KYOCERA
TECHNOLOGY COLLEGE
21:40 - 21:50
毎月1名のゲスト講師が登場。週替わりのテーマで学生向けの授業を実施。
未来へのヒントが詰まったコーナーです。
▼6/2
細川さんは25歳でJリーガーを引退しクラブスタッフに。「子供の頃からスポーツ全般が好き」だった細川さんは、当時提唱され始めた「Jリーグ百年構想」の「スポーツを通してより良い社会を実現する」という理念に「ものすごく興味を持っていた」ため、それを地元である京都で、と思ったそう。引退時の思いについては「後悔はなかった」と細川さん。「クラブに今も感謝しています」「恩返しをと思いながら日々働いています」といいます。
スポーツとエンタメの共通点という話題については、「地域の人たちに対して『世の中っていいものだよ』ということを伝える仕事かなと思っています」と語りました。
▼6/9
今回はサンガ・京セラ・立命館による三位一体の「スカラーアスリートプロジェクト」について。立命館宇治高校にサンガのユースの選手が通いながら人材育成を目指すプロジェクトで、「学業は立命館、サッカーはサンガ、全体の支援は京セラ様」(細川さん)とスタート。このプロジェクトは「勉強を本気でさせる」のが特徴だといいます。
細川さんは京セラの稲盛元名誉会長が「サンガに携わってくれた選手たちには幸せな人生を送って欲しい」、サッカーができる時間は短いが「人生はもっと長い」「そのために人格を磨いてほしい」と言ってくれたというエピソードを明かし、さらにこのプロジェクトに携わる選手の環境づくりについて、サッカーに専念できる環境を作る計画を報告にいくと、「サッカーの選手だけで授業をするのはよくない、一般のクラスに入れなさい」というアドバイスがあり、この制度を設計し直し、結果「選手たちも学校生活が楽しい」と学生生活でも活躍できる人材が生まれたそうです。
▼6/16
今回は「飛び出すトレーディングカード」の舞台裏について。5月27日(土)の京都サンガF.C.vs浦和レッズ戦「京セラ スペシャルデー」で来場者先着10,000名に配布されたこのトレーディングカードは、スマートフォンの専用アプリを通してカードを読み込むと選手のパフォーマンスを3Dで見ることができ、2枚のカードを組み合わせて読み込むと、コンビネーションプレーも3Dで見ることができるというもの。川田さんは「フォトグラメトリック」という3Dモデルを撮る技術を活用した点や、AIを駆使して「選手の動きも計算してモーションデータを取り出す」点などを解説。さらに選手の様子について「パフォーマンスが上手でした」、その理由として「この先に楽しんでくれるサポーターがいることが」念頭にあったのではという印象を受けたそうです。細川さんも、当日サポーターの方に聞くと「本当に大好評」で「できれば全選手作って欲しい」という声があったと紹介してくれました。
▼6/23
サンガというクラブが地域でできることについて聞くと細川さんは「アイデアとアイデアが混ざる」「人と人が出会う」こと、それを「クラブがパレットになる」と表現。「サンガが地域のパレットになって地域の人が繋がっていく、新しいものを生み出していく、そういう土台になれたら」と語ります。
さらに「心が揺さぶられる出会いがあった」と細川さん。障害のあるの方が作る小物、スイーツをスタジアムで販売している中で、「親子の方がスタジアムの前に来られていて」お母さんからそのお菓子がスタジアムのどこで販売されているかを質問されたそう。場所をお伝えしたところその笑顔が「本当に幸せそうで」、喜んでくれている様子に「すごいなJリーグと思いました」「ここで働けていることに本当に感謝」とその時の心境を振り返ってくれました。
▼6/30
今回は参加の学生さんからの質問。公開練習がファンと近づく機会では、という学生さんにはまさに「練習は選手の人となりがよく見えます」と細川さん。「選手が試合の時には見えない表情を見せてくれる」「本当に大切な時間」と語り、公開練習での選手の様子を「自発的にサインをしたり写真を撮ったり」「最後の一人までサインをしているんですよね」と明かしてくれました。30年ほど前には選手の雰囲気として「私たちプロ選手ですから、という気分が当時はあった」といいますが、現在選手の意識としては「ファンの方あっての自分たち」、自分たちが「何をしなければいけないかということを自覚している」と細川さん。
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