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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
ヨセミテ公園が好きでして
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--- Messages & Requests ---
『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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リスナーの皆さんから手紙、ハガキ、メールでお寄せいただいた
旅のエピソードと、その旅に紐付いたリクエスト曲をオンエア!
旅限定ではなく恋愛、進路、日々の悩み相談や
選曲のオーダーにもお答えします。
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番組では皆さんの「旅」と「音楽」に関する
エピソードや思い出のメッセージをお待ちしています。
「旅」に関する質問、「旅先で聴きたい曲」のリクエストでもOK!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
メールの方は番組サイトの「Message」から送信してください。
皆さんからのメッセージ&リクエストをお待ちしています!!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
VCR / The XX
Gold Sky / The Avalanches
To Be With You / Mr. Big
New York State Of Mind / Barbra Streisand
君が誰かの彼女になりくさっても / 天才バンド
All About You / Leon Bridges & Lucky Daye
Heaven / Clairo
Soul Girl / Ahmad Jamal
An Ending, A Beginning / Dustin 0'Halloran
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
Kunichi was talking …
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★From RN:MTFJ さん
自由に旅を楽しめなくなった昨今、小学校・中学校の多感な時期を過ごした中国地方の港町をよく思い出します。瀬戸内の穏やかな波、そこを渡ってくる潮の香り漂う防波堤周りを時間を忘れて駆け回っていました。大人になっても折につけ訪れていたのですが、その時に見つけた風景があります。それは帰途に就く駅で見つけた、今はない特急列車の乗車位置です。サビが張り付いたコンクリートの上に、ペンキで書かれた風化しかけの印。まだ綺麗に印が見えてきた頃、そこに並んでいた人々は、どのような想いで来たる列車を待っていたのでしょう。訓市さんは多くの旅を経験されてきたと伺っています。その中で過去の旅人に想いを馳せるような出来事はありましたでしょうか。
☆Kun:
僕は小さい頃に瀬戸内で時間を過ごしたこともないですし、回数でいったらそんな回数じゃないと思うんですけど、瀬戸内の風景って見ると多分日本人の心にある原風景みたいな、あの懐かしいなって思う気持ちを僕は毎回持ってしまってですね、友達に聞いたら「そうだよね」って。あの内海の凪いだ感じの静かな海と、後ろには山があって、その間を電車とか車が這うように進むっていうのは無くなってほしくない日本っていう感じの景色だと思います。昔の旅人に想いを馳せる… そうですね、本で読んだ登場人物が来た街や風景を見てそういうことはよく思いましたし、昔はモロッコとかでジミヘンがここに泊まって曲を書いたっていう話を真に受けて、その場所を探して訪ねていったりですね。なるほど、ここで「Spanish Castle Magic」を書いたのか!って思って後で色々調べたらガセネタだったとか。信じた自分はなんだったんだって感じなんですけど、今でもそれはとても良い思い出です。
★From RN:今が旬
先日、仕事帰りに電車を待っていると、高校時代に仲の良かった友人から電話がかかってきました。最後に会って話したのが彼の結婚式で10年位前になります。何かあったのかな?と思いながら、私が電話に出ると彼は「今年届いた年賀状に写っていた写真のお前の顔がずいぶんと痩せていたので、なにか病気にでもなったのかなと心配になったんだよ」と、それで電話をかけてくれたとのことでした。高校時代の私のふっくらとした頬は30代を過ぎてからはすっかりこけているのですが、「大病はせず、妻と息子と元気に暮らしているよ」と話すと彼は安心したようでした。私は何より友人がそんな風に気にかけてくれていたことが嬉しくて仕方がなかったです。友達の存在の素晴らしさって、こういうことなんだと43年生きてきて何か掴めた瞬間でした。これを機会に私も早速、年賀状でしか会わないちょっと気になる友達に電話をしてみたいと思います。
☆Kun:
読んでてこちらまで気分がほっこりしてしまいましたが、本当ですよね。こういうのは貰うとすごく嬉しくって「何かあったの?」って言うと、「いや何もないけど、気になって」とか「急に懐かしくなって」とか。大した理由じゃないんですけど、それがまた嬉しかったり。あぁ〜なんか繋がってるんだなあとか。僕もなるだけしばらく喋ってなかったり、会ってない人に電話をしようと思っていますし、逆にそうやって連絡してくる人がいるとすごく嬉しくって。今年もまだまだ自由になかなか動けない時期なんですけど、どんどんみんな電話をしましょう。
★From RN:M さん
私は一昨年の8月に40歳を目前にして初めての子どもを出産し、現在は子育てと仕事の両立で忙しい毎日を過ごしています。実際に出産してみて感じたことは、人は悪いことの方が想像しやすい、説明しやすいのかもしれないということです。子育てはお金がかかるとか、自分の時間がなくなるとか悪いことはたくさん耳にするし、想像もしやすいですが、良いこととして聞くことは可愛いとか親も一緒に成長できるとか、あまり具体的ではなく子どもを持つ前には想像しづらいことが多いなと思いますし、説明も難しいなと思います。訓市さんは子どもができて良かったことは何?と人に聞かれたら何と答えますか?
