2009年09月02日
美しいフラミンゴの意外な真実!匂いが…
フラミンゴが飛んでいるシーンの撮影はいろいろな方法がとられたそうですが、ナトロン湖は塩の平原(塩水)で水質が重たいから水面が揺れることが少なく、ホバークラフトで行ったそう。 |
今夜の選曲: FRAGILE / STING
フラミンゴが飛んでいるシーンの撮影はいろいろな方法がとられたそうですが、ナトロン湖は塩の平原(塩水)で水質が重たいから水面が揺れることが少なく、ホバークラフトで行ったそう。 |
映画「ディズニーネイチャー フラミンゴに隠された地球の秘密」は自分のキャリアのハイライトになる映画だったと、監督のマシュー・エバーハードさん。塩の平原だったり暑かったり…過酷な環境での撮影だったけど、そういった経験が全て報われるような、本当に価値のある撮影が出来たそうです。
中でも一番大変だったのが、フラミンゴに近づくこと。塩の平原に巣を作るということは、的から身を守るということ。フラミンゴは距離を感じると飛び去ってしまうそう。そこでホバークラフトやかんじきを履いて近づいたり、隠れ小屋からロングレンズを使ったり…。長い時間をかけてゆっくりと。結果、誰も撮影したことのない映像を撮影することが出来たのだそうです。
今夜の選曲: SHEBA / MIKE OLDFIELD
「より多くの方に観ていただきたい」とマシュー監督。野生動物の在り方を理解/認識していただけることによって、それは環境保護にも繋がるからとおっしゃっています。 |
この作品は、ディズニー映画の環境や自然にスポットを当てた新レーベル:ディズニーネイチャーの第1弾。なぜ映画なのか?テレビだと制約がありすぎて科学的すぎるからだそう。まるで生物学の授業を受けているようだとも。自然はそうじゃなくて、もっと壮大で叙事詩的、映画の方がそういったことを感じることが出来るからなんだそうです。 |
公開中の映画「ディズニーネイチャー フラミンゴに隠された地球の秘密」の監督、マシュー・エバーハードさんです。
俳優の時任三郎さん。フジテレビの手塚治虫生誕80周年記念番組「ジャングル大帝」で、初めてアニメの声優に挑戦されたそうです。作柄はパンジャ(親ライオン)。自分の見ていたアニメで、子供の頃はレオ目線で見ていたそうですが、今回はパンジャ目線で感情移入をしたので、新鮮だったとか。放送は9月5日(土)午後9時〜です。
これからの時任さん。行ったことの無い場所に行きたい!とのこと。自分の目で見たいんだそうです。ちなみに今まで、南米/ロシア/南極以外はほとんど訪れたことがあるそうです。
今夜の選曲: BRING IT ON HOME TO ME / ANIMALS
時任三郎さんは昨年、J-WAVEのスペシャル番組「Blue Planet」の取材で、カナダのジョンストン海峡に浮かぶハンソン島に行かれました。長年、オルカの研究をしているポールスポング博士にお会いになったそうです。
また、ハンソン島ではCMT研究者にも会われたそうです。CMTとは…Culturally Modified Tree。先住民の知恵で、木を殺さずに利用する方法。上手に削ぎ取って木材として利用し、木は存続。切られた木はダメージを受けて成長が遅くなると思いきや、がんばらなくちゃって成長が早くなるんだそうです。共存しながら自然の恵みを得ていく…すてきな方法ですね。
今夜の選曲: BOOM BOOM / ANIMALS
小学生の頃は自転車好きだったという時任三郎さん。地図を持たないで行けるところまで行って戻ってくるという小旅行を繰り返していたとか。その延長線で、大学生の頃、四国を4分の3くらい自転車で旅をしたそう。テントを持ってキャンプをしながらの旅。一人旅が好きなんだそう。
