2009年01月08日
アウトドア落語家と呼ばれて…
人を介して野田知佑さん、夢枕獏さんとも知り合いになり、カナダのユーコン川をカヌーで3人で下ったりもしていらっしゃいます。この旅があまりにも面白くてしゃべらずにはいられなくなり、写真を紹介しながらただただしゃべるというライブをおこない、しかもDVDにもなっています! |
人を介して野田知佑さん、夢枕獏さんとも知り合いになり、カナダのユーコン川をカヌーで3人で下ったりもしていらっしゃいます。この旅があまりにも面白くてしゃべらずにはいられなくなり、写真を紹介しながらただただしゃべるというライブをおこない、しかもDVDにもなっています! |
「落語はプリミティブ!物を使わずに一人で出来る。体から発せられる最小限の表現が魅力的」と林家彦いちさん。
彦いちさん曰く、落語を見に行って面白くないと思ったら、それはやってた落語家が面白くないそう。落語が面白いとか面白くないとかじゃなくて、落語家がどうなのか。だから、一度だけじゃなく、何度も見に行ってほしいんですって。
今夜の選曲: ONLY LOVE CAN BREAK YOUR HEART / NEIL YOUNG
林家彦いちさんの出身地は鹿児島。鹿児島は「男子、笑うべからず。3年に一度、顔半分で笑うべし」なんだそうで、お笑いという文化があまりないらしい…。しかも彦いち家はTV禁止だったそうで、彦いち少年の娯楽は小説。筒井康隆や星新一、小咄集も好きだったとか! |
彦いち少年のしゃべりの原体験は、おじいちゃん。なんてことない描写をおもしろおかしくしゃべる天才で、親戚があつまったときなどは「みんなおじいちゃんがしゃべるから、だまっておいて〜」と思ったくらいだったそうです。 |
今夜の選曲: OHIO / NEIL YOUNG
落語家の林家彦いちさんは前座のころから新作落語を作りはじめていらっしゃいます。年間10本つくって1本残れば上出来なんだそうで、新作落語を残すことはそんなに簡単にはいかないとおっしゃっています。
そんな中、春風亭昇太さん/柳家喬太郎さん/三遊亭白鳥さんの4人で、SWA(創作話芸アソシエーション)を結成、新作落語の発表会などをされているそうです。
今夜の選曲: CINNAMON GIRL / NEIL YOUNG
落語家の林家彦いちさんです。
落語の楽しみ方、アウトドア落語、カヌーや世界の旅のお話など、たっぷりお話いただきます。お楽しみに!
■■林家彦いちさん■■
1969年鹿児島県出身。89年国士舘大学文学部中退後、林家木久蔵門下へ入門。前座名を「きく兵衛」とし、翌90年池袋演芸場にて初高座。93年二つ目に昇進し、現在の「彦いち」と改名。2002年に真打昇進し、現在までに「林家彦六賞「彩の国落語大賞」など、数々の賞を受賞。また、旅、畑、執筆など、落語以外の活動も盛んに行っていらっしゃいます。
最後に、2009年の福岡さんの目標を伺いました。 「例えばフェルメール。まだ見つかっていないものもあるので、そういった古くて新しいものを探したい」。 |
2009年は「水」…限られた真水をどう配分して行くか大事な問題になってゆくだろうと、福岡伸一さん。 |
そして「Think Globally, Act Locally」地球全体を考えつつも行動は自分の身の回りから始めようという考えがありますが、でも今は「Think Locally, Act Globally」になってしまっていることが懸念されているとも。グローバリゼーションによっていろいろなやり方が地球全体を覆っているのに対し、考えることは身の回りだけになってきているそうです。 |
今夜の選曲: MONA / BO DIDDLEY
福岡伸一さんには、毎回年末に「今年一年のロハスな本」を選んでいただいています。
ちなみに2006年は「わたしを離さないで」カズオ・イシグロ著
2007年は「針の上で天使は何人踊れるか」ダレン・オルドリッジ著
そして、2008年は…
「銀むつクライシス」G・ブルース・ネクト著
今年読んだ本の中で、一番、血湧き肉踊った一冊なんですって。
今夜の選曲: ROAD RUNNER / BO DIDDLEY
