2008年12月15日

神楽坂の隠れた名店

贔屓は神楽坂の路地裏にあります。ごくごく小さな看板だけで暖簾はかかっていません。最初に来る方は、必ずと言っていいほど迷ってしまうそうです。座席数は8席。すべてを貝塚孝雄さんお一人でなさっているそう。 hiiki.JPG

kaiduka-mon.JPG 神楽坂にお店を構えて15年。昔は三味線の音がしたり、芸者さんが歩いていたりという風景があったそうですが、今はマンションが増え人口も増え、とくに土日の観光客がすごいとか。15年…神楽坂の街は変化しましたが、贔屓の味は変わりません。


今夜の選曲:RAGS TO RICHER / TONY BENNETT

2008年12月12日

12月15日から19日までのゲストは

神楽坂の寿司店、贔屓(ひいき)の貝塚孝雄さんです。 

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■■貝塚孝雄さん■■
1960年生まれ、茨城県の出身。高校卒業後18歳の時に寿司の世界に入り、東京で4年修業後、ニューヨークへ。帰国後、会員制のお店やホテルの寿司部門に勤務。1993年神楽坂に「贔屓」をオープン隠れた名店として多くの食通に愛されています。

2008年12月12日

お気に入りの本

小泉今日子さんは、読売新聞の書評を丸4年担当されています。いろんな人が手に取りやすい本を選んでいるそうで、その影響力は絶大的。小泉さんが選ぶ=売れるとか。

そんな小泉さんの好きな本は、沢村貞子さんの随筆。沢村さんの生き方、生活の仕方が素敵だなぁと思っているの出そう。実際、本に載っていた梅酢とかを作ったりしたこともあるようですよ!


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2008年12月11日

お酒は程々に…

小泉今日子さんのニューアルバム「Nice Middle」の中の曲「小泉今日子はブギウギブギ」ではずいぶんと楽しい、お酒好きの女性像を歌っています。これは30代の小泉さんそのものなんですって。作詞はELVIS WOODSTOCKことリリー・フランキーさん。タイトルと曲が先に出来ていて、それに最初はご自身で作詞をしようと思ったそうですが、自分で作るとどうしても甘くなるか自虐的になってしまう…ということで、小泉さんの酔っぱらった姿を数々見ているリリーさんに依頼したんだそう。 なお、酔っぱらうのはもう飽きたそうで(笑)、40代に入りお酒はほどほどになったんですって。
子供の頃から粗食で割と自炊が多いという小泉さん。お米を作っている友達も多く、頂いたりするんだそう。昔、レイブパーティとかで知り合った友達が、無農薬でお米作り…どんどんそういう思考になってきているそうです。 kyon2-thu.JPG
今夜の選曲: 小泉今日子はブギウギブギ / 小泉今日子 

2008年12月10日

家、大好き!

本当に出不精という小泉今日子さん。30歳を過ぎた頃から家にいることが多くなったとか。
猫(小雨ちゃん)との生活。猫がいるだけで、生活に少し秩序が生まれるんだそう。ご飯をあげる時間とかね。自分と違う生き物の体温や息を聞いている暮らしって素敵…と、幸せそうな笑顔でお話しされていました。

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今夜の選曲:THEM THERE EYES / CARMEN MCRAE

2008年12月09日

アラフォーよりもナイスミドル!

小泉今日子さんのニューアルバムのタイトルは「Nice Middle」。最近はアラフォー(アラウンド40)という言葉が流行っていますが、小泉さんはアラフォーはあまり好きじゃないんだそうです。「アラフォーって、ちょっと輝いていていなくちゃイケナイっていう意味もあるような気が…。でも実際は疲れているし、忙しいし、くたびれていると思う。そんなとき、昭和の扉を開いたら”ナイス・ミドル”っていう言葉があるじゃない!」と気付いたのだそう。切なさや、ちょっとくたびれたカンジもちょうどいいと思ったんですって。

kyon2-tue.JPG ちなみに…小泉さんが番組の中で大好きな本と言っていたのは、アイザック・ ディネーセンで「アウト・オブ・アフリカ」です。


今夜の選曲:WHEN I WAS YOUNG / CARMEN MCRAE

2008年12月08日

音楽活動再開!

