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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
ノスタルジックでかわいい街、リスボンへ。
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Theme is... Messages & Requests
『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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--- Messages & Requests ---
リスナーの皆さんから手紙、ハガキ、メールでお寄せいただいた
旅のエピソードと、その旅に紐付いたリクエスト曲をオンエア!
旅限定ではなく恋愛、進路、日々の悩み相談や
選曲のオーダーにもお答えします。
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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「旅」に関する質問、「旅先で聴きたい曲」のリクエストでもOK!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
皆さんからのメッセージ&リクエスト・・・ お待ちしてます!!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Do Me / Teddy Pendergrass
Shinning Star / The Manhattans
Too Young To Burn / Sonny And The Sunsets
U (Man Like) / Bon Iver
Simple / Mr.Children
The Boxer / Bob Dylan
My Flame / Bobby Caldwell
A House In Not A Home / Mavis Staples
The Theme From New York New York / Liza Minnelli
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
Kunichi was talking …
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★From RN:煙突屋さん
今日から“動く旅”でバリに行く予定でしたが、ウイルスの影響で行けなくなりました。ですので、久しぶりにリアルタイムで聴いています。バリに行ったら聴きたかった曲をリクエストします。マンハッタンズの「Shinning Star」をお願いします。
☆Kun:
バリで「Shinning Star」を聴きたいって思うきっかけを是非伺いたかったんですけど…。全く想像のつかない選曲なんですけど、いいんでしょうかね?
★From RN:パッタイ店長さん
先日お送りした時に夢中だった高嶺の花の女性は今、他の方とお付き合いされています。僕からはアタックも何もしませんでした。それも今は自分を磨く時とデザインコンペに向けて制作に全てのエネルギーと時間を費やしていたためです。デザインを頑張ったら彼女に振り向いてもらえるはず。そんな嘘を自分についている間に彼女は非の打ちどころのない満点のパートナーを見つけたそうです。自分が持っていた自信、力の限界、女性を振り向かせることが出来ない自分の魅力の無さ。全てに嫌気を感じていました。そんなある時、ふと地平線が見たいと思い、気付いたら小田急線の終点。小田原。陽はすでに山々の間に隠れ空をオレンジにし始める… そんな頃合い。文章にするのがおこがましいほどの美しい景色に、神様のビンタを食らったかのごとく世界の美しさに気付かされ、ただただ茫然と立ち尽くしました。
☆Kun:
そうでしたか、高嶺の花さんはきっと男の趣味が悪かったんだと思うしかないと思うんですけど、でも、デザインを頑張ったら振り向いてもらえるとか、しつこい男にならずに自分を磨こうとしたっていうのはとても見上げた心意気なんじゃないんでしょうか。だいたい逆に行ってしまいますからね、人って。自分の言い方が悪かったんじゃないかっていって、もう1度確認しちゃったりとか、やることなすこと全て逆に行っちゃったりするものです。きっと良い出会いがあると思いますので、パッタイさん頑張ってください。
★From RN:akiさん
年末より取引先に出資をしてもらい独立したのですが、世界の状況で取引がほとんどで出来なくなり、いきなり笑えない状況になってしまいました。ただ、データでのやり取りは可能ですので、可能な限りパソコンをベースにして頑張っていきたいと思います。やっぱり人に会うことが仕事の基本になりますので、早く気兼ねなくお酒が飲めて、楽しく仕事ができる世界になってほしいです。去年は海外のたくさんの街を訪問しました。その中でもポルトガルの時間の流れがとても好きになりました。リスボンの「NOS ALIVE」というフェスにも参加し、Bon Iver, Smashing Pumpkins, The Chemical Brothersと私の大好きなバンドを観ることができ感無量でした。今年は秋に変更となった「Coachella Fes」のRage Against The Machine、8月の「FUJI ROCK」のThe Strokesを楽しみにしています。
