2019. 4.29 mon. 18:00-20:55
vol.5タイ・イーサーン地方
ナビゲーター
クリス智子
旅人
金沢雅美
世界の音楽継承の地をめぐる旅する音楽ドキュメンタリー第5弾。
今回のディスティネーションは、タイ・東北部イーサーン地方のウボン・ラチャターニー。
J-WAVE金曜深夜の「RINREI MUSIX ASIA」のナビゲーターも務める女優の金沢雅美が、今も継承されるイーサーン地方の伝統音楽モーラムの源流を辿ります。
日本の約1.4倍の面積に約6,900万人が住むタイ。その大部分は、中国南部からきたタイ族です。
東北部には全体の1/3の人口を持つラオ族、南部にマレー族、さらに少数山岳民族が暮らしています。
今回のディスティネーションは東北部イーサーン地方。旅のキーワードは「モーラム」。
タイ・バンコク、スワンナプーム国際空港(BKK)から国内線で東北部イーサーン地方のウボン・ラチャターニー空港(UBP)にやってきました。
ウボン・ラチャターニーから車で約1時間かけて、ナーイヤという村に。
モーラムのルーツ、バイシーという儀式を体験することができました。
「遠く日本から我々の村に客人たちがやってきた。この人たちが、無事安全に帰れますように…」
「体に宿る魂が体から離れて病気になったり、災難が起きないように…」。
バナナの葉で山を型どったお供え物をみんなで囲みます。
ナーイヤ村総出で、モーラムの演奏を披露してくれました。
村のモーラム保存会のリーダーで、ラムの達人のタヴィさんを中心に、男女二人の掛け合いでやるラムのスタイル。横にケーン、後ろに太鼓、その周りにたくさんの村人たち…。
モーラムが始まって数分で村の女性は思い思いに踊り、男性は飲み始めていました。私たちも、もち米のおやつをいただきながら楽しみました。
会の最後に、モーラムの修行中という12才の男の子にも歌ってもらいました。
村でも数少ない後継者で、将来はモーラム歌手になりたいと、目を輝かせて答えてくれました。
ウボンの市場に立ち寄りました。
魚は100%淡水魚、そのほとんどがナマズ系。
フルーツも多種多様!
もちろんパクチーも!
次回は、人力三輪車(サムロー)にもチャレンジしたいです。