2009年08月07日
8月10日から14日のゲストは
江戸文化歴史検定協会理事の竹内明彦さんです。
人気高まる江戸の文化、カルチャーウォーキングなど、たっぷりと伺います。
■■竹内明彦さん■■
1951年生まれ、足立区出身。
早稲田大学第一文学部卒業後、小学館に入社。ポスト編集局チーフプロデューサー、「週刊ポスト」「SAPIO」発行人として、長きにわたり編集に携わり、現在は、江戸文化歴史検定協会の理事として活動していらっしゃいます。
江戸文化歴史検定協会理事の竹内明彦さんです。
人気高まる江戸の文化、カルチャーウォーキングなど、たっぷりと伺います。
■■竹内明彦さん■■
1951年生まれ、足立区出身。
早稲田大学第一文学部卒業後、小学館に入社。ポスト編集局チーフプロデューサー、「週刊ポスト」「SAPIO」発行人として、長きにわたり編集に携わり、現在は、江戸文化歴史検定協会の理事として活動していらっしゃいます。
日本を代表する、グラフィックデザイナーの奥村靫正さん。水曜日には1980年代デザインのお話で手書きだった…というお話をされていましたが、今はインターネット社会。Macでデザインして入稿をしていらっしゃるそう。昔とは違って、名作を作っても意味は無い、明日には更新されてしまう…とおっしゃっています。
そして、今の世の中のデザインについては、古い体系が好きとおっしゃっていますが、今ウケている理由があれば、それはそれでいいともおっしゃっています。
今夜の選曲: CUE / Y.M.O
女子美術大学・芸術学部デザイン学部の教授でもいらっしゃる、グラフィックデザイナーの奥村靫正さん。学生には、ビジュアルコミュニケーションは言葉を使えないんだと言うことを、徹底的に教えているそうです。言いたいことをビジュアルで伝えなくちゃイケナイっていうことを把握させて、モノを作る…。 |
最近は環境を意識したデザインが多くなっていますが、奥村さんは環境と言ってもゴミの問題だけではないと考えているそうです。ちゃんと把握してからやらないと、違っていて何もやらない方がいいということになってしまう。だから、何もやらない方がいいというレベルでモノを作ったら、環境に対しては良くないと思う、とのこと。 |
今夜の選曲: RAP PHENOMENA / Y.M.O
グラフィックデザイナー、奥村靫正さんは木楽舎から発売になっている、ライアル・ワトソン著「エレファントム」の装丁をデザインなさっています。 象たちの神秘なる能力の数々を書いた本だけに、最初は象の幻影ばかりを考えていたそうですが、ある日の小黒編集長との電話で今回のデザインに決定!イメージとしてはアフリカの洞窟なんだそうです。大地や血の赤、緑のグリーン、そして死の世界や闇の黒…。 |
いつもどうやってデザインを考えているのか?ギリギリまで可能性は探るそうです。自分で何かやりたいというのは無く、過去の本を読んだり、編集者から話を聞いたりしてキーをもらうとのこと。 |
今夜の選曲:第3の選択 / 細野晴臣
日本を代表するグラフィックデザイナー、奥村靫正さん。
奥村さん、古くは…林真理子さんのデビュー作「ルンルンを買っておうちに帰ろう」、中沢新一さんのデビュー作「チベットのモーツァルト」の装丁を手掛けていらっしゃいます。チベットで奥村さんの手掛けたYMOのジャケットを観た中沢新一さん。コレはと思ったようで、帰国後、中沢さんが自ら奥村さんを訪ねてきたそうです。
『1980年代は、本やビジュアルが幸せな時代だったなぁ。』
今夜の選曲:BALLET / Y.M.O
日本を代表するグラフィックデザイナー、奥村靫正(おくむら ・ゆきまさ)さんです。
■■奥村靫正さん■■
1947年愛知県生まれ。桑沢デザイン研究所を卒業後、70年に、デザインユニット「WORKSHOP MU!!」設立に参加し、はっぴいえんど、サディスティック・ミカ・バンドなど、数々のLPジャケットを制作。
79年に「THE STUDIO TOKYO. JAPANを設立。82年より4年連続のADC賞をはじめ、数々の賞を受賞。現在、広告、エディトリアル、空間ディレクションと幅広く活躍され、女子美術大学芸術学部デザイン学科の教授として教鞭もとっていらっしゃいます。
『キャッチボールで世界を平和に』
これは、NPO法人アフリカ野球友の会のスローガンです。
日々を生きることが大変な貧しい人々に一番大切なのは、どうしても経済産業になってきます。そこで野球の普及を考えると、野球産業を起こすことが大切になってくるそうです。例えば、道具を自分たちで作って収益で生活が出来るように、など。また、アフリカから野球スターを出すことによって、野球でご飯が食べられることが広まり、あとから選手がついてくる…。
アフリカでの野球普及を考えると、楽しいスポーツとしての野球よりも、野球でご飯が食べられるようになることを考えなければならないそうです。
NPO法人アフリカ野球友の会では、アフリカから少年処少女野球チームを招聘するプロジェクトもあります。ブルキナファソという貧しい国で子供たちに野球を教えているスタッフがいて、ここの子供たちはWBCで日本が世界一になったことを知っています。そして、その世界一の野球を観てみたいという夢…。この願いを叶えてあげたい!と、8月2日から12人の子供たちを招聘します。子供たちの渡航費用などはもちろんアフリカ野球友の会が出資しているのですが…まだまだ資金が足りていない状況。アフリカ野球友の会では募金を募っていますので、まずはホームページをチェックしてみてください。
友成晋也さんが代表を務めるNPO法人アフリカ野球友の会。その始まりのきっかけとは?
