ON AIR DATE
2020.05.03
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54


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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・

「コロナ危機」に苦しむミュージシャンを支援する9つの方法

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TUDOR logo

Theme is... MESSAGES & REQUESTS



『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。


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--- Messages & Requests ---

リスナーの皆さんから手紙、ハガキ、メールでお寄せいただいた
旅のエピソードと、その旅に紐付いたリクエスト曲をオンエア!
旅限定ではなく恋愛、進路、日々の悩み相談や
選曲のオーダーにもお答えします。


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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「旅」に関する質問、「旅先で聴きたい曲」のリクエストでもOK!

手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
皆さんからのメッセージ&リクエスト・・・ お待ちしてます!!


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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2020.05.03

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

I Love Your Smile (Driza Bone Remix) / Shanice

2

Mercy Mercy Me (The Ecology) / Boyz II Men

3

Pyjamarama / Roxy Music

4

Video Games / Lana Del Rey

5

Believe / Misha

6

Three Little Birds / Maroon 5

7

I Am Crazy / Thundercat

8

San Francisco Street / Sun Rai

9

War Of The Hearts / Sade

2020.05.03

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。


Kunichi was talking …


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★From RN:nekosousou(猫草々)さん
沖縄の名護市。海辺の安宿でアルバイトをしたことがあります。男女共同ドミトリーで1泊1500円。ヤモリが普通に部屋の中にいて、大きな鳴き声にお客さんがビックリしていました。失業中の人、ヒッピーのグループ、訳ありの親子…。長期滞在する人が多く、私を含めそれぞれのモラトリアムを海辺で過ごしていました。東京で私はペーパードライバーですが、名護では必要にかられ車に乗っていました。それにしても車幅の狭い所は苦手。混んでいる駐車場とかはムリなので、通りすがりのオジィに頼んで車を駐めてもらったこともあります。しかし、そんな私も「Mercy Mercy Me」を45分テープにループでダビングして、これをかけて海辺沿いの広い道を走った時は爽快な気分で、気づいたら100キロ以上出していました。危ない危ない。爽やかな曲だと思っていましたが、後で環境汚染を綴った歌詞であることを知りました。しかし、私はこれを聴くと青い海と沖縄の気分を思い出します。

☆Kun:
1泊1500円、日本にしては安いですよね。僕が今まで泊まって1番安かったドミトリーってどこだろう…。まぁもう随分昔ですけど100円も払ったことないと思います。またああいう生活に1回でもいいから戻ってみたいな〜と思う毎日なんですけど、やったことのない方は絶対、特に社会人になる前に1回は貧乏旅行っていうんですか?お金がなくてもどうやって過ごすかとか、現地のものを食べるとかっていうのは絶対やっておいた方がいいと思います。



★From RN:ナナバさん
私には小学3年生になる娘がいます。毎週末、妻と娘を車に乗せて名古屋にある塾へ送迎しています。妻と娘を送り届け、最寄りの駅から地下鉄に乗り込む小さな旅が始まります。平日に「あの店で食事をして、あそこで飲むかな」と計画し、その後はお決まりのオーディオショップ、カメラ店、ギターショップ、最後にレコード店を回り帰路に着きます。しかし近々、地元の塾に変わることになり、この小さな旅に終わりを告げます。訓市さんにも娘さんがいらっしゃいますが、送迎についての思い出やエピソードなどが御座いましたらお聞かせください。

☆Kun:
もう娘も大きくなってきましたからね。小さい時に幼稚園に連れて行くとか、自転車の後ろに乗っけて訳の分からない歌を一緒に歌ったり、寝惚け眼で完全二日酔いのところに知り合いに出会ったりして、「訓市さんも電動自転車に乗るんですか?」って言われて「乗っちゃ悪いのか」っていう感じで話したりとかたくさんありましたけど、送迎の時間が多分マンツーマンで娘と過ごす1番良い時間だったかなと今でも思います。そしてこの自粛、すごい長い間学校が休みで、東京にいてこんなに子供と過ごすっていうことはもう小学校も高学年になると普通あんまり無いと思うんですよ。部活が始まったりみんな習い事したりして…。小学3年生といったらそろそろませこけてくる頃だと思いますので、残りわずかな時間をたくさん大事に一緒に過ごしてください。



★From RN:ウサギとネコの友達さん
旅とはあまり関係の無い話ですが、最近私もコロナウイルスの件でバンド活動を自粛しています。ウイルスは目に見えないのでとても怖いです。出演を予定していたライブもギリギリまで悩んでキャンセル、スタジオでの活動も心配なので自粛しています。こんなに音楽が出来ない日々は生まれて初めてです。今は大事な家族を守る為にしばらくは我慢の日々です。早く爆音でギターが弾きたいです。コロナウイルスが去った後はなるべくライブハウスで演奏してライブハウスに貢献していきたいと思います。訓市さんは何かずっとやってきた事を自粛していますか?

