KYOCERA
TECHNOLOGY COLLEGE
21:40 - 21:50
毎月1名のゲスト講師が登場。週替わりのテーマで学生向けの授業を実施。
未来へのヒントが詰まったコーナーです。
▼9/1
初回のテーマは「美しさを可視化する」。「下着は体にフィットすることがとても大事」で「フィットしなかったら違和感を感じたり、なんとなく1日を憂鬱に過ごすことがあると思います」と坂本さん。そのため「どんな体型の人でも1日フィットする」ことを大切にしているそう。研究の中で10代の後半から40代の後半にかけて体の変化を捉えると、体が大きく変化する時期がその30年の中で3回あるそうです。
▼9/8
今週はワコールの商品開発舞台裏について。坂本さんがあげたのがキーワード「MORE BODY CARE」。これは下着の「体を美しく整える機能」に加えて「ボディケア発想の下着」として「ビューティー習慣」を下着にも持たせようというもの。代表的な商品として、日中のケアとして重力に負けないバストケアブラ、夜のナイトアップブラ、運動時のケアとしてのスポーツブラをあげ、「つけることによって体を美しく保ちましょう、それを習慣化しましょう」という考えの元商品開発に取り組んでいることを解説してくれました。
▼9/15
ワコールは「その時代をリードする美の指標を発表してきています」と坂本さん。1965年に初めて「日本女性の初めての美の指標、ゴールデンプロポーション」、1979年には「年代別の美しさの指標ということで、ビューティフルプロポーションというものを発表しています」ということで、こちらは「20代、30代、40代」について発表したとのこと。1995年には「プロポーション」ではなく「バランスの美しさ」を掲げた「ゴールデンカノン」を発表、「自分自身の個性的な美しさを引き出して欲しい」というものだったそう。このような「時代ごとに変化する美しさへの憧れ」について振り返っていきました。
▼9/23
今週は京セラ株式会社 有村汐里さんも出演、京セラの「フューチャーデザインラボ」について紹介いただきました。「人間拡張」をテーマにした技術の研究開発を行っており、「人の能力を補完・向上」する技術、さらには「能力」のその先の「日常をより楽しく、快適に拡張する」ということを「最大のモチベーションとしている研究部隊」と有村さん。ワコールとの協業では「皆様が理想とする自分自身の思う美しい佇まい、なりたい自分」について「歩行」にフォーカス。歩行をセンシングすることで「自分自身の歩行を可視化」したり「歩行の特徴量を解析」、ワコールのデータの蓄積と京セラのセンシングの技術を紐付けているシステムと紹介してくれました。
▼9/30
参加の学生さんとのQ&A。「10年先の下着」の変化について学生さんから質問が。坂本さんは「この先10年いろんな技術が発達してくるので、よりパーソナルに対応できるものが簡単にできるんじゃないかと思っています」と回答し、形だけではなくデザイン、つけ心地、素材など「自分らしい好みに合わせた下着が手に入るような」ものを提供してみたいと語りました。有村さんもパーソナライズは「今の時代のトレンド」とし、その人の感性に応じて、「ハードウェアをどうデザインしたらいいか」の大事さを、技術開発の目線から回答しました。
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