ

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岸壁採集の様子

今夜の選曲:GROOVIN' / YOUNG RASCALS

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2020年03月16日

岸壁幼魚に魅せられた採集家の活動とは?

岸壁幼魚採集家の鈴木香里武さんをお迎えしています。

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香里武さんは本名?
鈴木「本名なんです。元々は両親が、
海の名前つけたいって思っていたらしいんですけど、
実は“香里武”って名前を付けてくださったのは、
明石家さんまさんなんですね。」

肩書の「岸壁幼魚採集家」とは、具体的にいうと、、、?
鈴木「僕が幼少期からずっとやっている
ライフワークなんですが、普通のタモ網ですね。
釣具屋さんで売ってるようなタモ網とバケツだけを持って、
漁港に行きまして、漁港の港の海面に浮かんでいる幼魚たち、
魚の赤ちゃんたちをひたすら探しては掬い観察する。
言ってみれば、壮大な金魚掬いみたいなもんなんですが、
これをずっとやっています。で、これを専門に
やっている人があんまりいないんですね。
岸壁採集というジャンルがある中で、
僕は幼魚に特化しているということでこんな肩書きになりました。」

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活動の様子

今夜の選曲:IF YOU KNEW / YOUNG RASCALS

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2020年03月12日

3月16日から3月20日は

岸壁幼魚採集家の鈴木香里武さんをお迎えします。

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1992 年 東京生まれ、
学習院大学大学院 人文科学研究科の博士前期課程修了し
「岸壁幼魚採集家」として生き物を観察・記録され、
また「海あそび塾」の塾長を務める他、
メディア・イベント出演、執筆活動や、
水族館の館内音楽、魚の見せ方に関する
プロデュースなどを行っていらっしゃいます。


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2020年03月12日

東日本大震災から9年、今感じる課題とは?

NPO法人カタリバ 代表理事の今村久美さんをお迎えしています。

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2011年の東日本大震災から9年、
今、どんな課題があると感じられていますか?
今村さん「今は現地のメンバーに任せて、
遠方から支援という形でということにしているのですが、
年に4回ぐらいは女川町や大槌町に行くんですね。
その都度感じるのが、建物がすごく綺麗で、
たくさん建ったなと思うんです。ここまで来たなと。
ここまでは街のために、地域のために、復興のために
ということでみんながみんなのために復興を志して来たんだと思います。
だけど、子どもたち中には我慢をして来た子たちもいるんですね。
もうちょっとわがままになっても良いんだよ! ということを
メッセージとして伝えることも徐々に増えて来ています。
「みんなのために」言い過ぎて、
いい子になり過ぎている傾向も見られる時もあります。」

今村さん「そんな中で、ここからは一人ひとりがどんな形で
街が変化すれば復興したと言えるのかを
自分の言葉で語る時がそろそろ来てもいいんじゃないか思います。
もう始めている子もいますが、もっと始めていかないと
地域全体の力になっていかないんじゃないかと。」

今夜の選曲:I'VE GROWN ACCUSTOMED TO HER FACE / JAMES TAYLOR

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2020年03月11日

福島の新たな公立学校とコラボレーション

NPO法人カタリバ 代表理事の今村久美さんをお迎えしています。

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2017年度からは、福島県の双葉郡にある
公立高校とコラボレーションされています。
これはどんな内容だったのでしょうか?
今村さん「福島県の沿岸部では
帰宅困難地域は封鎖され、休校状態にしないと
いけない学校がたくさん出たんですね。
今もそこは休校状態になっているんですが、
その時に町村の教育長の皆さんが集まって、
今までできなった教育を作り上げるような
新しい学校を作ろうと皆さんで話し合われたんです。
それで作られたのが、ふたば未来学園という福島県の
広野町に作られた学校です。広野町というのは放射線量の
数が東京レベルなので、安全な場所という
科学的な根拠も持って、校舎を建てました。
ここの生徒は避難経験のある子たちで、
家族や地元に戻りたいとという思いを持った子たちが、
ふたば未来学園で寮生活しながら通っています。」

今夜の選曲:AS EASY AS ROLLING OFF A LOG / JAMES TAYLOR

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2020年03月10日

様々な教育支援を行うカタリバ、一人一人から生まれるマイプロジェクトを紹介!

