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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
なぜ…?93回も住まいを変えた葛飾北斎「その意外な理由」
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Theme is... Messages & Requests
『Travelling Without Moving』=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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--- Messages & Requests ---
リスナーの皆さんから手紙、ハガキ、メールでお寄せいただいた
旅のエピソードと、その旅に紐付いたリクエスト曲をオンエア!
旅限定ではなく恋愛、進路、日々の悩み相談や
選曲のオーダーにもお答えします。
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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「旅」に関する質問、「旅先で聴きたい曲」のリクエストでもOK!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
皆さんからのメッセージ&リクエスト・・・ お待ちしてます!!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Talking Back To The Night / Steve Winwood
Everybody Hurts (Live Version) / R.E.M.
Oceansong / The Rippingtons
Tenerife Sea / Ed Sheeran
マイーラ / 小野リサ
Deep Blue Dream / Eric Serra
Somewhere Along The Line / Billy Joel
Thorn Tree In The Garden / Derek And The Dominos
Sign Of The Times / Harry Styles
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
Kunichi was talking …
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★RN:M&Ms さん
リクエストは、R.E.M.の「Everybody Hurts」のLiveヴァージョンでお願いします。この曲は、アメリカ大統領選のキャンペーン時にトランプ現大統領が使用したことにベースのマイク・ミルズが激怒し抗議したという経緯があり、当時R.E.M.は既に解散していましたがミュージシャンとして声をあげる姿に感銘を受けました。”利用されてしまった”アーティストへの応援の気持ちを込めて、この曲をかけていただけたらと思います。
☆Kun:
R.E.M.の「Everybody Hurts」っていうのは「誰でも傷つくんだよ」っていう自殺防止の気持ちを込めて作ったっていう名曲で、『Automatic for the People』っていうアルバムに入っているんですけど、トランプ大統領が使ったっていう時に怒ったというニュースは僕も覚えていますし、それ以外にも何人かのミュージシャンが使われたと言って抗議の声をあげていましたね。使うのも自由だし抗議をするのも自由、それをちゃんと声をあげられるっていうのが1番大事なんじゃないでしょうか。不本意な使われ方だったかもしれませんけど、音楽っていうのは聴いた人たちが自由にそれを感じて使うことが多々あると思うんですよね。「君は良いけど、あなたはダメ」っていうことが中々しづらいものだとは思うんですけど、まぁともかく若いリスナーから、現職大統領まで使いたいと思ってしまう曲を作ることの素晴らしさとその曲が持つパワーっていうのが信じられないすごい曲だなーと思います。
★RN:ポテチの筆箱 さん
私は大学で海外へ行き建築のボランティアをするサークルに所属しています。2年前の夏、まだ自分が大学に入学して間もない頃に、同じサークルに所属する20名ほどの仲間と共にフィリピンへ渡航しました。ボランティアをしたワーク先では、現地のワーカーの方々と共に家を建て、建てた家に住む予定のホームオーナーさんともお話しました。 彼らは見ず知らずの日本人がやって来たのにも関わらず、とても歓迎してくれ、たったの10日間という短い間でしたが別れの時には涙を流していて、つられて私も涙してしまいました。正直、何故ボランティアをしたいかの明確な答えは当時も今も分かりません。でも、実際に海外でボランティアをして、結局私たちは同じ人間で、言語も文化も分からなくても、この世界は思いやりで成立してると感じました。彼らから学んだ人に対する思いやりや感謝を、こういう時だからこそ忘れずに、今を生き抜こうと思います。
☆Kun:
確かに思いやりが無かったらこの世界は成り立ちませんし大事なんですけど、その思いやりの心っていうのが自分たちの気分ひとつでコロコロ変わってしまうところが難しいところで…。余裕がある時っていうのはすごく思いやりの気持ちがあるんですけどもね、今は世界中が痛んでいますからどれだけ互いのことを思いやれるかっていうのが試されてると思います。今は丸ごと良くないですからね。こういう時こそどうやって世界を動かしていくのかっていうのをちゃんと考えないと自分たちもその一員なんだなっていうのを実感した時期なんじゃないんでしょうか?