ガーナから離れる直前に、初めて少年野球大会が行われ、楽しそうにプレーをする少年に「野球が好きなんだね」と声をかけたところ、「バッターボックスが好きなの」という返事が戻ってきたそう。「僕はバッターボックスに立つのが好き。野球はヘタだけと味方のみんなが僕を応援してくれる。相手も注目する。みんなに平等に順番が回ってくる。野球は民主的なスポーツ。だから好きなんです。」と少年。。。
アフリカはチャンスが平等ではありません。裕福な生まれと、そうでない生まれ。それだけですでに格差があります。それならば野球で一人でも多くのアフリカの子供たちにバッターボックスに立たせてあげたいと、日本に戻ってきてからアフリカ野球友の会を設立したんだそうです。 |
今夜の選曲: まぶしい草野球 / 松任谷由実
96年からガーナに赴任されていた、NPO法人アフリカ野球友の会・代表理事の友成晋也さん。
ガーナのナショナル野球チームの初代監督となり、シドニーオリンピックを目指して練習を始めました。ナショナルチームと言えども草野球みたいなもので、練習をするたびに人数が変わり誰がいるかよく分からなかったそう。実は後になって分かったことだそうですが、交通費が払えなくて毎回来れなかった選手もいたそうなんです。でもだいたい45人の選手。 |
そんなゆるいメンバーで、真剣に練習をしたのでしょうか? 人数が多いからメンバーをふるい落とそうと、100本ノックなど厳しい練習をあえてしたそうですが…オリンピックの目標があるからと、みなさん真剣!名誉、お金という目標があって、練習もがんばり、結果、ぐんぐん強くなったそうです。ちなみにオリンピック予選は、アフリカBEST4に入ったとか!! |
今夜の選曲: GEE,IT'S A WONDERFUL GAME/DODWORH SAXHORN BAND
NPO法人アフリカ野球友の会・代表理事の友成晋也さんは、西アフリカ・ガーナのナショナル野球チームの初代監督です。
96年、JICAでガーナに赴任。もともとキューバ留学をしていたガーナ人が中心となった草野球チームが一つだけあったそうです。それが自称、ナショナルチームでもあったとか…。でもコーチがいなくて…もともと野球をずっとされていた友成さんが監督をやるように。ナショナルチーム、どうせ野球をやるなら目標を持とうとオリンピックを目指すことに!それから厳しい練習の日々が始まったそうです。
今夜の選曲: TAKE ME OUT TO THE BALL GAME/JAQULINE SCHWAB
NPO法人アフリカ野球友の会・代表理事の友成晋也さんです。
■■友成晋也さん■■
1964年東京生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、リクルートコスモス社を経て、国際協力事業団(JICA)に入団。西アフリカのガーナ事務所勤務時代にナショナル野球チームを立ち上げ、初代監督に就任。帰国後はJICA本部に勤務し、またNPO法人「アフリカ野球友の会」の代表としても活動していらっしゃいます。
ケニアや南アフリカに行きたいという、旅行作家の山下マヌーさん。
最近は、旅をするのは女性が多いそうです。女性の方がスイッチ入ると早い…とマヌーさん。昔は海外旅行というと、釣りなどワイルドで男性のイメージがありましたが、今は買い物目的の海外旅行、もちろん女性がメインです。
ヨーロッパには「ギャップツアー」という言葉があるそう。大学と社会の間を埋める旅。一年間は海外旅行するのが当たり前で、苦労して、知り合ってこい…という考え方です。何を目的に旅をするか、現地で何をするか。旅は、人間をひとまわり成長させる大切な体験ですね。
今夜の選曲:
山下マヌーさんに、どこか移住する考えは?と小黒編集長。
『日本とどこかを行ったり来たりがいいな。まじめに考えたときに、今の友達どうするんだろう、病気になった時は?』 |
