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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
再結成したモトリー・クルー、デフ・レパードやジョーン・ジェットらとのスタジアム・ツアー開催を発表!
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Theme is... 冬のヘビーメタル・バラード
『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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2020年第一弾のテーマは「冬のヘビーメタル・バラード」。
リスナーの皆さんから手紙、はがき、メールで寄せられた
お気に入りの必殺バラード曲と、それにまつわるエピソードをお送りします。
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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「旅」に関する質問、「旅先で聴きたい曲」のリクエストでもOK!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
皆さんからのメッセージ&リクエスト・・・ お待ちしてま〜す!!
なお、番組オリジナル図書カードのプレゼントは終了しました。
現在、次のプレゼントを製作中です。そちらもご期待下さい!
完成次第、番組内でお知らせします。
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
I Remember You / Skid Raw
Hysteria / Def Leppard
Home Tonight / Aerosmith
Is This Love / Whitesnake
Coming Home / Cinderella
Goodbye To Romance / Ozzy Osbourne
Thunderbird / Quiet Riot
Something To Believe In / Poison
Stairway To Heaven / Led Zeppelin
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
Kunichi was talking …
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★From RN:ササ伊藤さん
私の音楽の原体験は13歳の頃に聴いたハードロックやヘヴィメタルです。それから10代、20代、30代と様々な音楽を通り過ぎてきましたが、思春期に聴いた音楽が身体から抜けないのか40代にしてメタルへ戻ってきました。一時期はメタルを聴いていたことがとても恥ずかしく、CDも全て処分して完全に離れていた時期もあったのですが、その反動からメタル返りをしてからは異常な熱量で、暇をみては中古屋に通ってCDを買い戻し、さらには当時買えなかった盤までも買い揃え、うっかり出会えたメタル仲間と年1〜2回ペースでメタルイベントを企画するまでになっておりました。今回のリクエストはSKID ROWの「I Remember You」です。不定期開催していたメタルおじさんたちのメタル縛りカラオケでは毎回の号泣・大合唱。マニアックなバンドのバラードをリクエストしたいところでもあるのですが、そういうのがメタル好きの悪いところでもあるので王道の名曲をリクエストいたします。そして最後にメタルゴッドの名言で〆たいと思います。「ハードロックにおけるバラードは免罪符のようなものだ/伊藤政則」
☆Kun
素晴らしいシメのお言葉をありがとうございます。今、僕の頭の中にはですね雑誌「BURRN!」の広告の声がこだましていたんですけれど、40代〜50代ぐらいの方にとってはメタルは一度は通った道。その時の格好を後で恥じて黒歴史として頭の片隅に追いやったことがあるという人も多いと思いますが、今では当時のバンドを知らないオネエちゃん達が昔のメタルバンドのTシャツを着てオシャレとか言われてしまう時代です。
★From RN:surfdudeさん
かなりアメリカンロックを意識したイギリス・シェフィールド出身のデフ・レパーの「Hysteria」をリクエストしたいと思います。初めて彼らのライブを観たのは1999年の武道館だったような…。その時、既にギタリストの1人のスティーブ・クラークは他界してましたので彼のギタープレイは拝めませんでした。時は経ち、3年前に初めてイギリス・ロンドンに行く機会があり、1日貰った自由時間に電車とバスを乗り継ぎ片道3時間かけて、シェフィールドの郊外にある、ワイズウッド墓地に行き、暮石に手を合わせて拝んできました。2015年ジャパンツアーのTシャツを持参で…。墓地は広くはないのですが、なかなか暮石が見つけられずに日も暮れかけ心細く30分くらいウロウロしていた自分に車で近寄ってきた老夫婦が、「あんたスティーブ・クラークの墓を探してるのかい?」と聞いてきたので、「そうだよ、見つけられなくて困ってる」と答えるとその老夫婦は「乗りな!」と言って暮石の横まで乗せて案内してくれました!彼の暮石を前に老婆に歓喜のハグをして半泣きで喜んだのが1番のイギリスの思い出になりました…RIP Steve
