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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
18歳の一人暮らしは「風呂なし3万円」で十分だ
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Theme is... 受験
『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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--- 大学受験の勉強中に訓市がガブガブ飲んだもの ---
番組前半はリスナーの皆さんから手紙、ハガキ、メールで
お寄せいただいた旅のエピソードと、
その旅に紐付いたリクエスト曲をオンエア!
選曲のオーダーや悩み相談にもお答えします。
後半のテーマは「受験」。
いよいよ受験シーズンも本格化する中、
この春に受験を控えた全ての学生の皆さんに訓市がエールを送る。
かつて、大学受験を経験した時の訓市流勉強法、
ガブガブ飲みまくったというお手製の飲み物についても語る。
新成人になった方を始めとして未来を担う若い人たちに
向けて送るメッセージとは?
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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「旅」に関する質問、「旅先で聴きたい曲」のリクエストでもOK!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
皆さんからのメッセージ&リクエスト・・・ お待ちしてま〜す!!
なお、番組オリジナル図書カードのプレゼントは終了しました。
現在、次のプレゼントを製作中です。そちらもご期待下さい!
完成次第、番組内でお知らせします。
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Baby, I Love Your Way / Big Mountain
Old Pine / Ben Howard
Blue Rondo A La Turk / The Dave Brubeck Quartet
They Say That Falling In Love Is Wonderful / Joe Pesci
手引きのようなもの / 井上陽水 奥田民生
For What It's Worth / Buffalo Springfield
From The Morning / Nick Drake
Philadelphia / Neil Young
It Ain't Over 'Til It's Over / Marcela Mangabeira
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
Kunichi was talking …
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今週は新成人を祝う成人式が多分たくさん行われて、新しい成人になった方は参加したと思いますし、受験シーズン真っ盛りという人生の中で大きな節目を迎えている若者がたくさんいてヒーヒー言ってる頃じゃないでしょうか?大変だとは思いますが、そういう節目のようなものを感じることが出来るっていうのは40代の僕にはとても羨ましくもあります。このくらいの歳になってきますと聞こえてくるのはあまり香ばしくないものばかり。だいたい「離婚したんだよ」とか「会社が傾いてきた」とか「身体の具合が悪い」とか。大きな節目っていうとあとは「そろそろ会社を辞めます」とか、歳上の人になると「あと何年で年金生活だ」とか。現状がどんなに辛いなぁと思っていても、未来があるっていうことがどのくらい恵まれているかということは、きっと今苦労していると思っている若い皆さんには絶対気付かないことだと思うんですけども。毎年、この時期にそういう若い皆さんに向けて受験の話とか、勉強の仕方みたいなことを話していると思うんですが、おじさんからの助言ということで、今年も同じような話をします。とはいっても大分いいかげんな学生生活でしたから、あまりというかほぼ偉そうなことは言えないんですけれど、学校ははっきり言ってさぼりまくりましたし、駅を出て右が学校・左がパチンコ屋に雀荘っていう駅だったんですけど足繁く左に曲がったものでしたし、まぁ時代的に緩かったんでしょうかね。そんな中、僕もとてもだめな学生だったとは思います。何を学校で勉強したのかと聞かれると胸を張ってコレだと言えることが何一つないのですが、それでも色んな人と出会える場として学校はとても素敵な場所だったと思います。10代なら高校生、それから20代を迎える専門学校や大学… 二度とは戻ってこない大事な人生の季節を過ごす場所として学びたい事ももちろん大事ですが、どのような人たちと時間を過ごすことになるのか、その環境もよく考えて進路を選んでみてください。勉強も大事ですけど一生の友達とか付き合いを持てる先輩とか後輩、そういう人たちとの出会いの場としての学校っていうのも勉強と同じくらい大事なんじゃないのかなーって僕は思います。
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まぁ今は結果が出る前でしょうから、そんな先のことなんてって思うかもしれませんけど、試験が終わるまで頑張って、そして学生時代にそれが高校だろうが大学だろうが専門学校でもどこでもいいですけど、なるべく色んな所に旅に行ってください。よくテレビとかで、「海外ではこれが普通なのに、日本ではなんでこれがこうなんだろう」とかって言って批判的なことを言うと、「ここは日本だ」とか「嫌なら外へ行け」と言う批判があったりする心の狭い社会になったなぁと思うんですけど、やはり自分の目で見て、聞いて感じると言うのが一番大事なんじゃないのかなと思います。東京に住んでいると地方の問題がどこか他人事に聞こえるように、海外のこともそう捉えている人がきっと多いんじゃないでしょうか。なんですけども全てはやはり繋がっていると思うんですね。そういう外で見た色んなものから自分の意見というものが少しずつ固まっていくんじゃないんでしょうか。僕はわりとおじさんの歳ですけど、そのわりに若い友達がたくさん何故かいるので、そうやって触れている中で僕は今の若者にとても期待しています。ポテンシャルもあるし、面白いし、なにより伸び代があります。メディアはやたらと色々言いますけれど、だいたいそれを書いている人が若い人と接触も何も無いおじさんやおばさんで、自分の物差しで勝手なことを書いているだけです。若者の雑誌離れとか、新聞離れとか、海外旅行離れとかよく言われてますけども、僕らの頃と人口が違うのですから数字だけ見るともちろん下がっている、それも右肩下がりなんですけれど、人口に対しての割合でいうとむしろ増えていたりするそうです。特に海外に行く若者の数とか。どうも過去との数字だけを照らし合わされてネガティブなことばかり言われることが多い今の若者ですが、もっとポジティブな面を伝えていけば人の意識も変わると思います。「新聞は読みますか?」と聞かれて「紙の新聞は読みません」と言いますと、「はい、今の若者は新聞を読まない」って言いますけど、そもそも僕の年の周りでも紙の新聞を読む人は減っていますし、じゃあみんなニュースを知らないのかというと、それはちゃんとネットで読んでいるわけですから何も知らないということにはならないはずなんですけどもね。デジタルの世界といっても、なんだかんだメディアは僕ら歳上が牛耳っていまして、そこに都合が良いような話しか流しませんし、その人たちに向けた施策しか政治家もしません。なのでこの番組を聴いている若いリスナーの皆さん、是非頑張ってこの日本だけじゃなくて世界的な流れをどんどん良くしてください。あなた達にはそれが出来ると思います。そして今、志望校に受かんなそうだとか成績が伸びなくてやばいという皆さん、まだまだ時間は残ってますから絶対諦めないように。僕は受験の1ヶ月半くらい前から勉強を始めた口で、偏差値は50ないぐらいでどこの大学もD判定でしたけれど、まぁフォークを聴いたり甘いコーヒーを飲みながら死ぬ気でやったらなんとかなりました。全員がそこまで都合良いことが起きるとは思いませんけど、やらないと可能性が上がらないので、是非諦めずに頑張って下さい。2月になって良いニュースが入って、笑ってどこか好きな所に行ける春休みになりますように。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。