NPO法人カタリバ 代表理事の今村久美さんをお迎えしています。

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教育支援を行うカタリバにはどんなプロジェクトが?
今村さん「最初は私たちの居場所に来ていた、
お母さんのいない家庭の子だったんですが、
勉強や学力的には苦手で、順位とか下の方で自信も
ないという子でした。その子は最初、学習支援を
受けるためにカタリバに来ていたんですが、
高校生になった時にカタリバのプログラムで東京に
連れて来たことがあり、夜に東京の夜空を見上げたんですね。
その時にその子が「私にもできることが見つかった!」って言ったんです。
その子はずっとたくさんの方々からの支援を経験しながら、
自分もそっち側になりたいという思いが膨らんでいたと。
で、何ができるかなと考えた時に、東京には星がないことに気づいた、
でも大槌町には街灯がなくなっていて、星ばっかりだったんです。
東京の人は星を見たことがない。
なので例えば、大槌町の星空を解説しながら、
星のガイドするというプロジェクト始めたんです。」

今夜の選曲:MY BLUE HEAVEN / JAMES TAYLOR


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2020年03月09日

NPO法人カタリバ発足のきっかけ

NPO法人カタリバ 代表理事の今村久美さんをお迎えしています。

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今村さんが大学在学中に始められた「カタリ場」、
こちらの活動について教えていただけますか?
今村さん「私は岐阜の田舎から出てきたんですが、
大学入学と同時に関東に引っ越しをして生活を始めました。
うちの家系、家族、親戚見ても大学に進学したというのが
私が初めてだったんですね。そういう人のことを
ファーストジェネレーションと言うらしいんですが。
大学生になっていろんな人と出会って生活をしていく中で、
教育投資をされて大人になった人と、そうではない人が
いるんだなとか、自分がした経験を周りの人はしてこなかったんだなとか、
人によって経験してきたことが違うんだなということを大学に入って
まざまざとわかったんです。育った環境によって、受けられている
教育投資などにも違いがあるんだということを前提に、
そして、家族の支援は前提としない、
教育支援の形を作っていきたいと思いまして、
NPOを大学を卒業する時に作りました。」

今夜の選曲:YOU'VE GOT TO BE CAREFULLY TAUGHT / JAMES TAYLOR

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2020年03月05日

3月9日から3月12日は

NPO法人カタリバ 代表理事の今村久美さんをお迎えします。

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1979年岐阜県生まれ。
慶應義塾大学環境情報学部に在学中の2001年
高校生のためのキャリア学習プログラム
「カタリ場」を開始、2006年に法人格を
取得されました。現在、東日本大震災の被災地など
全国各地で子どもの教育支援活動を行っていらっしゃいます。

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2020年03月05日

ファッションと教育

ファッションデザイナーで、
うるとらはまいデザイン事務所代表
浜井弘治さんをお迎えしています。

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地元ではワークショップなどもやれている?
浜井さん「実は5回ほどワークショップをやっていまして、
いろんな面白い場所でやりました。カフェやギャラリー、
あとは本屋と打ちっぱなしのゴルフ場、高校などでもやりました。
高校では、みんなでオリガミ・ソウイングを作ったんです。
今の10代の子って「かわいい」ってよく言うと思うんですが、
その「かわいい」と言うのを理屈で説明してみたいと思ったんです。
漠然とみんな「かわいい」とか「美しい」とか言うんですが、
そこには必ず理屈があるはずだと。プロになるのは理屈が必要に
なってくると思うんですよね。単に感性だけでやっていくと、
いずれ行き詰まる。でもそこに理屈がわかれば、何度もその概念で、
「かわいい」や「美しい」を生み出すことができたり、
今自分が考えている「かわいい」や「美しい」を
自分で分析できると思っていたんです。
(ゆくゆくは教育とかも考えている?) そうですね。
広い意味でになってくると思いますが、
教育ツールみたいなのは作ってみたいですね。」

今夜の選曲:MESS AROUND / ORCHESTRA HARLOW

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