☆Kun
めちゃくちゃファンじゃないですか。老婆に歓喜のハグをしたsurfdudeさんの姿が目に浮かぶようです。すごいですねジャパンツアーのTシャツも持参で。この番組でも何度か話したことありますが、僕も旅先で好きだった人が住んでいた家とかホテルとかお墓に行ったりしたことがあるんですが、くだらないように聞こえるかもしれませんが、何て言うか初めてその人がいたんだっていう存在を物理的に感じることの出来る素晴らしい体験で、もしリスナーの皆さんの中で憧れたあのロックスターや俳優がいたとか、74年のプレイメイトに恋していたとか… そんな方がいましたら、ぜひお墓を訪ねてみてください。
★From RN:シャルロッテさん
冬のヘヴィー・メタルバラードですがエアロスミスの「HOME TONIGHT」をお願いします。夫婦共に洋楽好きですが好きなアーティストは微妙に異なります。主人はプログレやメタル系、私はどちらかというとUKロック好き。そんな2人ですがある時主人のCDラックの中からエアロスミスを見つけました。コレは聴いてこなかったなと思いかけてみるとキャッチーな曲が多く、意外に好きかもと思って一気にはまりました。それから何枚か聴き漁り、この曲に辿り着きました。アルバムの最後を飾るこの曲は、スティーブンの切ないヴォーカルとジョー・ペリーの哀愁漂うギターが微妙に絡み合う、秀逸のバラードだと思います。
☆Kun:
めっちゃファンじゃないですか。この聴き方が昔っぽくて良いですよね。こう何枚か聴き漁ってお好みの1曲にたどり着くという。そんなエアロスミスにたどり着いたシャルロッテさん、年齢59歳。ヘッドバンギングのし過ぎで頚椎を痛めないように気をつけて下さい。エアロスミスをアルマゲドンのテーマとかで知った方にとってはボーカルのスティーブンというのは若い頃、結構声が違うんですよね、あそこまでハスキーじゃなくって。僕は本当にRun- DMCとエアロスミスの曲とかで入ったぐらいの世代で、そこからエアロスミスを掘った時に「Dream On」という名曲があるってありとあらゆるところに書かれてるんでどんな曲なんだろうと思って苦労して手に入れて聴いたら、これ同じ人なのかなあっていうぐらい声が違うんですよね。まあ長い期間活動しているバンドの音の移り変わりとか声の変化を楽しむのも音楽の醍醐味だというと、ジジイの戯言に聞こえるんでしょうか。
★From RN:ポステリさん
リクエストはホワイトスネイクの「Is This Lose」をお願いします。普段はメタル系などほとんど聞きませんが、動画サイトでランダムに見ていると聴ける機会があります。普段、聞かないからこその新鮮さもあります。
☆Kun
全然ファンじゃないじゃないですかっていう… 皆さん旅のエピソードも無くてひたすらメタルが好きだっていう感じなのも面白いなあと思うんですが、ホワイトスネイクはもともとイギリスのバンドで、アメリカで爆発的に売れたんですけど、メタルのビデオの特徴といたしましてはバラード系で自分の彼女を出すんですよね。北欧の女選手みたいな金髪のすごい大きいお姉さんが大体意味も無く車の屋根の上で風で吹かれたりするわけなんですけど、小さい頃の僕にはそれがリアルなメーテルに見えてしまいまして、危うく恋に落ちかけたこともあります。
★From RN:マックス フェルトッペンさん
この日曜日の夜は訓市さんのナイスな選曲に癒されている11月で54歳になったおじさんです。メタルバラードと聴いて、これしかない!と思い、僕の青春そのもののオジー・オズボーンの「GOODBYE TO ROMANCE」をリクエストします。ランディー・ローズのギターソロは今聴いても涙します。高校生の時に付き合っていた彼女はユーミン好きでハードロックには全く興味を示さなかったのですが、この曲だけはお互いに共有することが出来た唯一の曲でした。
☆Kun
どうやって共有出来たかものすごく謎なんですけど、ブラジルと日本ぐらい離れてませんかユーミンとハードロックっていう。オジ・ーオズボーンは元ブラックサバスで僕もブラックサバス時代が大好きでもちろんオジー・オズボーンのソロも聞いていたんですけども。まあギターを弾く友達はみんなこの初代のギタリストであるランディー・ローズが大好きで。ヘリコプター事故かな、で亡くなってしまったんですけども。オジー・オズボーン、今でも元気ですし昨年はポストマローンと一緒に曲が出てオジーが歌うっていうなんかすごいコラボでそれが受け入れられる世の中って素敵だなあと1人微笑んでいたんですけれども。きっと昔からのメタルファンである皆さんはポストマローンとジーオズボーンの曲をまだ聴いたことがないと思うので、是非ググってください。
