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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
お風呂×デジタル家電。最新ガジェットでバスタイムはどう変わる!?
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Theme is... MESSAGES & REQUESTS
『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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--- Say Goodbye To HEISEI ---
平成最後の日曜日となる4月28日はリスナーの皆さんから
手紙、ハガキ、メールで寄せられた旅のエピソードを紹介しながら、
その旅にまつわる思い出の曲をお送りします。
訓市による“メッセージ返し”もお楽しみに!
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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「旅」に関する質問、「旅先で聴きたい曲」のリクエストでもOK!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
リクエスト曲がオンエアされた方には番組オリジナル図書カード、
1000円分をプレゼントします。
皆さんからのメッセージ&リクエスト・・・ お待ちしてます!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Come Home / Anderson Paak feat.Andre 3000
Only One / James Taylor
Cherry Blossom Girl / Air
The Dance / Prince
サマーヌード / クラムボン
Way With Words / Bahamas
I'm So Lonesome I Could Cry / Jools Holland & Richard Hawley
Small Town Girl / Tracy Thorne
Airbag / Radiohead
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
Kunichi was talking …
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★From RN:鳩の13さん
私はすぐに真っ黒に日焼けする為か、今までベトナム、タイ、カンボジアで滞在2〜3日にもかかわらず、現地のレストランで地元の人用のメニューが出てきたり、観光客に道を聞かれたりします。先日はインドで白人の男の子に「出国審査時にイヤホンをしていても平気?」と話しかけられ、「オレも初めてだから分からない」と答えると、「地元の人かと思った!何処から来たの?」と言われました。全くインド系の顔ではないと思うのですが。西洋の人から見ると変わらないのでしょうか。野村さんは色々な国に行かれていますが、この様な経験有りますか?
☆KUN:僕はもともと色白でお尻の辺りは真っ白なんですが日に焼けると強烈に焼けるタイプでして、どこに行ってもよく「何人だか分からない」って日焼けすると言われるんですが。あと日本で日本の人に外人だと思われることがありまして、タクシーに乗ったら「お客さんは綺麗な日本語を話しますね」と言われて嬉しくなって、「本当ですか?」「最近の人はこんな綺麗な日本語を日本人なのに話せないのに、あなたは外人なのに素晴らしいですね」と言われ返事のしようがなくて、そのまま少し外人のふりをして話を終わらせたんですけどなんなんでしょうかね。バーで働いていた時も「何ビザで働いてるの?」って言われたこともありますし、まぁ動物とかに間違えられるよりかはいいのかなと思ってます。
★From RN:オヂヤオヤヂさん
先日、渋谷の桜丘の再開発のお話をされていましたが、私にとってもあの周辺は東京に行った際の拠点としていた場所でした。近辺にあったジャズ喫茶、カフェ、楽器店を回っているとあっという間に時間が過ぎていきました。そこにあったジャズ喫茶は学生の頃からレコード店回りと楽器店回りのあとに行っていたので20数年通ったということになります。今は実家のある新潟に住んでいますが、東京の拠点がなくなり途方にくれています。桜丘に代わるような都内の野村さんのお勧めの場所があったら幾つか教えてください。
