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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
デヴィッド・バーンとヨ・ラ・テンゴ、ヨーコ・オノの楽曲のカヴァー公開
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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#386 --- 訓市の元気の源=“お便り”をご紹介! ---
番組リスナーの皆さんから多数お寄せいただいている
メッセージを訓市が全てに目を通して厳選した
“お便り”をご紹介!
今年も恋愛の話題から日々の生活で感じていること、
旅の思い出などなど... 多種多様!
選曲のオーダーにもお応えします。
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
メッセージをお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
皆さんからの“お便り”をお待ちしています!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Walking Lightly / Junip
Congratulations / Traveling Wilburys
I Love You / As One
Through The Fields / Firebird
夜を越えて / 羊文学
Low Road / The Coctails
So Much In Love / The Tymes
The Call / Regina Spektor
Big Day Coming / Yo La Tengo
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
Kunichi was talking …
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★From RN:オランジェル さん
私は埼玉県の田舎町で小さなカフェを営んでいる、いつの間にか50歳を通り過ぎた男です。50を過ぎて少しは貫禄や燻銀のような渋みが出るものかと童顔の私は期待しておりましたが、渋みどころか子供時代の嗜好性や無邪気さが再発する気配すらあります。夕食前にスナック菓子を齧ってみたり、和食洋食問わず食卓の惣菜にマヨネーズをかけたり。妻は若干呆れ顔で見過ごしてくれているようですが(笑)、先日の放送で訓市さんがマヨラーであることを知り、不思議な安堵感と秘かな開き直りを感じました。
P.S. マヨネーズのCM拝聴しました。訓市さんの語り口と映像が見事に融合し、マヨネーズワールドの新しい風を感じました。
☆Kun:
マヨネーズワールドってすごい世界な聞こえがしますけども、僕も鍵屋の麩菓子が大好きで、夕飯前というか時間を問わず気づくと1袋無くなっていたりですね。歳を取って子供の頃の趣味というか、食べ物何が好きとか行動どうするって変えなきゃいけないんですかね。変えなくても良いですよね。たまに、「意外ですね」とか言われちゃうわけですよ。事務所で麩菓子をもしゃもしゃ食べてたり、大きい袋のうまい棒を買ってきたりするとみんなに引かれるんですが、結局みんな食べてますけどね、ものすごい勢いで。僕は食べますよ、死ぬまで。
★From RN:白金台のセンター長 さん
先日、娘が1歳の誕生日を迎えました。私も妻も41歳にして授かった第1子で、それはそれは可愛いです。これまでの2人での長い生活から3人の生活になり色んなことが大きく変化した1年でした。最初こそ戸惑いもありましたが、今は少しずつ力が抜けてきて気持ちに余裕が出てきたのかなと。この先父親として娘に何を教えられるのか、何を残せるのかということを考えたりします。良い教育を受けさせたいという思いもありますが、それよりも人の気持ちが分かる、人に迷惑をかけない、優しくいること、人を許せる心を持つこと、そんな人として最低限のことさえしっかりと教えることが出来たらそれで良いのかなと思ったりします。訓市さんは親からの教えや言葉で心に残っていることはありますか? 自分の子供に何を残したいと思っていますか?
☆Kun:
子供がいると変わりますよね。大事にとっておいた麩菓子を、帰ったら食べられていても怒らないとかですね。結構辛いんですよ、楽しみに帰ってきて麩菓子は麩菓子は…と思うと無かったりすると、やり場のない怒りに拳が震えたりしますけども。「人に迷惑をかけるな」とかも言われましたけど、「だって」とか「のに」が付く言葉を絶対言うなっていうのは母親によく言われていましたけどね。「だって」とか「〜なのに」って言うと全部言い訳というか建設的じゃないというか。なるほどな〜って思ったのは自分の子供がそれを多用した時で、ああこういうことかって急に思い出したりするんですけど。自分の子供に何を残したいかっていうのは、生きるスキルを残したいですけどね。僕はそんなにお金もほぼ確実に残せませんし、家だなんだそういう資産も残せるわけでもないんですが、自分たちがいなくなった時に自分一人でちゃんと生きていける気概とスキルというか、それがあれば勝るものはないなと思ってます。
