Let's travel! Grab your music!
Theme is... Messages & Requests
『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
★★★★★
2016年のラストは番組リスナーの方から送っていただいた
手紙、ハガキ、メールをまとめて紹介します。
皆さんの旅にまつわるエピソードや思い出、
そして、それにひもづいたリクエスト曲をオンエア!
★★★★★
番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
12月は今年一年間の感謝をこめて・・・
皆さんからのメッセージをバンバンご紹介します!
☆☆☆
特に募集するリクエスト曲のテーマは、
「冬のヘヴィメタル・バラード」
「冬のドライブ・ソング」
そして、「あの曲をもう一度」
日頃、一度オンエアした曲は2度と選ばない!という鉄のルールを
この時期だけ緩めて(笑)お届けします。
☆☆☆
リクエスト曲をオンエアさせていただいた方には
図書カード1,000円分をプレゼントします!
番組サイトの「Message」から送信してください。
手書きのハガキ、手紙も大歓迎!
日曜日の夜に聴きたい「ゆったりした曲」をゼヒお寄せください。
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
The Game Of Love / Santana feat. Michelle Branch
Rockin' Chair / Oasis
Beyond The Sea / Bobby Darin
Awaken The Dawn / Stanton Lanier
Merry-Go-Round / 山下達郎
Rough Boy / Z.Z.Top
Society / Eddie Vedder
Time To Say Good Bye / Sarah Brightman feat. Andrea Bocelli
Everybody Wants To Rule The World / Tears For Fears
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
★★★★★★★★
★Fromコメットさん
訓市さんが手がけた中目黒の「ブレックファストクラブ」、さっそく行ってきました。店内はセンスの良いポスターやインテリア、なにより長居できる雰囲気と美味しい料理で、本当にアメリカ映画に出てくるような『昔からそこにあるダイナー』といった感じ。友達とお勧めの映画や音楽について3時間近く語っていました。
☆Kun:センスがいいかどうかわからないですが、このお店は友達のために作りました。『朝飯屋をやろう。』とその人が言い出してからすごく時間が経ってしまったので、自分が大事に取っておいたコレクションとか、海外で見つけて“これは朝飯屋にあったらいいだろう”というものを泣く泣く出しているので、ぜひ見てください。なお、古い灰皿とか使ってますが、くれぐれも盗まないようにお願いします。
★From オレンジジュースさん
今、インドのグルガオンという街に仕事できています。3週間の滞在で、1週間すぎたあたりから油とスパイスでお腹を壊し、悪戦苦闘しています。
訓市さんはデリーに長く滞在されていたようですが、お腹は大丈夫でしたか?
☆Kun:もちろん生水は気をつけてましたが、ガンジス川沿いのお茶屋さんとかは、水がどこからくるのかよく見てないと、川から汲んでる不届きものがいたりします。そういうお茶は飲んじゃいけません。でも、神経質になりすぎてもダメで、僕が友達と行った時にご飯を食べてて、その人が手で何かを掴んで食べたんです。冗談で『あ、汚い手で触ったな。腹壊すぞ。』って言ったらものの見事腹を壊しまして、腹を抱えてトイレにこもってました。『ずっと一緒にいて同じものを食べていて、僕は平気なのになんで腹を壊すんだ?』って言った途端、治りまして。思い込みだったんだと思うんです。あたるんじゃないかと思っていると確実にあたりますので、おおらかな気分で食べてください。インド人にも『お腹壊さないの?』って聞いたら『生まれてこのかた、壊れっぱなしだ。』と答えた人がいました。
★From はんぺんさん
最近、『INTO THE WILD』という映画を観ました。2時間強ソファに座りながら見続けて、映画が終わる頃には、一歩も動いてないのに旅疲れのような気分を味わいました。野村さんはこれまでダイナミックに自然を感じたことはありますか?
☆Kun:僕はこれを映画になる前に読みました。アメリカで話題になったんです。アラスカが舞台で、実は主人公は非難されたりしていまして。周りの人が親切で道具や地図を持っていけ、と言うのを、若さゆえのこだわりですかね。そういうのを無視して、実は国道から1・2キロくらいのところで死んでしまって、地図があれば助かっただろうという。非難があるのもわかりますし、それも含めて若さゆえの過ちなんでしょうが、そのピュアな気持ちとか、そういうのに共感するところもありました。いろいろ考えさせられる映画でしたけど、自然だけの話じゃないのかなって。やっぱり生き方とかそういうことについての話のような気がします。ダイナミックな自然や人里離れた、“こんなところに山があるの?”っていうところから山が見えたりしたときはびっくりしましたが、街にいても、こんなところに草が生えてる、とかコンクリートを突き破って出てくる木の根とか、すごいなぁと感じることが多いです。
★From キンモクセイさん
“自由”がテーマの回を聞きました。バッグひとつで何処へでも行ったという野村さんの言葉を聞いて、母が『お父さんみたいだよ。』とひとこと。5年前、父は入院して3ヶ月で他界しました。最後の約1ヶ月、私は病院へ泊まり込み、病院から仕事へ行くほど、父娘のつながりが深い私たちだったのです。“自由”、体はどこにあろうとも、心は空高く。父と私の共感は、今も私の誇りです。
☆Kun:お父さんと仲が良かった娘さんの話っていうのは大変勇気をいただきます。なぜならぼくに娘がいるから。いつまで一緒に遊ぶのかわかりませんが、なるたけいろんなところに一緒に行って、子供たちが見る初めてを一緒に体験させてもらえたらいいなぁと思ってます。自由な子供に育てたいですが、自由に育った自分こそ考え方が保守的になるもので、限りある自由でいかせてもらおうと思っています。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。