☆KUN:なんかもう再開発だけじゃなくって、その再開発で無くなったお店がどっかに移転してもオープンすればいいですけどね。最近はそのタイミングで後継者もいないので閉めてしまうっていう定食屋さんだったり、立ち飲み屋さんだったりが凄く多くて、それが平成の終わりというのと重なってなんともやるせない気分です。お薦めの場所は、まぁ新しいお店がいくつかできているんですけど、やっぱり長い間誰かがやっていたっていう雰囲気の所とはまた大分違うのでなんとも言えないんですが、まだまだレコードをかけたりジャズをかけるお店っていうのが実は渋谷の中にはいくつかあるので、是非ちょっとググってみれば自分がここは合いそうだなっていう所がきっと見つかると思います。新しい根城が見つかるといいですね。
★From RN:こむぎさん
気がつけば還暦まであとわずか。目を凝らせば人生という旅の終着駅が見えてきそうな年齢になってしまいました。昨年、偶然このプログラムを知り、そして野村訓市という面白い人物を知り、以来、毎週楽しみに欠かさず聞いています。野村訓市を今まで知らなかったことで人生損したという想いと、遅まきながら知ったことで人生得したという想いが交錯しています。ところで、先日、浅草まで隅田川を水上バスで上がりながら桜を見物しました。ちょっとした旅気分を味わえて贅沢なひとときでした。訓市さんは、海外での桜の思い出は何かあるのでしょうか。
☆KUN:もう桜が散ってしまって数週間経ちましたけど、僕は何度もこの番組で言ったんですが桜の時期が日本が一番好きで海外にいても帰りたいなぁと思う人間だったんです。が、最近嫌いになってきてしまいました。まぁ、みんな桜が好きなんだと思うんですけども、静かにゆっくり夜桜を見たりとか良い時間に見るっていうのがほぼ自分が動く周りの都内では不可能になってきてしまいまして、目黒川なんか凄いことになっていましたよね。桜の時期になると中目黒には行かないっていう人たちが増えてくるぐらいとんでもないことになっています。桜の多い所で花見をするというより、どこか境内の一角にある桜を一人で見に行くとか、そんな感じになってきましたが、先日、まぁ先日と言っても3月ですけどもパリに行った時に歩いていたら突然道の一角に桜が咲いていて風に吹かれて、今年一番印象深い桜っていうのはあの1本の木だったかなぁと、今振り返るとそう思います。
★From RN:ベランダの蛙さん
先日のことですが、病院の待合室の片隅で流れていた波の映像を見たら昔の事が蘇りました。どこの海だったのか、今となっては思い出せないのですが、海辺の宿屋で宿泊した時の事です。夜も更けて、そろそろ眠ろうかと横になると、静寂の彼方から波の音がしてきました。私はとても嬉しくなって「波の音が聞こえるよ♪」とツレに話しかけたのですが「まさか」というそっけなく眠たげな返事。「聞こえるよ」「聞こえない」と暫しバトルの末に寝落ちしてしまったようです。目が覚めたら次の日の朝でした。今、思い出して見ると、やはりそれは私の空耳だったのかもしれません。ツレにちょっと優しい言葉を期待していたのでしょう。「そうだね、波の音が聞こえてきそうだね」的な。ただただ私は共感して欲しかっただけかもしれません。行ってみたかった観光名所も今となっては訪れたのか否か定かではない記憶力。そんな思い出よりも分かり合えなかった思い出や行き違いが、時々、旅の思い出となって日常生活で蘇ります。訓市さんの旅先での空耳体験などありましたら聞かせて下さい。
KUN:空耳体験っていうのはあったような気もするし、今は思い出せないんですけども、それよりかベランダの蛙さんが言うように果たして自分が本当にあそこの場所に行ったんだろうかっていうのがだんだんあやふやになってくる事が多くなりました。似たような旅の経験とか目的地での時間っていうのを過ごしてるうちに遠い記憶と近い記憶っていうのが重なって見えるようになってきてるうちに、なんか輪郭がぼやけてきてるっていうか、その間にも本を読んだりテレビでその町のことを見たりとか色々あるじゃないですか。自分の記憶っていうのが本当に正しいのかとか、自分が体験したことなのかっていうのが分からなくなる時ってありませんか?それを唯一防ぐ手立てっていうのがやっぱりその時に書いた日記とかメモとか写真だと思うんですけども、最近面倒臭がらずに割とiPhoneで写真を撮るようにしてるんですが、まあメモ替わりですよね。それも増えすぎてどこにそれを撮ったか分かんなくなるっていう繰り返しなんですけども、まぁこれからあと何年生きるか分かりませんが、どのぐらいクリアに自分がしたことを覚えてられるんでしょうね。
★From RN:わにこさん
