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Let's travel! Grab your music!
Theme is... MESSAGES & REQUESTS
『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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5月21日は「Messages & Requests」特集!
番組リスナーの方からお寄せいただいた旅にまつわるメッセージと
リクエスト曲をまとめてオンエアします。
全国各地から届けられた沢山の手紙、ハガキ、メールに囲まれて…
スタッフ一同感謝しています。
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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
リクエスト曲をオンエアさせていただいた方には
図書カード1,000円分をプレゼントします!
番組サイトの「Message」から送信してください。
手書きのハガキ、手紙も大歓迎!
日曜日の夜に聴きたい「ゆったりした曲」をゼヒお寄せください。
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
I'm Not The Only One / Sam Smith
Just Missed The Train (Barrack Square Mix) / Trine Rein
If You Knew / Jeff Buckley
A Case Of You / Joni Mitchell
Rise / Sugar Plant
Carnival (Acoustic Mix) / The Cardigans
Incoerente Jazz / Rossana Casale
Mango / LA LA
Wonderful Life / Black
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
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★From:idさん
私はファッションが大好きで、今も片田舎でファッションに携わる仕事をしていますが、これまで幾度となく、“この記事・特集、グッと来るんだよなぁ”と思うと、ほぼ訓市さんが担当されているという感じです。一番思い出に残っているのは、2001年発行のファッションカルチャー雑誌“dish”で、シュプリームNYのスタッフ、エーロンたちがコムデギャルソンを着用しているショット。スタイリストは宇佐美さんだったと記憶していますが、着せられてる感はゼロ。着崩し感や、モードの洋服にナイキのダンクを合わせ、紐の通し方までオリジナリティ溢れたエーロンのスタイルは、僕のファッションのルーツにもなっています。
☆Kun:これは懐かしいですね。もうなくなってしまった雑誌なんですけど、スタイリストさんたちが企画を立て、その企画が通ると、管財費とか費用だけ出してくれて、撮影をして雑誌に載せて、読者の投票で1位を選ぶ。選ばれたからどうというのはないんですけど、この宇佐美くんというのはちょうど学生の頃に知り合った子で、『どうしてもニューヨークに行って撮影がしたい、面白いのを撮りたい。』と言われまして。ちょうどニューヨークのシュプリームというチームのスケーターの子達を知っていたんです。昔、『KIDS』というラリー・クラークの映画がありまして、その主人公だった男の子がなくなってしまったんですけど、その亡くなった時の追悼ビデオが、モノクロの16mmで、ニューヨークのスケーターが街を滑るというものでした。それがすごく心に残っていて、この機会に同じようなものを新しい子達と違う着こなしでやってみようかと作ったのが、この雑誌の特集でした。実は雑誌には出してないんですけど、その時もモノクロの16mmのフィルムを回していました。どこか探せばあるのかなぁ。ちょっと探してみたいと思います。
★From:ユリシーズさん
私はお店をやっているため、なかなか長期間お店を閉めることができず、外国に行けませんでしたが、この夏、思い切ってポーランドに行くことにしました。なんとなく気になっていたポーランドに決めたのですが、行くと決まってから調べてみると、ポーランドはベーグル発祥地だという説があるようで、毎日お店でベーグルを作っている私はびっくり。何か縁があるのかもしれないなとワクワクしています。訓市さんは、自分はこの場所に呼ばれてここに来たんだな、と思うような体験はありますか?
☆Kun:そうですね、新しい街とか国に行くというのはきっかけが何かあると思うんですけど、それって呼ばれてるからなんじゃないかなぁと。昔、インドに行く人は『いつ行けばいいんだ』というと、『インドに呼ばれた時に行け』という、ことわざみたいな言葉がありまして。要は、本当に何かのきっかけで行ってみたいっていう好奇心が湧いてから行かないと、空気が汚いとか、暑くていられないとか、嫌なとこばっかり目について嫌いになるそうです。いつか行きたいという気持ちが、ある瞬間に行くっていう、線を超える瞬間があると思うんですけど、そういう時にどこかに行くというのが、その国に呼ばれているということなのかなと思います。
★From:ポワティエさん
2000年の秋、パリのノートルダム寺院の前の島でタバコをふかしていたら、2人組のあんちゃんにタバコをねだられ、結局、仲良くなって一緒にカフェで飲み明かしました。訓市さんも誰かにものをねだられたことはありますか?
☆Kun:あります。しかも、必ず『タバコをくれ』って言われるんです。僕がタバコを吸ってるんだとしたら『くれ』と言われるのはわかるんですが、結構、吸ってない時に一直線に横断歩道の向こうから渡ってきて、『タバコ持ってるか?』って。だいたいそういう時はあげるんですが、『なんでわかったんだ?』って聞くと、アメリカ人とかは『勘だ。』と。僕の歯はヤニで真っ黄色かなにかなんでしょうか?そんなに歯を出して笑うような人間でもないんですが、それだけが本当に不思議です。なんで必ずバレるのかなぁと。もちろんそれで仲良くなって飲んだこともあります。
★From:月のうさぎさん
私は田舎から東京に出てきて30年近くになります。当時は自由が丘のショットバーにちょくちょく出かけては、若いながらバーボン片手に都会の夜の雑踏を楽しんでいました。
☆Kun:バーボンて大人のお酒のイメージがありました。僕がバーボンを飲んでみたいと思ったのは、小学校の頃に「JIM BEAM」のCMに、スライドギターの名手・ライクーダーが出ていまして、ウィスキーをちょっと飲んで、スライドギターをアロハシャツを着て弾く。なんてかっこいいんだ、と。そのCMでライが演奏していた曲がどうしても知りたくって、随分後になって『サザン・コンフォート』っていう映画かな、そのサントラの曲だってわかった時は本当にうれしかったですね。でもバーボンは、「JIM BEAM」は飲みません。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。