ハジャイの朝のマーケットにて。もはや「ここはどこ？」。ヒジャーブを被る女性たちからナッツとドライフルーツを購入。

ラジャパット・ソンクラー大学に到着。幻の民族『マラユー族』の音楽を継承する楽団に会います。古代パッタニー王国周辺に生活していたマラユー族は、イスラム教徒でありながらもタイの仏教文化や華僑の文化を受け入れつつ、独自の生活を送っていました。

大学の芸術学部内の楽団メンバーとダンスメンバーたち。構内のホールに移動し、演奏を披露してもらいました。

楽団のリーダー、アピチャート・カンタチャーさん。マラユー文化・芸能の第一人者であり国家芸術家の故カーデーウェーディンさん（バイオリン奏者）のお弟子さんでした。

メンバーの中にマラユー族の末裔がいるわけではなく、みんながこの音楽に惚れ込み、継承したいと思って参加したそうです。

イスラム的な衣装に身を包んだ、マラユー族のダンスは男女求愛が基本になるそうです。幻の民族、マラユー族の演奏とダンス。本邦初公開となります。

旅の最後に立ち寄ったのは、ソンクラー県の寺院のお祭り。改修工事の完成を祝うお祭りに出演するタイ南部の人気バンド、ウォン・サムラーンと会いました。

お祭りへ遊びに来ていた、ノーラー衣装の女性たちと。

9人組のウォン・サムラーンは、幼少時代にナンタルンやノーラーを観て育ったというメンバーが集まりタイ南部を中心に活動しています。伝統と現代が絶妙にマッチしたタイ南部式ソウル・ジャズ!?　リハーサルの演奏を収録させてもらいました。