変わらず毎週拝聴しています。ただ、昔リクエストさせていただいた時と違い子供が大きくなり、なかなか日曜20時にゆっくり聴く事も難しくなってきました。珍しく1人になったタイミングにradikoで聴いたりしていたのですが、最近最高のシチュエーションを発見しました。我が家は土日は私が夕飯の片付けをする間に夫と子供がお風呂に入るので、私は2人が眠った後にお酒と本を片手に1〜2時間の長風呂をする事をたまの息抜きにしています。ある日思い立って風呂場にお酒とradikoを連れて行ったところ大正解。久しぶりに野村さんの心地よいトークと音楽を楽しむ事ができました。自宅の狭い浴室の中でしたが私にとっては普段とは違う「旅」の時間となりました。地方出身の夫婦が東京で子供を育てながら働いていると、たまにどうしようもなく息が詰まる事もあるのですが、週末のこんな時間を楽しみに、そんな時間をくれる夫にも感謝しながら慌ただしい日常も軽やかに過ごしていきたいと思います。
☆Kun:僕の周りにもいますが家族とか兄弟が近くにいない二人が東京で子供を育てるっていうのはよっぽど金銭的に余裕がない限り難しいっていうか、しかもそんな若いうちに大変だと思うんですけども、うまく息を抜いて楽しく、特に子供が小さい時は一瞬ですから一緒に時間を過ごして欲しいんです。風呂場にお酒とrdiko、最高だと思うんですけど長風呂ということで、くれぐれも寝落ちしないように。この番組は割とメロウな曲をかけているので、そろそろそいう人が多いんでしたら途中でパンクでもかけたほうが良いんでしょうか。
★From RN:No.7さん
先日、旅先でマグネットを買うというリスナーさんがいらっしゃり、訓市さんは何か買うか問われ、「物より思い出」との事で何も買わないと仰ってました。自分も何も買わないのですが、自分へのお土産として、その国の飲んだ瓶ビールの蓋を持って帰ってきます。初めはカンボジアで飲んだアンコールビールの蓋にアンコールワットに絵が描いてありそれが気に入り持ち帰りました。帰って来て裏にマグネットを付け冷蔵庫に貼り付けています。気付けばドアを半分ほど埋める数になってしまいました。疲れた時に冷蔵庫から飲み物を取る時に目にすると、また旅に出たくなります。
☆Kun:いいですねビールの蓋っていうのも、なんてったって缶より瓶だっていうのは定番です。こういうのは集めたこと無いなぁと思ったらありました1回。それは牛乳瓶の蓋ですけどもね、40オーバーの人だったら一時期、牛乳瓶の蓋をコレクトするのが流行ったのを覚えてる人いませんか。レアなちっちゃい小瓶のなんとか牛乳とか紫色の蓋とかものすごくレアで、あれどうやって交換して集めていたのか今となっては覚えてないんですけどもねぇ。関東以外のものも持っていた気がします。これって、みんな知らないんですかね、牛乳瓶の蓋。集めたことがある人がいたら是非お便りをお待ちしております。
★From RN:ジャスミンティーさん
昔、確か『POPEYE』だったと思うのですが、ある日、70年代カルチャー特集をした時の表紙の写真、それはおそらくどこかの遊園地の冬の夜の風景の写真だったのですが、当然70年代に撮影された写真のはずで、なんとも言えない味のあるいい写真でした。今なら出版社に速攻で問い合わせしていると思いますが、当時学生だった私は写真と同じ、そのどこかわからない場所に自分も一度行ってみたいと思う以上のことが出来ずに、ただ冬の遊園地で過ごす幸せな一時を想像していました。
☆Kun:これはもう、雑誌で育った世代の人にしか分からない事だと思うんですけど、今ってなんでもすぐ調べられてしまうので、そこが最高でもあるんですけどもね。どっかで見かけた写真があったら誰が撮っててどこだろって大体分かりますし、いざとなったらDMで本人に聞いちゃったりとか出来るんですけど、昔は特に海外に憧れてたりすると全く分からないですからね。その写真だけ見て悶々するっていうのはコンサートの写真でも客を撮っててすっごい素敵な写真だったり、風景が素晴らしい写真を目にしたりしても、どこなんだろうどこなんだろう…そこからの妄想が止まらなくてですね、夜寝る時随分いろんなことを想像したもんですけども、今はそういう遊びってきっと出来ないんでしょうね。
★From RN:R65さん
岡山県でスマートフォンのアプリで聴いている49歳の男性です。いつもこの時間は古いオートバイをいじりながら聴いています。自分は30年前にイタリアに行ったきり、あまり海外に行く機会もなく、旅といえば自分で直したオンボロバイクで国内をふらふらとキャンプして回るくらいです。実は僕には30歳近く歳の離れた旅の友がいました。彼女は大学生でタンデムで色々なところに2人で出かけていました。夏の長野や京都、春の高地や和歌山。特に2年前に走った伊勢から和歌山の串本の橋杭岩まで走った旅は忘れられない思い出です。山の中の道はその両側に桜の花が咲き誇り、道中の「鬼ヶ城」という景勝地は山全体が桜で覆われていて、木々の間から青い空と海を分ける水平線が見えました。彼女には他に若い男ができたらしく、私と旅をする事は二度となくなってしまいましたが、この春もあの時の春と同じように桜が満開になると、1人でまたあの桜街道を走ってみようかな〜とついつい感傷的になってしまいます。訓市さんは桜や海を見ながら走った思い出の道はありますか?