☆Kun:
言葉にするのがすごく難しいですけど、持ってない人とか、これからどうしようっていう人に言えることっていったらなんですかね? 子供がいて育っていくと自分の子供時代っていうか自分の人生を振り返るような気がします。初めて何かをやって喜んでいるところを見て、自分もそのことを初めて経験した時の感情っていうものを思い出したり。なんですかね、その人生をもう1度巻き戻して見ているような、それを間近に見られる喜びっていうのはすごくあるんじゃないんでしょうか。まあ血は繋がってますけど別個の人間ですし、考えも趣味も違うことの方が多いですけど、それを含めて自分が育ってきた人生をある種客観的に見れるっていうか、それもすごく素敵なことだと思いますよ。
★From RN:Ja-Ja 5 さん
私は昨年1月に人生3度目の転職をし、外資系ITスタートアップ企業でのキャリアをスタートしました。2社目のキャリアも外資系ITの会社だったのでテレワークには抵抗はなく、昨年の緊急事態宣言をきっかけに本格化したテレワークにもすぐ慣れることができました。しかし、営業職の定めですがコロナ禍でも結果を残さなければいけないことは変わらず、これまで以上の営業としてのプレッシャーを感じています。訓市さん、ぜひプレッシャーの中でプロセスを楽しむコツ、アドバイスがあれば教えてくれますか?
☆Kun:
プレッシャーの中でプロセスを楽しむコツ、そんなものあるわけないでしょ。っていうかなんですかね、プレッシャーって何をやるにもありますし。僕は個人ですから割と納得して仕事を受けて、その結果ものすごくきつかったりしても、まぁ自己責任なんで何くそ何くそってやって終わったら本当に開放感で楽しかったりとか。プレッシャーはあるんですけど、自分で選んで受けたものだからっていうのがやっぱりすごく大きくってですね、Ja-Ja 5さんの受けるプレッシャーとはもしかしたらちょっと違うかもしれないんですけど、まぁでも、何事にも言えますけどプレッシャーがある仕事でもなんでも終わりのないものって無いですからね。逆算していくと、あと3日頑張れば終わりが来るんだったらもっと出来るかなとか、ものの見方って変えられるんじゃないのかなと思います。プレッシャーは絶対に無くなることはないと思うんですが、それをどう受け止めるかじゃないですかね。どうせあるんだったらこういう風に考えようとかっていう。そんなことしかちょっと言えないですけど、とにかく今、営業って大変だと思うんですが適度に頑張ってください。そしてテレワークをしていると多分気持ちの切り替えが出来ないことが気づかないうちに多いと思うんですよね、慣れているといっても。なので時間を見つけて10分でも20分でもいいから家を出て1人歩いたりするのが1番良いんじゃないんでしょうか。
★From RN:ポニママ さん
一昨年11月に入籍して年明けすぐに妊娠が発覚し、去年4月に予定していた結婚式や夏のハネムーンも延期になったまま、コロナ禍の妊娠期を駆け抜けて9月に出産しました。交際中はプーケットやカンボジア、ベトナム、ハワイなど海外旅行もそれなりにしたのですが、出産前の2人きり最後の海外旅行も叶わないまま、ちょっと心残りができてしまった新婚1年目でした。そして出産直前、都内にいい土地を見つけ、私の里帰り前日に購入契約を結ぼうというタイミングで主人の父が他界。主人にとっては人生の重要な出来事が一気に降り注いだ40歳となりました。そんな大変だった2020年をなんとか切り抜け、今では楽しく子煩悩なパパを頑張ってくれている主人に補って余りあるほど感謝をしている2021年の幕開け。ラジオ越しの訓市さんの素敵な声に想いを乗せて貰えたら嬉しいです。
☆Kun:
知り合いにも何人か去年妊娠して出産したっていう知り合いがいるんですけど、神経質に考えたら本当に辛いっていうかですね。どこでコロナにかかるか分からないっていうのはものすごくストレスだったと思うんですけど、それと同時に「みんな遊んでないから、妊婦で何も出来ないっていう悲しみというのは逆に無いから良かったんじゃない?」って言うと、みんな「それもそうだね!」って言っていましたね。妊娠中ってやっぱり好きなことが全部出来ないのが辛くって、みんなが楽しそうにしていると妬ましいらしいんですよ。あと多分0歳児とか1歳児、手のかかるお子さんを持っている人たちもそうなんだと思うんですけど、今誰も楽しいことをしてませんからね。コロナにさえ気を付けてればこんなに気が楽な子育てできる時代は逆にないと思って切り抜けてください。
★From RN:Kiki さん
バツイチ、現在はパートナーと2人で暮らす私にはもう20年も、一緒に旅ができる女友達が2人います。思いやりの固まりのような、一緒にいる人を心地良くさせる優しさやユーモアを持っている2人。旅のスタイルも食の好みも近く、また3人がそれぞれ得意分野が違うことから補完関係もバッチリで、こんな友人がいる自分をなんて幸運なのだろうといつも思っていました。コロナ禍で、ここ最近はほぼ毎年一緒に行っていた海外旅行も行けず、そんな中2人と過ごす旅先での時間の大切さに再度気付かされています。3人で旅する次の目的地はニュージーランドと決めています。
☆Kun:
同性の仲良しって本当に良いですよね。僕は飲みに行く時っていうか結局人数集めて騒ぐのが好きなんですけど、男の子、歳もバラバラな感じのばかりで、「何をいっつもそんなに喋っているんだ?」とか「お酒を飲みながら話すトピックってその長さでなんなんだ?」って言われても全く自分でも思い出せないんです。気持ちがいいとしか言えないというか、酒飲んでコロコロ喋ることを変えながら過ごす時間。男友達と旅行に行くのも楽しいですしね。そういう何気ないことっていうのを早くしたいなと思うんですけど、ニュージーランドは良いですよ。ワインも美味しかったですし、ラムとか美味いですしね。そんな話をしているとまた旅行に行きたくなってくるんですが、是非3人仲良く楽しい旅行に行けますように。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。