★From RN:アキラさん
クワイエット・ライオットの「Come on feels the noise」はスレイドの原曲よりも彼らのカバーがその後のフットボールアンセムに、オアシスのカバーに繋がったはず。馬鹿騒ぎな曲の入ったアルバムのラストはバラードというのもメタル様式とでもいうのでしょうか?リクエストは「Thunderbird」をお願いします。
☆Kun
クワイエット・ライオットは割と通好みのバンドだったような気がします。とにかく80年代はいろんなバンドがいまして、それぞれ個性があるというかルックスが賑やかで誰をファンになれっていうのがすごくみんな楽しんでいたような気がします。
★From RN:今でも夢はギター・ヒーローさん
私は訓市さんと同学年なので、これまでの人生の中で最も熱心に、真剣に音楽を聴いて、音楽から大きな影響を受けた“あの頃、あの時代”を思い出しつつ、訓市さんのセレクトする楽曲やエピソードを聞くのが、毎週日曜日の夜の楽しみです。リクエストはポイズンの「Something to believe in」をお願いします。ニルヴァーナによってグランジがシーンを一変してしまう直前、ガンズやモトリー、ラットの、いわゆるLAメタルシーンが高校生の頃の私とバンド仲間たちの憧れでした。どのバンドもそれぞれ”必殺の”バラードを持っていましたが、Poisonならこの曲を推します。イントロの透明感あるピアノの音色が、冬の夜の空気にぴったりマッチしていると思います。
☆Kun
書き方を見ただけで同年代でどのような高校時代を過ごしたのかが手に取るように分かってしまうのが恐ろしいんですけども。そうですねー、ニルヴァーナが出てきて一気に駆逐されてしまいましたね。恐竜が絶滅するっていうのはこういう感じなのかぐらいのもの凄い破壊力で、長髪だったメタルバンドの人たちがグランジが流行ったのを境にですねどんどん髪の毛を切っていくわけですよ。まあ最後の砦だったメタリカが切った時にこのシーンは終わったなと思ったんですけども、ラジオネーム今でも夢はギター・ヒーローさんも涙の断髪式なんでいうのがあったんじゃないんでしょうか。ポイズンは派手な感じでとても人気がありまして、前回のバラード特集でも「Every Rose Has Its Thorn 」・・・”どんなバラにもトゲがある”女好きのボーカルが歌うと意味深な感じに聞こえたものです。
★From RN:SADYさん
私の父親は教会の牧師でしたので、子どもの頃、日曜部は教会学校通いでした。中高生はハイスクール科というのがありハイスクール室という部屋に集まり礼拝をした後、集まった友達で遊んでいました。教会は古い味のある建物でハイスクール室も、10年前に旅をしたメンフィスのアルグリーンの録音で有名なロイヤルスタジオのようなたたずまいの部屋でした。そこには卒業生が置いていったクラシックギターやバイオリンベースもどき等が無造作に置いてあり、遊びながらみな何気なくポロンポロンと弾いてしまうような環境でした。そこで代々弾き継がれていたのがレッド・ツェッペリンの「Stairway to Heaven」。誰もがその洗礼を受けてギター道、バンド道に入っていきました。私も中2の時に2つ歳上の兄貴分から教わり、その後40年近くが経ち、会社員ですが、人生の旅を続ける中でギターやバンド活動はとても助けになってくれましたし、今後もそうだと思います。その頃の友達も、みんなそんな感じです。ツェッペリンがメタルか?という話もありますが、この思い出の曲をリクエストします。
☆Kun
教会で、きっとこれは隠れてメタルとかを聴いていたんでしょうね。僕もアメリカで日曜学校に行かされましたけども、ハードロック・ヘビーメタルとかまあパンクもそうですけど全て悪魔の音楽みたいな言われっぷりで。うちのホストファミリーも敬虔なクリスチャンでしたので聴いて良いのがストライパーという、クリスチャンのバンドがいたんですよ。これは歌い上げるロックもバラードも全て神に捧げられているんですけど、ストライパー… 要は線ですよねストライプの。黄色と黒の蜂さんみたいなタイツとライダースみたいのを着て神への熱い想いをシャウトする、もの凄いバンドでした。レッド・ツェッペリンの「Stairway to Heaven」。もちろん僕も最初にギターを持った時に知り合いに「これが弾けると良いよ」と言われて勧められた1曲でして。まあ80年代70年代90年代の頭ぐらいまでギターを手にした人は1度は最初の4コードぐらい弾いたことがあるんじゃないんでしょうか。そのぐらいの名曲なんですけどもあえてこの番組で5年間避けてきたんですが、今日ここにかけてみたいと思います。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。