☆Kun:
自粛ですか?これはもう完全に酒飲んでハシゴっていう…。もう、こんなにどこも行かないって本当に生まれて初めてです。ふらふらふら〜っと遅くの早飯を食って、どっかで飲むと誰かに会って「じゃあ次そこ行ってみようかな」とかっていう感じで飲んでしまうっていうのが大好きだったんですけど、まぁ絶対出来ないことですからね、こればっかりは自分がどうすることも出来ないんですけど、もう早く皆さんのお店に貢献したいなと。貢献出来ることといったらビールを頼む時まとめて4杯頼んで飲んでしまえとか、ボトルを入れておくとかそういう感じになると思うんですけど、夏までに飲めるといいですねぇ。



★From RN:マドさん
先日の放送で、JALの機内で流れる音楽が紹介されていましたが、通勤中に聴いていて思わず涙が出てしまいました。私は18歳で親元を離れ、故郷熊本から関東に出てきました。気付けばあれから20年。何度も飛行機に乗って帰省し、何度も何度も耳にしてきたのがこの曲です。大きな不安と希望を抱えて上京した日、旦那さんと初めて一緒に実家に帰った日、大きなお腹を抱えて出産のために里帰りをした時、産まれたばかりの小さな赤ちゃんを抱えてドキドキしながら乗った機内。今年2月に父の入院に付き添うために帰った時、そしてその父の危篤の報せを受けて慌てて飛び乗った朝イチの飛行機。この1曲を聴いている間にこれらの記憶が次から次に浮かんできて、胸がいっぱいになりました。これこそ、この番組のオープニングにある”その曲を聴くと、あの場所を思い出す”という経験そのものです。今は不安な世の中ですが、しばらくは目一杯のTravelling Without Movingを続けたいと思います。 

☆Kun:
デイヴィッド・フォスターの曲ですよね。こういうお話を聞くとなんかもう一度ちゃんと聴いてみようかなという気にもなります。こんなに自分たちの記憶とか感情を一瞬で移動させてしまうっていうのは、本当に音とか匂いとかそういう五感に訴えるものしかないんじゃないのかなと思います。



★From RN:はむはむ村長さん
旅にまつわるメッセージということで、マタタビが好きなうちの猫について相談があります。今年で4歳になる黒猫のメスなんですが、食べ物の好き嫌いが多く、1度食べた餌は2度と食べません。直前まで猫撫で声で甘えていたのに、同じ餌を出された途端怒りに身を任せて走り回り困っています。訓市さんもラジオで1度かけた曲は2度とかけないポリシーがあるとのことで、解決に向けて何かヒントがある気がします。アドバイスがあれば教えてください。

☆Kun:
1度食べたものを2度と食べない猫、同じ餌を出された瞬間怒りに身を任すということなんですが、これは同じものを出されて怒ってる訳じゃないんですよ。つまり、あぁコレすごい好きだからもう1回かけたい、食べたいのに出来ないっていうそっちの怒りなんですよね。だから喜んでると思った方がいいんじゃないんでしょうか。パッケージを変えたり、見栄えを変えたら違う曲と勝手に解釈して僕がかけるように、この猫くんもその餌を食べるんじゃないんでしょうか。ぜひ試してください。



★From RN:なんばあエフさん
ビッグ・サーと聞いて思わず書き込んでおります。1991年の夏、ビッグ・サーロッジに2泊しました。案内してくれた仕事の相棒はニューヨーク生まれ。フラワーチルドレンの世代で、ヒッピー姿でロサンゼルスから北上して行ってバンクーバー北西部の島にあったヒッピーコミュニティーで奥さんとなる彼女を捕まえたという男でした。「ゴルフ場視察のついでに、ぜひビッグ・サーに行こう。保証するから」と言われてこちらは何も知らなかったのですが、サンフランシスコからの1号線南下のドライブは天候にも恵まれて気持ちの良いものでした。いよいよビッグ・サーに入ると空気がまるで変わって、豊かな緑と空の青の対比がなんとも心地よい雰囲気でした。小さい頃を北海道で過ごした私は土地の風合いがなんか似ていると感じて妙な懐かしさも覚えました。

☆Kun:
まだ売ってるかと思うんですけど、雑誌『BRUTUS』の旅の特集でちょうどその写真と原稿を書いて出ているんですけど、何もない、何もしないから素晴らしいっていう場所で1度もしリスナーの皆さんも行く機会があったらそういう森の中とか素敵な風景が見たいっていう人、何か海岸線をドライブして旅がしたいという人、もしくはサンフランシスコにスケートボードをしに行って古着を買ってという若い子が車を借りてちょっと足を伸ばす。そん何でも構いません。何も足さないっていうことがいかに素晴らしいか、そしてゆったり電磁波の無い暮らしっていうのが、それはそれは時の動きもスローダウンさせてくれる良い時間だっていうことをきっと理解出来る場所だと思います。