小泉今日子さんのニューアルバム「Nice Middle」が11月26日に発売されました。 コンセプトはずばり「アイドル・ポップス」。音のコンセプトも考えていたそうですが、ずっと歌ってきたアイドル・ポップス…それがコンセプトじゃん!とひらめき、バラエティに富んだ曲を集めたアルバムにしたんだそう。
藤原ヒロシさん、TOKYO NO.1 SOUL SET、リリー・フランキーさんetc…個性派アーティストが多数参加。みんな小泉さんの20年来のお友達で、小泉さん曰く素敵な中年を集めて作ったそうです。 kyon2-mon.JPG
今夜の選曲: INNOCENT LOVE / 小泉今日子

2008年12月05日

12月8日から12日のゲストは

小泉今日子さんです。
ニューアルバムのお話、猫との暮らし、読書のお話など、プライベートなお話をたっぷりとうかがいます。
お楽しみに!

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2008年12月05日

ロンドンで出会ったミカバンド・ファン

1972年に結成したサディスティック・ミカバンドは、日本のバンドとして初めてイギリスツアーをしたという華々しい経歴がありますが、日本よりもむしろイギリスで評価が高かったそうです。
加藤和彦さんが先日、ロンドンに行ってタクシーに乗ったとき、運転手さんが「あたな日本人?ミカバンド知ってる?僕、ミカバンドのドラムの高橋幸宏さんに憧れてドラム始めたんですよ〜」と言われたんですって。それがとても嬉しかったそう! IMG_2687.JPG
今夜の選曲: LOTUS AVENUE / VITAMIN-Q

2008年12月04日

ロールスロイスを買いにロンドンへ

加藤和彦さんと故影山民夫さんは大の仲良しでした。なぜか背格好も似ているとか…。昔々、ロールスロイスを買うためだけに、2人でロンドンに行ったことがあるんですって。お金持ちが乗る車なだけに、お店も高級感たっぷり。そこで加藤さんはご主人、影山さんは”ひつじ”になりきって、ロールスロイスを購入したんだとか!
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今夜の選曲:DANCE AWAY / ROXY MUSIC

2008年12月03日

新人です!

vitamin-q.jpg 加藤和彦さんが新バンドを結成されました。バンド名はVITAMIN-Q featuring ANZA。サディスティック・ミカバンドの再々結成が終わって「単純なROCK BANDがやりたいね〜」と小原礼さんとしゃべっていたら、そこに屋敷豪太さん、土屋昌己さんとも意気投合。で、男4人じゃむさいので、モデルもやっているANZAを加藤さんが連れてきた…という流れなんですって!
1960年代後半〜70年代初期のロンドンは面白くて、ミュージシャンがかっこいい時代。そんなROCKが一番格好良かった時代へのオマージュなんだそう。たしかに、新しいけど懐かしい…そんな音楽です。 IMG_2675.JPG
今夜の選曲: スゥキスキスゥ / VITAMIN-Q

2008年12月02日

世界が認める日本人が作る外国料理?

世界各国に知り合いのいる加藤和彦さん。日本に来た外国人が決まって言うことは「日本人が作る外国料理は質が高い」。実際、すごい技術だと加藤さんも思われるそうです。でも実際は、本物ではないとも。
たとえば、京都の料理さえ東京では作れません。京都の魚/野菜/水…東京の市場では手に入りません。運ぶしか方法がありません。そういう意味では、本物のフランス料理を日本で作るのは難しいということ。でも、日本人はアレンジするのが上手なので、日本流の外国料理は素晴らしいのだそうです。 IMG_2673.JPG
今夜の選曲: EDITIONS OF YOU / ROXY MUSIC

2008年12月01日

ASIA IS ONE!

IMG_2669.JPG 現在休刊中の雑誌「わーずわーす」の編集長をつとめる加藤和彦さん。アジアからモノを見よう!というテーマの月刊誌ですが…そもそも加藤さんがアジアに興味を持ったのは20代。それまではロンドンばかりだったそうですが、タイやベトナムなど発展途中で混沌とした雰囲気が好きだったとか。
そしてもう一つ。仏教系の大学に行っていたこともあって、岡倉天心の本「アジアの覚醒」の冒頭の言葉『ASIA IS ONE!』に感銘をうけたんだそうです。 IMG_2671.JPG