今年のはじめ、福岡さんはこのロハストークで「二酸化炭素排出権取引の次は、メタンの取引が行われる」と予測していましたが…これはハズレ!メタンの方が二酸化炭素より温室効果が高いという意識が高まっているものの、まだ取引対象にはなっていないそうです。ちなみに日本は京都議定書の約束に間に合わない状況で国内の節約だけでは無理。そこで外国から7000万円規模で排出権を買わないといけないそう。 |
また、10月に発売された「できそこないの男たち」も好評。こちらは「やっぱり男はできそこない」という内容のようです。生物体として女性の体からできた模造品にすぎないけど、そこには救いがあって、ただ遺伝子を運ぶためだけに作られているけど、それだけのために活きているのではない、遺伝子は自由であれ…そういうことを書きたかったのだとか。文章の説明は難しいので、ぜひみなさんの目で読んでみてください! |
ペリファンさんから日本のみなさんへのメッセージ。 『いつやろう、ではなく、今すぐにはじめてみてください!思いもしないようなことがどんどん広がって行きますから。人生が変わると思います。すぐにはじめて下さい!』 |
ペリファンさん曰く「友達は自分で選べる。お隣さんは選べない、たまたまそこに住んでいるだけ。だからこそ知り合うために努力すれば、次へのステップにつながります。遠くに住んでいる友達よりも、いざというと奇異はお隣さん。お願い出来る人が隣にいるということは、気持ちが楽にもなります。」 |
毎年5月の最終火曜日に開催する、年に1回の大イベント。同じ建物や近所に住んでいる住民同士が全員食べ物を持ち寄ってワイワイガヤガヤパーティーを楽しみます。 |
隣人祭り発起人のアタナーズ・ペリファンさん、
そして、ジャーナリストの南谷佳子(みなみたにけいこ)さんです。
ヨーロッパで800万人が参加するという“隣人祭り”についてたっぷりと伺います。
小黒さんがいいました。「寿司は東京っていうけど、どうなんですか?」
貝塚さんは答えます。「やっぱりシャリが違います。関西は押し寿司やバッテラ。シャリを炊くときに昆布で出汁とって甘酢。甘いのが苦手な人もいますからね。」
今は一人で店を切り盛りされている貝塚さん。やはり自分の後継者は欲しいそうです。でも、すぐにみなさんやめてしまうそうで…。3〜4年で最高の基礎を教えられるのになぁとのことでした。 |
今夜の選曲: STRANGER IN PARADISE / TONY BENNETT
神楽坂の寿司店、贔屓の貝塚孝雄さんに質問。好きな寿司ネタは何ですか?答えは「鉄火巻き」でした。「鉄火巻きを考えた人は天才だなぁって思う。海苔とワサビが絶妙」なんですって! 贔屓の魚のこだわりは「海外もの、冷凍物は使わない。高いとか産地じゃなくて、そのときに一番いいものを使う。」。そうじゃないと、貝塚さんご自身が納得いかないんだそうです。 |
今夜の選曲: I LEFT MY HEART IN SAN FRANCISCO / TONY BENNETT
貝塚さん曰く「魚河岸の魚。何年か前からおかしいな…。」と思っているそうです。何が変なのか。
とくにこの一年、魚が全体的に減ってきていて、質も落ちているそうです。とくに顕著なのは…
<鮭>
去年の三分の一しかとれないとか。これは水温が高いためか川に戻らないのが原因
<さわら>
西日本の魚だったのに今は青森でも。水温の上昇
<貝類>
移動出来ないので住む場所の汚染被害を一番受ける。海のセンサー。10年前から変化が
贔屓のカウンターでは「おいしい魚が食べられて幸せな時代。これからは本当に変わってしまうかも。」という会話もされているそうです。
今夜の選曲: COLD,COLD,COLD / TONY BENNETT
神楽坂の寿司店、贔屓の貝塚孝雄さんは18歳で寿司職人の道へ入られています。高校卒業間際になって、まだ就職先が決まっていなかった貝塚さん。先生から、学校に募集に来ていたお寿司屋さんを紹介され、そこに入ったそうです。場所は東京。住み込みで働き、親父さん/おかみさんと呼び、基本を徹底的に教わったとか。見ているしかない最初の頃に、あの味を覚えるにはどうしたらいいのだろう…など、沢山のことを考え、それが後に活きてきたんだそうです。
もともと不器用だった貝塚さん。最初は魚もうまくさばけないし、包丁も研げなかったそう。でも負けず嫌いで猛練習。努力するから不器用なひとほど寿司屋に向いているのかな…とおっしゃっていました。
今夜の選曲: IF I RULED THE WORLD / TONY BENNETT