☆Kun:なかなか同年代のハートブレイキングなお話じゃないですか。まあ何もなかったのかもしれませんが、ときめいてしまった心の桜が散ってしまったんですね。桜や海を見ながら走った思い出の道…思い出の道っていうと、先日アメリカの友達が来ていて酔っ払って渋谷の道を歩いていて、これまた桜丘の所ですけども、一方通行のちょっとした道が両側桜なんですよ。渋谷のほぼど真ん中なんですけど100メートルくらい桜のトンネルみたいになって、それが看板の光とかそういうのに照らされる場所で。僕はそこがすごく好きで、昔高校の頃の彼女の家に行く途中に必ずそれを夜中に通ったりしたもので、「あぁ桜っていいなあ〜」って最初に思った思い出がそこかなって。たまにそこを通るんですけど、今年も酔っ払った時にそのアメリカ人の友達と歩いているとその桜のトンネルの道につきまして、一瞬で自分の頭の中は10代の時に戻りましたけど、こういうのも感傷的っていうんですかねえ。
★From RN:akiさん
2月に社員旅行で初めてハワイに行ってきました。日本出発前日にハワイの山で雪が降っていますとニュースを見ていたこともあり、案の定ハワイは本当に寒く、夜はダウンを着ていました。私は初めてのハワイなのでハーレーダビッドソンを借りることにしました。しかし、残念なことに天候に恵まれていなかったため、GORETEXを着ながら運転していました。日本と道路も反対ですし、途中雨宿りをしたり何よりハーレーを運転するのが10年ぶり。リラックスするというより緊張感を持ちながら1日運転していました。ただ、雨が止んだ後にきれいな虹を見ることができたのはとてもいい思い出となりました、そして、印象的なのが中学生ぐらいのグループが「FREE FOOD」という看板を持って声を出して社会貢献活動をしていたこと。日本ではアメリカのニュースはトランプ大統領のニュースしかないので、こういった活動を一生懸命やっていることを知ることができたのはハワイまで行った意味・旅の醍醐味があるなと思いました。リクエスト曲はRadioheadのAirbagをお願いします。この曲にはドイツ車の描写があってとても影響を受けてしまい、私はフォルクスワーゲンを買ってしまいました。
☆Kun:海外で運転したりするっていうのは楽しいですけども、まぁ緊張しますよねえ道路が反対だったり。そしてニュース、アメリカは大学進学する時とかも例えば自分がどれくらいボランティアをしたとか、そういう活動をすごく重視したりするので皆さん色々なことをするんですけど、これはアメリカのものが全て良いとは全く僕も思わないんですけど、日本もこういうボランティアとかをするっていうのはすごく良いことなんじゃないのかなと。大学入試とかプラスで3年間の間に何やったとかそういうのをしても良いと思いますし、逆にそういうニュースっていうのをちゃんと流してもらいたいなと思います。歌詞の内容で影響を受けて車を買うっていうのは中々豪快な車の買い方で、なかなか出来ないことだなと思ってこの曲をかけようと思います。本当は平成最後ということで、しんみりした曲をかけようと思ったんですけども、それもなんかなんじゃないですか。平成時代に生まれた最も日本でも人気のあったバンドの一つ、Radioheadの名作『OKコンピューター』のオープニングトラックで平成を見送りたいと思います。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。