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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
兼高かおるさん死去 誰もマネできなかった「美貌、品の良さ、こだわり」
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Theme is... MESSAGES & REQUESTS
『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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番組リスナーの皆さんから手紙、ハガキ、メールで寄せられた
旅のエピソードと、その旅にまつわる思い出の曲をお送りします。
訓市による“メッセージ返し”もお楽しみに!
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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「旅」に関する質問、「旅先で聴きたい曲」のリクエストでもOK!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
リクエスト曲がオンエアされた方には番組オリジナル図書カード、
1000円分をプレゼントします。
皆さんからのメッセージ&リクエスト・・・ お待ちしてます!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Waltz For A Little Bird / Rainstick Orchestra
Bridge Over Troubled Water / Roberta Flack
Take Me Home / Donna Lewis
Your Love Has Got A Handle On My Mind / Vanessa Paradis
Solari / 坂本龍一
Over The Rainbow / Judy Garland
The Lamb Ran Away With The Crown / Judee Sill
40 / U2
Rhubarb / Aphex Twin
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
Kunichi was talking …
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★Fromラジオネーム:くにぼうさん
今年の年末年始は妻と一緒にベトナムのダナンに行きました。旅の目的の一つはダナンに住んでいるベトナム人の友人と再会すること。その友人と出会ったきっかけは十数年前、お互い韓国に住んでいた時の仕事の研修でした。そして今年の元日。無事に会えるか心配でしたが、私と友人は再開しました。私と友人は英語で話し、他の家族は言葉がわからなくても一緒に楽しく食事をすることができました。食事は今まで食べたことのなかったベトナム料理の「バインセオ」で、彼の家族に食べ方を教わりました。本当に何を食べても美味しかったです。これは韓国に住んでいた時にも感じたことですが、現地の人と一緒に現地のものを食べるということは、本物の現地の味を感じることができるものだと改めて感じました。限られた時間でしたが、最後はレストランでダナンの夜景をバックにみんなで写真を撮り、必ずまた会う約束をして別れました。私はこれまで友人との交流ばかり考えていましたが、家族同士の交流はさらに自分の周りの人同士の関係も新たに築いていくものだと思いました。この縁に感謝し、また必ずどこかで会いたいと思っています。
☆Kun:僕も若い頃に出会った友達が結婚して家族を持って、こちらも家族がいるのでお互い紹介したら、彼らがまた違う関係を持って連絡を取ったりしていて、僕もこういうのはすごく素敵なことだなと思ってます。ぜひ、【くにぼうさん】もまた違う国でもベトナムでも、その古い友人と再会できたらいいなと思います。
★Fromラジオネーム:見果てぬ夢を追いかけてさん
1月9日に旅行ジャーナリストの兼高かおるさんが亡くなりました。私が幼いころ、日曜日の朝は『兼高かおる世界の旅』を毎週、欠かさず観ていました。あの番組は全てが目新しく、毎回、楽しみでワクワクしながら観た記憶があります。兼高さんが31年間で訪れた国は約150ヶ国。生前、「日本だけにいたんじゃ、つまらないでしょう。なるべく人間は多く見た方がいいんです」とおっしゃったとのこと。私には難しい話で、なんともうらやましい限りです。女性として先駆的な存在であり、私にとってはいまだ憧れの存在です。