そんな時任さんは、大学に入ったときに初めてお芝居を体験。いつも「今しか出来ないこと、今やれること、今やるべきことは何だろう」ということを考えている時任さん。それまではデザインの勉強をされていたそうですが、大学で芝居サークルの舞台を観て、デザインは媒体を通して表現するけど、芝居は自分の体を使ってダイレクトに表現する…そのストレートさに感動したそうです。
今夜の選曲: I'M A MAN / SPENCER DAVIS GROUP
そんな海外で大自然と向き合った経験から得たものは…自然を相手にしていると生命力が湧いて来るそう。ずっと都会の中で仕事をしていると忘れがちな感覚。カナダをシーカヤックで1ヶ月旅したこともあるそう。危険をはらむ旅…生きなきゃイケナイという野生の本能からか?生きるエネルギーが湧いてきたそうです。 |
時任三郎さんは1992年に雑誌「ターザン」の取材でケニア動物保護地区へ行かれていらっしゃいます。小黒編集長経営のムパタサファリクラブへも行かれたとか。当時の記事に「ジープで動物を追いかけて写真を撮るのはどうか」と書かれていらっしゃいますが…今もそれは変わっていないようで、遠目でいいとおっしゃっています。このアフリカ旅行で、自分が撮影した一番気に入っている写真が、大草原の中にキリンが一匹いる風景。ちょっと遠景からの写真は絵的に面白いとのこと。
時任さんとアフリカとの接点という意味では…なんと任天堂ゲーム機「Wii」による動画配信「Wiiの間」で、「自然 Wiiテレビ・動物たち」のナレーションを担当されています。ケニアの動物たちを紹介した10分番組で、今のところ10本の番組を担当されているそう。ちなみに第1話は「アフリカゾウたち」とのことです。
今夜の選曲: GIMME SOME LOVIN' / SPENCER DAVIS GROUP
俳優の時任三郎さんです。
大自然、旅、ポリシー、そしてお仕事の話まで、たっぷりとお伺いします。
11歳の女の子のお母さんでもある田中律子さん。娘さんはすでにダイビングライセンスを取得していて一緒に潜っているんですって!今は月に1〜2回も沖縄に行っているという田中さん、夢は沖縄移住なんだそう。
田中さんは、娘さんとの食事の時間を大切にされているとのこと。一日何があったか話したり…。もちろん食材にも気を使っていらっしゃいます。近くにある無人農家で新鮮な野菜を買ってくるんだそう。そして家の庭ではハーブを育てていて、今はミントやブルーベリーが採れるそうです。
今夜の選曲: ALL THIS IS THAT / BEACH BOYS
今、日本にありそうでなかった珊瑚の水族館を沖縄県読谷に建設中なんだそうです!30メートルくらいのプールを作っていて、そこで珊瑚の苗を育てる予定なんだとか。また、子供たちに珊瑚の株分けを手伝ってもらったり、珊瑚についてのレクチャーもするそう。今年の10月、11月にオープン出来ることを目標にがんばっていらっしゃいます。 |
珊瑚マメ知識。 珊瑚は、それぞれの場所に、それぞれ決まった種類が生息しているんですって。だから。違う場所から持ってきた珊瑚や、もちろん外来種は移植してはイケナイそうです。 |
NPO法人アクアプラネットの会長でもいらっしゃる女優の田中律子さん。アクアプラネットでは沖縄北谷沖に珊瑚の移植を行っています。5年前に始めて、最初に移植した珊瑚は両手のひらを大きく広げたくらいに成長し、産卵もしているそう!
ところで、珊瑚の移植って?