移住先で人気のニュージーランド。マヌーさんも取材で3年前に行かれたそう。日本と時差が無いし、四季もある。家も広いし…。何を求めるか…。ニュージーランドはノンビリ過ごすにはいいかな、とマヌーさん。やるだけやり尽くした人が住むにはいい国。だけどやり残したことがある人が行くのには、まだ早い国とのこと。
今夜の選曲: WHAT DO I DO / KALAPANA
旅行作家山下マヌーさんの最新本「色で旅するハワイ」が発売されました。この本のためにハワイを取材し、カメラマン高砂淳二さんによる写真は90%が録りおろしなんだそう。
「ハワイって想像より、いろいろ色があったんですよ」とマヌーさん。 |
例えばカウアイ島の緑。カウアイ島は、ハワイの中で観光客が行ける一番古い島。開発から縁がなかったせいか、とても緑が深いんだそうです。今でも島を一周出来る道路が無いのだとか。タロイモ畑もあったりと、本来の島の文化を感じられるそうですよ。マヌーさん曰く、カウアイ島だけでもいろんな色があるので、ぜひ訪れて欲しいとのこと。ワイキキから30分、ちょっと足を伸ばしてみませんか?
今夜の選曲: ONLY IN HAWAII / MANOA DNA
山下マヌーさんが島にハマった理由…楽だったというのもあるそうですが、何より島の生き方や文化に興味があるからなんだそう。
最初にハマったのはハワイ。子供の頃に家族で行き、特にカウアイ島に感動したのだとか。
マヌーさんの旅。
ホテルにはあまり泊まらずに、B&Bの発展系を探してとまったり、その島のことが好きな人が作ったコテージを探すそう。そして島に着いたらまずは一周。なるべく高いところにのぼって俯瞰するんだそうです。移動の手段は車ではなく、原付バイク。食事は馴染みの店を作って情報を得る!!
さぁ、みなさんも夏のバカンスでチャレンジしてみますか?
今夜の選曲: HAWAI'I ALOHA / RAY KANE
海外渡航歴が220回以上という、旅行作家の山下マヌーさん。月イチくらいで行っているそうです。そんなマヌーさんの海外旅行の始まりは家族旅行。家族が旅行が趣味で、小さな頃から海外に行かれていたそうです。
旅達人:マヌーさんのこれまでで一番大変だった旅は、12年前のチベット。高山病でみんなが倒れてしまったそうです。それはペルーでも同じ。スタッフは倒れたもののマヌーさんは大丈夫だったそうですが…次ぎに行ったラスベガスで体調悪化、辛い思いをしたとか。 |
今夜の選曲: UA NANI O MOLOKAI / LORNA LIM
旅行作家、コラムニストの山下マヌーさんです。
マヌーさん最新本のプレゼントもあります!お楽しみに。
■■山下マヌーさん■■
海外渡航歴220回以上。著書に「お値打ちハワイ」「1週間ベトナム」「ココペリの旅アメリカ南西部パワースポットを巡る旅」など多数。
世界各地で体験したことを独自の視点で、単行本、新聞、雑誌ほか様々なメディアを通じて伝え、多くの旅行者から支持を得ていらっしゃいます。
ウィンドサーフィンの他にも、スキューバダイビング、自転車、山登りなどなど、本当に行動的な石丸謙二郎さん。最近は特に、鍾乳洞&洞窟めぐりにハマっているようです。しかも観光洞だけではなく、探検洞(ケービング)。インストラクターと一緒に、地底深く潜っていくそうです。石丸さん曰く「実は、探検と言っても山は分かる、海底は音波で分かる。あとは地底しか残っていません。地底はほとんど分かっていないから。」と、地底の魅力を熱く熱く語ってくださいました。
そんな石丸さんの次の計画は、ずばり「空」。海、山は体験しているけど、空はまだなので、スカイダイビングにチャレンジしてみたいとか!
■■石丸さん出演のミュージカル『フロッグとトード がま君とかえる君の春夏秋冬』■■
詳しくは…
●チケット取扱い
CATチケットBOX 電話03-5485-5999
●公演詳細
http://www.stagegate.jp
今夜の選曲: CECILIA / SIMON&GARFUNKEL