今夜の選曲: THE QUEEN OF COOL / VITAMIN-Q

2008年11月28日

12月1日から5日のゲストは

今週のゲストは、音楽プロデューサーの加藤和彦さんです。
世界とアジアと日本、新バンドVITAMIN-Qの話など、たっぷりと伺います。

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■■加藤和彦さん■■
1947年生まれ、京都市出身。龍谷大学在学中に、ザ・フォーク・クルセダーズを結成。67年に1年間限定でプロデビューし「帰って来たヨッパライ」が史上初のミリオンヒットとなる。72年には、サディスティック・ミカ・バンドを結成し世界進出を果たす。解散後はソロ、作曲家、プロデューサーとして活躍するほか、映画、舞台、歌舞伎など活動の場は多岐にわたっていらっしゃいます。

2008年11月28日

こだわりは紙

今は、ほとんどの写真をデジタルカメラで撮っているという三好和義さん。大きくのばしても奇麗だし、例えばお堂の奥の暗い部分など目で見えないところまで写せるのがデジタルカメラのいいところなんだそう。
だからこそ、今のこだわりは紙/プリント。和紙やデッサン用紙、屏風にも印刷したことがあるんですって。
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今夜の選曲: FLY ME TO THE MOON / FRANK SINATRA

2008年11月27日

仏像の写真も撮っています

撮影の旅で世界をまわっている三好和義さん。外国から帰ってきて、久しぶりに温泉でも行くか!と出かけるのは、箱根の強羅温泉。特にお気に入りは「強羅花壇」だそうで、女将さんが毎年作る新しい部屋が楽しみなんですって。
6月に日経おとなのOFFから発売された「美仏巡礼」は、タイトル通り仏像の写真集。デジカメの機能をフルに発揮し、薄暗い自然光やロウソクの火だけで撮影。あるがままの雰囲気を伝えられた…そんな神秘的な写真です。来年4月には銀座和光で写真展も企画されています。 miyoshi-thu.JPG
今夜の選曲: THE BEST IS YET TO COME / FRANK SINATRA

2008年11月26日

故郷の写真を撮る理由

今年4月に写真集「中国世界遺産」を出された三好和義さん。2002年から5年間にわたって撮影した、中国の世界遺産35件が掲載されています。
日本文化のルーツの一つでもある中国には、もともと興味があり、いつか訪ねてみたい地だったそう。日本で調べても調べきれないことが多く、現地に行ってはじめてビックリすることが多く、まだまだ撮りきれていないとも。

故郷:徳島の写真を10年以上撮っているそうで、この夏も阿波踊りを撮影されたとか。徳島に帰ると自分の基準が見えて、それがあってこそはじめて世界の面白さもわかるそう。徳島では子供たちに写真を教えているそうで、あらためて写真の面白さを認識しているんだとか。

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今夜の選曲: THE GIRL FROM IPANEMA / FRANK SINATRA

2008年11月25日

好きな風景を求めてどこまでも

三好和義さんは、のんびり楽園の写真ばかり撮っているようなイメージですが…いえいえ、そんなことはありません。キリマンジャロでは飛行機のドアを外して空撮、サハラ砂漠では野宿しながら撮影の旅、南極にも行ったとこがあるそうです。
miyoshi-tue.JPG 「一生は短い。自分が好きなもの・撮りたいものを自分にわがままに撮って行きたい」と三好さん。自分が好きなものを追いかけて仕事として成り立っている人は少ないだけに、感心する小黒編集長でした。
今夜の選曲: MOONLIGHT SERENADE / FRANK SINATRA

2008年11月24日

ルーツはバナナ!?

写真家の三好和義さんと小黒編集長は古〜いお付き合い。三好さんが20代前半の頃に、小黒編集長がいたブルータスで仕事をしたのが始まり。一緒に海外への撮影にも出かけたとか。
なぜ三好さんは楽園を撮るのか?そのルーツは、徳島の家業「バナナの輸入業」にあるようです。バナナ→南国→楽園・・・実際、三好さんの写真は黄色がポイントになっていることが多いとか! miyoshi-mon.JPG
今夜の選曲: THE GOOD LIFE / FRANK SINATRA

2008年11月21日

11月24日から28日のゲストは

写真家の三好和義さんです。
水平線のフォトグラファー、美仏巡礼、そして、写真の今…たっぷりと伺います。

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■■三好和義さん■■
1958年生まれ、徳島出身。高校生のとき銀座ニコンサロンで初個展を開いて以来、多数の写真展を開催。1981年、東海大学文学部広報学科卒業後、株式会社「楽園」設立。1985年、27歳のとき写真集「RAKUEN」が木村伊兵衛賞を受賞。2004年、藤本四八写真文化賞を受賞。世界各地で「楽園」をテーマに撮影を続け、その写真集は男女問わず幅広い人気を集めています。



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