木の挿し木と同じカンジなんだそう。親株の先を小指の先くらいに切って、素焼きのプレートの上にのせて、水槽で育てるんですって。3ヶ月したら親指くらいの大きさになり、そうしたらいよいよ海に移植です。岩場にドリルで穴をあけ、一つ一つ手作業で移植していくんだとか。
この時のダイバーはみなさんボランティアなんだそうですが、ダイビングのライセンスを持っていない皆さんにも手伝っていただけるよう、珊瑚の株分けを子供たちやボランティアのみなさんに手伝っていただいているんだそうです。
今夜の選曲: PLEASE LET ME WONDER / BEACH BOYS
14歳のときに始めて西表島で潜った感動が忘れられないという田中さん。沖縄の珊瑚はその時(20年前)と比べて、8割も死滅してしまったのだそう。 |
女優の田中律子さんです。
「サンゴ礁の保護、再生」を柱に、海洋保全活動をするNPO法人アクアプラネットの会長でもいらっしゃる田中さん、サンゴのお話を中心に、たっぷりとお伺いします。
竹内明彦さんが江戸文化歴史検定協会に携わるようになって一番の発見が「国民的な清潔好き性格が、この時代に作られたこと」。
当時、外国から来た人たちが驚いたのが、100万人という江戸の都市がとても清潔だったことなんですって。(当時、ヨーロッパの街は人糞などでとても汚かったらしい…)
例えばお堀にゴミを捨てないように、とか、「生類憐みの令」にも馬や犬の死骸をその辺に捨てないように…などあったり、規制がひかれていたので庶民の末端まで清潔文化は浸透していたようです。
せまい土地に大人数が生活していたので、お互い気遣いながら生活していかなくてはイケナイ…そこから清潔観念とか文化(寺子屋に行って字を覚えたり)、そのようなことが始まったそうです。
今夜の選曲: 東京ラッシュ / 森高千里
いま、ちょっとした散歩ブームですが…江戸文化歴史検定協会理事の竹内明彦さん曰く、江戸の切り絵図を持って、今と照らし合わせながら散策する人もおおいとのこと。「ここは昔…だったんだ〜!」なんて。
ちなみに、9月13日(日)には江戸文化歴史検定協会も関わっていらっしゃる、江戸検カルチャーウォークが予定されています。
散歩ブーム、下町ブーム…「今、生活は豊かですが、人と人との関係はコレでいいのかな?って思ってる人が多いのでは」と竹内さん。江戸時代の気遣いとか思いやりがあれば、もう少し生活に潤いがあるのかな〜ともおっしゃっていました。 |
今夜の選曲: ATTENTION TOKYO / SKETCH SHOW
江戸東京博物館の方や学者の方々、約10人で作っているという江戸文化歴史検定の問題。今夜は1級にチャレンジでした。
徳川歴代将軍のうち、羊羹・カステラ・金平糖など甘いものに目がなく、30本もの虫歯があった将軍といえば、次のうち誰でしょう?
い)5代綱吉
ろ)8代吉宗
は)12代家慶
に)14代家茂
答えは江戸文化歴史検定の問題例で確認を!
江戸のことを勉強したい方々のために江戸楽アカデミーという講座を設けたそうです。もちろん誰でも参加することができ、テーマ別のコースもありますが、抽選をするくらい人気なのは、検定を受けるための集中講座なんだそう。
今夜の選曲: 東京ワッショイ / 遠藤憲司
<では、ここで番組の中で紹介した3級試験にチャレンジ> 江戸時代、数々の動物が渡来して庶民の目に触れ、一大ブームを巻き起こしました。では、享保13年(1728)に渡来し、翌年、天皇から「従四位」の位を受けて宮中に参内した動物といえば、どれでしょう? い)キリン ろ)ゾウ は)ライオン に)ラクダ 答えは江戸文化歴史検定の問題例でチェック!! |
今週のゲスト、竹内明彦さんは江戸文化歴史検定協会の理事でいらっしゃいます。江戸文化歴史検定試験は2006年秋に開始、今年は11月1日に第4回目が実施されます。前回は6〜7千人の受験生があったそうです。
男女比は、全体的には男性が多いそうですが…40歳くらいまでは女性の方が多いとか。年配になると男性が多くなる…池波正太郎、藤沢周平、佐伯泰英など時代小説人気が背景にあるようです。
今夜の選曲:TOKYO JOE / 坂本龍一