☆Kun:もちろん知ってますよ、この番組。僕がいくつの時に番組が終わってしまったのかちょっと記憶が定かじゃないですが、小学校の頃だったか幼稚園の頃、日曜日の朝にテレビをつけると親が必ずこれを観てまして、「この人はどうしてこんなにいろんなところに行けるんだろう?誰なの?」って聞いた記憶があります。いろんな国があって、日本人もいろんな所に行けるんだって初めて感じた映像だったなと思いますし、亡くなってしまったのはとても残念です。今の若い人は多分、そんなに兼高さんのことを知らないと思いますが、きっとYouTubeとかを探せば映像が出てくると思うので、ぜひ見てみてください。
★Fromラジオネーム:アクペンスさん
私の旅の思い出といえば、2年前のモロッコ旅行です。ロバート・ハリスさんの『モロッコ・オン・ザ・ロード』を読んでから念願だった旅先でした。初めてのアフリカ大陸、ロバート・ハリスさんのようにレンタカーを借りて運転はできませんでしたが、カスバ街道、トドラ渓谷、フェズのラビリンス、マラケシュのいるジェマエル広場。人も自然もパワフルでエネルギッシュで、想像以上に素晴らしい国でした。この旅の一番の思い出は、当時付き合っていた彼女と一緒の旅行で、砂漠の星空の下でプロポーズをしようと思っていたのですが、満天の星空が気持ち良すぎですぐに眠ってしまったことです。しかも、彼女は感づいており、プロポーズされるのを待っていたのに私が寝始めたので、本当にがっかりしたと言われました。後にこの旅の間にフェズのホテルできちんとプロポーズし、昨年無事ハワイで式を挙げることができました。砂漠での失態は、今後もずっと言われ続けることでしょう。
☆Kun:モロッコはこの番組でも何度か話してると思いますが、本当に素敵な国です。折に触れて、あそこの夜行列車に乗って、銀河鉄道のようなあの空をもう一度眺めたいなと思います。プロポーズをしようとして眠ってしまったっというのは大失態ですね。それで怒って帰られなかっただけ、とてもラッキーだと思いますよ。
★Fromラジオネーム:水あめさん
一昨年の夏にダブリンを舞台にした『シング・ストリート』という映画をきっかけに、ダブリンに興味を持ち、バイトでお金が貯まっていたこともあり、実際に一人旅をしに行きました。様々な国の人々との会話や石畳の街並みなど、18歳の高校生だった僕は衝撃を受けました。一人旅の味をしめたので貯金してまたどこか行きたいです。
☆Kun:18歳で映画を観て、いきなりダブリンに行くっていうのはとても渋いし、素晴らしい行動力だと思います。皆さん『シング・ストリート』という映画を観ましたか?いわゆる音楽映画で、80年代を舞台にした青春映画。僕のような40代のおっさんが観ると胸をかきむしって血が出るぐらい甘酸っぱいです。そして、この音楽がまたデュラン・デュランとか、あのあたりの音に感化された本当に甘酸っぱいニュー・ロマンティカみたいな音。もし、あの当時のイギリス音楽とかMTVが大好きだった、そして、青春がどんなものだったかを忘れてしまったという、心が半分死んだ皆さんは、ぜひこの映画を観てみてください。
★Fromラジオネーム:メガネウラさん
先日の放送で、「友人と自分の葬式にどんな曲をかけるかという話をした」とおっしゃられていましたが、私も自分の葬式プレイリストを考えています。真剣に死んだ時のことや今までの人生なんてことは考えておらず、海辺をドライブする時用のプレイリストを作るような感覚です。そもそも家族には「葬式は不要」と言っておりますし。放送の中では訓さんがどんな曲を選んだのかお話されていなかったと思うので、ぜひ、訓市さんの選ぶ葬式にかける曲を教えていただけないでしょうか。
☆Kun:真剣に葬式を考えてるわけじゃないんですけど、よく「今までで一番好きな曲は何?」とか、「無人島に持っていくアルバムは?」とか、そういう質問があるじゃないですか。とても答えづらいんですけれど、自分がもし死んで葬式があるとして、最後にかける曲というのはきっと、自分が一番好きだったり、自分の人生のテーマだったり、押しつけがましいですが、こういうふうに自分を覚えておいてくれと思う曲なんじゃないかと思うんです。だから、音楽好きの友達とかミュージシャンに会うと必ずそういうことを聞きます。僕のプレイリストはころころ変わります。しんみりさせてから突然、四つ打ちをかけようと思ったり、すごくふざけた曲をかけて明るく持っていってから暗い曲をかけてやろうとか、いつもニヤニヤ作り変えています。絶対かけるなあと思っている曲は・・・ また次の機会にお話します。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。