☆Kun:
独立するにはかなり理想的なタイミングではないと思いますけど、正月におみくじを引いて大凶を引くようなもので、大凶ってそれ以上悪くならないから後は上がる一方だと言うじゃないですか。まぁ偉そうなことを言って僕はおみくじとか信じないので1回も引いたことがないんですけども…。そしてフェス、ぶっちゃけ今の感じでフェスティバルっていうのが開催可能なのかどうかっていうのがなんとも言えないところですけど、僕も「FUJI ROCK」なんて20年以上行っていて、毎年行くのが当たり前だと思っていましたけど、その当たり前っていうのが実はものすごいミラクルだったんだなぁ〜と、本当に日々そんなことばかりですね、気づくのは。
★From RN:Nyaaさん
世の中はコロナコロナコロナ。旅の予定が消え、仕事のイベントが消え、友人との約束が消え、ついでにまとまりそうな恋も消えました。気持ちが後ろ向きだと、チャンスに出会えないようです。
☆Kun:
そうですね、まあ無理に元気出すのもっていうこともありますけど、ただ、不謹慎にならない程度にですが「笑う角には福来たる」と言うじゃないですか。何でもかんでも世の中の雰囲気に流されて、自粛するものは自粛しますけど、笑いを自粛しろとは誰にも言われてませんし、そこは僕らの特権ですからね。笑ったり好きな音楽を聴いて一人の時に大声で叫んだり、色んなやり方で気を上げるっていうんじゃないですけど、そういうことも大事なんじゃないんでしょうか。
★From RN:ポテオさん
先日、幼少期に生まれ育った八王子の祖母の行事のため家族揃って泊まりに行きました。子供が遊べる施設を利用し休日を楽しみました。以前と周辺の建物や交通機関も変化したため風景は変わりましたが、風の匂いは変わりませんでした。以前生まれ育った町に家族がいるなんて、なんだかノスタルジックな感じがしました。子供が小さいうちにまたこういう機会を作りたいと思います。
☆Kun:
そうですよね。僕も1回子供を連れて車に乗っている時にたまたま自分が小さい頃に育った家の近くを走っていたもので、「お父さんはこの近くで住んでいたんだよ」って言ったら、「見たい、見たい」と言われて車で前を通ったんですけど、何がびっくりって言うと、こんなに家の前の道って短かったっけとか。小さい頃の記憶が強烈なので目線が低いじゃないですか子供の時って。だから家の前の道が地平線ぐらいまで伸びていたりと、そういう風に感じていたんですけど、どんつきまでえらく近くて不思議な気分になりましたけども。また行ってみようかなと、今話をしていて思いました。近くにザリガニのたくさんいる池があったもんですからね。
★From RN:Watanabeさん
私は今ニューヨークに住んでいます。訓市さんのことは、今私が勤めるレストランにトム・サックスさんが来られ、彼のことを調べているうちに知ることになりました。現在、新型コロナウィルスのため職場を離れ自宅で過ごしています。私は38歳になりますがこれを機に人生後半戦の再スタートだと思い、腐らず自分が出来ることをしながら暮らしています。ニューヨークへは日本のジャズ喫茶とラウンジを合わせた空間を作るために4年前に来ました。結局、私の力不足でそのプロジェクトは進まず、ビザの関係で今年日本へ帰国をしてからお店を作ろうと思っています。こっちでのお店の件は残念でしたが、現在のニューヨークの状況でもしプロジェクトが進みお店がオープンしていたらと思うと、人生は何が起きるかわかりません。
☆Kun:
本当にニューヨークはすごく大変なことになりましたし、アメリカって決断が早いですからロックダウンするって言った時にお店とかカフェやレストランで働いていた人たちはもうその時にみんなクビになってしまいました。まぁお店が残らなければそもそも雇用なんて守れないっていう考えで、その後、復活出来たらまたみんなを雇うからっていうことだったらしいんですけど、本当に厳しくて随分向こうの友達からFaceTimeとかで連絡が来て「訓はどうだい?」とか「いつまた会えるか分からないけども、僕は落ちてるけど元気でやってるよ」とかそんな話ばっかりだったんですけども。お店を作るっていうのは本当に、まぁ仕事全部そうですけどいつ何が起きるか分からないですよね。面白いお店を作って大賑わいで新しいお店を2軒3軒作るって言ってた矢先にコロナが来て、運転資金なんてあっという間に尽きてしまいますから。2店舗目、3店舗目を出すどころか、そもそもその大事な1軒が潰れてしまうとか、そんな話ばかりで余裕ぶっこいてるわけではなくてですね、明日は我が身というか自分もどうしようかなっていうか…。自分一人で生きていれば僕でしたらまたリュック背負って寝袋入れて怪しいガイドにでもなってですね、日本から来たカモのような大学生を「ガイドいりませんか…」って言って騙しながら生きていくっていうのはもう手に取るように想像が出来るんですけど、そうは言っても家族もいますし面倒見る仲間もいますし、どうしようかなと思いつつ、これもまたチャンスというほど何かをやろうという気は無いんですけど。まぁ元々何も無かった人間ですから、こういう時はケセラセラでも聴いて逆に呑気に暮らしたりもしています。皆さんもあまり考えすぎないように明るく生きていきましょうね。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。