★RN:ハマのアニキ さん
少し前、葛飾北斎の話をしてくれましたね、自分も北斎好きです。数十回も引越しをしたのは家の中が汚れて掃除が面倒だったからだとか、娘の葛飾応為は嫁に行ったのですが出戻って父親の助手をしていました。「応為」という画号はいつも父親が自分のことを「お〜い」と呼ぶのでそのまま名付けてしまったとか、とにかくユニークな話が多いです。展覧会も何度か行きました。惜しくも閉館してしまったのですが金山の「名古屋ボストン美術館」で催された北斎展は良かったです。
☆Kun:
北斎は本当に素晴らしくて、「富嶽三十六景」は誰もが見たことがあると思うんですけど、あの波の先の描き込みは神奈川沖の有名な絵で、あれとかも波の写真をハイスピードで撮ると実は人間の目には見えないんですけど、北斎の絵の通りだったっていうことがあったとニュースで読んだことがあります。本当に生き生きとしてますし、以前この番組でも話しましたけど『北斎漫画』っていう漫画の元祖っていう人のスケッチの表情とか動きとか本当に素敵ですし、江戸時代の人ですけど今生きていたとしても全く感覚が古くなってないっていうのは本当に素晴らしいと思いますし、自分が北斎ほど長生きするかどうか分かりませんが、そのぐらい自由に生きたいなと思ってます。
★RN:熱いけどSammy さん
テレワークが続く毎日… 普段は1時間近くかかる通勤時間が削減できたおかげで観たかった映画を観ています。自分はお気に入りの映画を何度も観るタイプなのですが、先日、久しぶりに観て「やっぱり良いなぁ〜」と思ったのが『グラン・ブルー』でした。このコロナ騒動が収まったら真っ青な海に出かけて、この曲の気分を味わいたいです。
☆Kun:
とにかく僕が高校の時に異常なほど流行りまして… この映画は元々ものすごく短くされて公開された時はあんまり当たんなかったと思うんですけど、完全版っていうのが出て「真の恋愛映画だ」とか「究極の愛だ」みたいな感じになりました。素晴らしい景色で音楽も良くて、主人公の男の人たちの友情と戦いっていうのにも当然、僕もものすごく惹かれてしまってサントラは今でもよく聴きます。歳をとって1度見返した時に「なんて我儘な男たちなんだ」っていう… 愛する女の人が呼んでもイルカのところに潜ってしまった挙句に帰って来ないっていうのはいかがなものかって思うあたりに自分が汚れた大人になったんだなぁ〜とも思いますし、まぁ当たり前なのかな? いや、イルカの方が良いのかな? 悩ましい問題ですけども。
★RN:柏餅 さん
私はラジオを聴く習慣がなかったのですが、最近付き合い始めた彼の影響でラジオを聴くようになりました。彼は訓市さんのファンでして、訓市さんのことを“訓市先生”と呼んでおり、勝手ながらよくモノマネもしています。付き合って間もなくでこんな状況になってしまったため、出かけることは疎か会うことすら出来ない日々です。そんな中、毎週この番組を聴くことが共通の楽しみになっております。お互い旅行が好きなので落ち着いたらたくさん旅行したいと思います。
☆Kun:
会えない若いお二人のお役に立ててると思うと嬉しさ反面、なんですかそんな楽しい… 会えない状況もより二人の炎を強く燃え盛らせるんじゃないんでしょうか。ちょっとした制限があったり時間の制約があったりすると人間というのはより燃えるじゃないですか。ですので、この会えない時期をぜひ二人の本当の気持ちを確かめるための時間にしていただきたいと思いますが、会えないからこそお互いの嫌なとこにも目が行かなくなっちゃったりもするんですよね。そこんとこは流されないようにですね、冷静な気分で見ていってほしいんですけど、まぁ彼氏は僕のことを“訓市先生”と呼んでいるってだけでかなり見所がある将来性豊かな人だと思います。
★RN:ナナ さん
私は27歳の女です。3月末に初めての転職をしたのですが、10歳ほど上の男性、さらにもう10歳ほど上の男性と3人で仕事をしています。以前の職場では周りに若い女性が多かったので、仕事の他に毎日の会話の内容など職場環境がガラリと変わりました。不思議な感覚です。身近にいる人の世代が変わると自分のライフスタイルまで少しばかり変化してくる気がします。2人とも尊敬できる大好きな上司なので、早く世代の壁を超えて熱いお話がしたいです。野村さんは色々な国の人、世代の人と時間を過ごしてきたと思うのですが、世代を超えてグッと仲良くなるコツはありますか?
☆Kun:
世代の壁を超えてグッと仲良くなるコツですか? 色々考えてしまいますが…。なんでしょうね、結局思ったんですけど国籍も年齢も本当に関係なくって、要は僕が仲良くなったアメリカ人の、例えば20歳のニューヨーカーっていうのは普通のアメリカ人じゃないんですよ、きっと。それはインドの友達もロンドンの友達もロサンゼルスの60歳の友達もそうで、価値観が近いとか同じような笑いのツボを持っていたりとか、そういうところで仲良くなるんだと思うんですね。ですので、それを調べるというかですね、気づくためにはやっぱりどんな人とも喋ったりお酒を飲んだりする時に共通項が分かるためには色んな趣味についての言葉をたくさん知ってるっていうのはとにかく大事なのかなと思います。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。