☆☆☆☆☆☆☆☆
訓市がantenna*からセレクトした記事は・・・
アヴァランチーズのロビー・チェイターが語る、音楽と半生/a>
Theme is... Robbie Chater
『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
★★★★★
番組前半はリスナーの皆さんから送られた
手紙、ハガキ、メールをまとめてご紹介!
旅のエピソードと、その旅に紐づいた曲をオンエアします。
後半は番組市場初のゲストが登場!
訓市の親しい友だちで、メルボルン出身のバンド
「The Avalanches」の【ロビー・チェイター】を迎えて
旅と音楽について伺います。
ロビーの選曲もオンエア!
★★★★★
番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
リクエスト曲がオンエアされた方には番組オリジナル図書カード、
1000円分をプレゼントします。
皆さんからのメッセージ&リクエスト
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Live Forever / Oasis
St. Germain / Vanessa Paradis
Making The Right Move / Swing Out Sister
I Never Learnt To Share / James Blake
Please Let Me Wonder / 山下達郎
Mic Check / Cornelius
Nostalgia / Jon Vinyl
Across The Universe (Past Masters Vers.) / The Beatles
Mercy Mercy Me (The Ecology) / Marvin Gaye
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
Kunichi was talking …
★★★★★★★★
訓:番組初のゲストをお迎えします。オーストラリアのメルボルンから来ている、The Avalanchesというバンドのロビーです。彼らは先月パーティーのために日本に来てくれて、大好きなレコードを買ったり、新しいアルバムのためのサンプルとか曲作りをしたいということで、そのまましばらく滞在しているんですけど、たくさんレコードを買ったよね?
ロビー:レコード買いすぎて、どうやってこれを持ち帰ればいいのかな?(笑)
訓:写真を見たんですけど、ちょっとしたお店みたいになってます。(笑)この番組は旅と音楽がテーマなんだけど、ロビーはたくさん旅をしているし、その時に音楽も聞いていると思うけど、今夜曲を選んでくれますか?
ロビー:旅と音楽といったら、そもそも音楽がなければ自分は旅をすることはありませんでした。2000年にファーストアルバムが出て、それのツアーをしたのが初めて世界を見るきっかけになって。だから、旅と音楽というのはいつも一緒だし、ずっと聴き続けています。
1曲目はCorneliusのFANTASMAというアルバムに入っている『MIC CHECK』という曲です。これは、アルバムを作る前に聞いて、“きっと小山田さんはThe Beach Boysが好きなんじゃないか”と思いました。自分たちも大好きで、まるでパラレルワールド、別の世界に同じものを好きな人がいる、と思ったくらい気に入ってしまいました。SUMMER SONICの時に雑誌の取材で実際に小山田さんに会って、一緒にカラオケ行ったり。それから17年経って、去年フジロックでライブをした時にまた再開できたので、このアルバムが全部、ぐるっと繋がったなぁと思った思い出の曲です。
訓:次の曲は?
ロビー:次に選んだのは、いま二十歳のカナダのJon Vinylというアーティストの『Nostalgia』という曲です。ちょうど今、東京に来てる間にものすごく気に入って毎日聴いてるんですが、1音だけの音とすごくソウルフルな歌声で。2日前、ジョギングに行ったとき、普段だともう少し早い曲を聴くんですが、ランダムにスローなこの曲がながれたんです。自分の顔に日が当たって、周りには桜が咲いていて完璧だし、まるで自分がこの地球上にいないんじゃないか、浮いてるんじゃないかって思った、とても素晴らしい体験でした。
訓:3曲目は?
ロビー: The Beatlesの有名な曲、『Across The Universe』なんですけども、その中でも『Past Masters』というバージョンじゃないとだめです。これは、ずっとカセットで持ってるバージョンで、未だに探しても同じのが見つけられないんです。
訓:これはビートルズが確か、インドのリシュケいう町で迷走していたときに作った曲だったと思うんですけど、インドで聴くと合うというかハマりすぎて、悟れるかと思ったら悟れずに帰国しました。最後の1曲は?
ロビー:最後はMarvin Gayeの『Mercy Mercy Me』です。1枚目のアルバムを作った後にヨーロッパにツアーに出ました。その頃のライブは、生バンドとDJとで交互にレコードをかけたりしていて、僕たちの代表曲である『Since I Left You』という曲と『Electricity』の後にこの曲をかけていて、特に覚えているのがロンドンのショーのあと。『Mercy Mercy Me』をかけたときに、会場がビシッと一つになったようなものすごい感覚があったんです。今でも聴くとそのイギリスのことを思い出すし、そうじゃなくてもMarvin Gayeの曲は本当に美しくて素晴らしい曲で、今もしMarvin Gayeが歌ってたとしても、エコロジーのこととかいろんなことについて伝えられる、本当に素晴らしい曲だと思います。
訓:ありがとう。最後に何か一言ある?2枚目のアルバムを作るのに16年かかったから、またそのくらいかかるの?(笑)
ロビー:もっと早いよ。(笑) しかも、こう言った以上、絶対作りますから待っててください。今日はありがとうございました!
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。