★From RN:イケシハカタ さん
今日の午後、Y駅N口がテラスになっており良かったです。と言うのは暖房も照明も何もなく、テラスだったからです。以前リヨンにいた頃は厚着でぶるぶるしながらローヌ川沿いのテラスでワインをひたすら飲んでいました。寒かったら暖かいところに行けばよく、寒そうだから行かないは無いんです。案の定底冷えでしたが、その時の店の人も震えていたこと、やせ我慢しながら移動する自分たちの光景を先のテラスにいて思い出しました。
☆Kun:
ヨーロッパ、アメリカはそうですね。どんなに寒くても日が出てたりすると外で楽しそうに飲んだり喋ったりしてて、辛くないのかなと思って真似したら2分ぐらいで「ちょっと店の中入るわ…」ってぐらい寒いっていうことが沢山ありましたけど。基礎体温が違うって言いますけど、なんなんでしょうね。外国人は基礎体温が高いっていうので一瞬納得したんですけども、例えばニューヨークにいて白人系も黒人系もアジア系もいるじゃないですか。全員等しく薄着で外にいるんですよ。ってことは人種の違いじゃないじゃないですか。あれメンタリティーなんでしょうかね。
★From RN:Heavy Metal Drummer さん
海沿いに暮らす44歳の文化芸術に携わる者です。僕は大学生になった頃から海外によく出掛けては その街のライブハウスに出掛けたり、田舎の小さなレコードショップで埃をかぶった音源を漁ったりしていました。一番好きだったのはニューヨークの「Other Musi」c。セレクトも好きでしたし、たまたま足を運べたインストア・ライブも思い出深く、お店は残念ながら閉まってしまいましたが、今でもターンテーブルのマットを愛用しています。訓市さんはどこか好きなレコードショップはありますか? そのお店が今でもあって、いつの日か僕もお邪魔できたら良いなと思っています。
☆Kun:
「Other Music」懐かしいですね。ニューヨークにはソーホーの上にちょっと行ったところ、ブロードウェイ沿いに10丁目か11丁目ぐらいだったと思うんですけど大きいタワーレコードがあったんですよ。2003〜4年ぐらいまではあったと思いますが、何層もあるすごい大きいタワーレコードの裏の道に「Other Music」っていうのがありまして、お店の名前の由来を聞いたら要は全部タワーレコードで売ってないようなものを売るっていう。インディペンデントのレーベルとかちょっとマニアックなCDやレコードもありましたし、あとはこのバンドのTシャツがある、なんていうのも売ってたりして。僕もまだ家のどこかに「Other Music」のTシャツを持ってると思います。良いお店だったんですけどね。ニューヨークですとまだ「A1 Record」っていうのがソーホーの外れにあります。ハウスとかディスコをかけるDJの友達はみんなそこに行くんですけども、ボロいお店ですけどすごく感じの良い店で、世の中が変わりましたら是非、Heavy Metal Drummerさんも行ってみてください。
★From RN:ミニちゃん さん
約2年半前 夫と付き合い始めた日の江ノ島デートの帰り道、車の中でこの番組を初めて聴きました。夫は昔からこの番組のファンで「いつか好きな人と一緒に聴きたかったんだ」と教えてくれて、今では毎週二人で楽しみに聴いています。そんな私達ですが3月24日に思い出の地、軽井沢で結婚式を挙げる予定です。今まで支えてくれた大切な家族や親友を招く予定でしたが、年明けから猛威を振るうウイルスの感染拡大により泣く泣く二人だけで挙式を挙げることに決めました。このような決断をしたご夫婦は沢山いらっしゃると思います。とても寂しくはありますが、今は「大切な人こそ危険な目に目に遭わせてはいけない」と思って、日々の行動に気を付け1日でも早く安心して制限なく過ごせる日々が戻ってくるのを待ちたいと思います。
☆Kun:
本当ですよね。結婚式をしたいという人たちにとって人を呼べない、大事な人こそコロナに罹らせてはいけないと思ったりすると、すごい葛藤もありますしl、じゃあ落ち着くまでって言って、いつまで待てば良いんだっていうのもありますしね。なかなか大変だと思うんですが。
★From RN:ウィル さん
このパンデミック以前、私は何か落ち込むことがあると一人の時間を作り、心の癒しを求めて秩父などへ一人旅に行くことがありました。それでも旅の道中に寂しさを感じたり、辛い思いが癒せない時はレイチェル・プラッテンの「fight song」をひたすらリピートしていました。そんな私も今年で高校を卒業します。今は卒業旅行で星空の下のキャンプに行ける世の中になることを願ってます。
☆Kun:
18歳、高校卒業する人たちは高2、高3が全部コロナで行事も無ければ、みんなで集まる思い出作りっていうのもなかなか出来なかったと思うので、本当に想像出来ないですけどね、自分たちが持つことの出来た高校生活と比較しようとすると。ただきっと今を経験して、これからいつか世の中が自由になってもっと好きなことを制限なく出来るようになった時に、その喜びを知った時っていうのは僕らが知らないぐらいの喜びを感じられると思うんですよ。だから、終わらない冬は無いと思って、その日をとにかく待って下さいとしか言えないんですが。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。