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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
履く人それぞれの風合いに。靴を磨いて経年変化を楽しむ
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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#396 --- GW中は”お便り”で、まったり ---
番組リスナーの皆さんから多数お寄せいただいている
“お便り”をご紹介!
今年も恋愛の話題から日々の生活で感じていること、
旅の思い出などなど... 多種多様!
選曲のオーダーにもお応えします。
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
メッセージをお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
皆さんからの“お便り”をお待ちしています!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
You're The Inspiration / Chicago
I Really Want To Do / Bob Dylan
My Way / Gene Ammonds
Santa Monica Dream / Angus & Julia Stone
Promise In Love / DJ Mitsu The Beats feat.Jose James
Air To Sky / Hint
Home / Foo Fighters
Where Do The Children Play? / Cat Stevens
Troposphere / Magic Happened
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
Kunichi was talking …
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★From RN:樽のディオゲネス さん
この春から地方での奔放なバンドマン生活を辞め、都内でエンジニアとして働くことを決心し上京してきました。故郷を離れる際、バンド生活で一番お世話になった先輩から頂いたメッセージに夜行バスの中で涙。自分の音楽を止めるな!という内容に手放したギターを再度購入してみようかと、早くも楽器屋を巡る計画を立ててしまっています。訓市さんが過去に先輩に頂いた言葉で印象に残っているものがあれば教えていただきたいです。
☆Kun:
夜行バスでメッセージを読むっていうのが中々エモーショナルな場面だと思うんですけども、先輩に貰った言葉…。普段結構どうしようもない人なのに、たまにすごく良いことを言ってくれる先輩が何人かいて。自分がバックパッカーをやって帰ってきて何をして良いか分からない時に「一生やる仕事を1つ考えるっていうのはすごく難しいけれど、興味がある仕事を100個でも片っ端から書いてそれを試して、嫌いだったら1個ずつ消していけば?」って言われたのは当時の僕には目から鱗でした。実際にそれをやったんですけど、そのおかげで今の仕事があるのかなと思ってます。
★From RN:腹ペコでラーメン屋に入るな さん
今年20歳になった大学2年生です。先日Clarksの靴を水洗いしたところ、革がバサバサに乾いて色が褪せてしまいました。お気に入りの靴になんてことをしてしまったんだと後悔しましたが、ふとした時にその使い込まれたような表情に愛着が湧き、今ではお気に入りとして最前線に復帰しています。訓市さんのVANSは味が出ていて最高の表情ですが、使い込まれたものに対する特別な思いはありますか? また、訓市さんが持っているものの中で、これはいくらくたびれても構わず使い続けたいというものはありますか?
☆Kun:
Clarksは絶対水で洗っちゃダメなんですけどね、スウェードは鉄のブラシとかで起毛させると汚れも落ちますし、長持ちするんですが。何ですかね〜 「VANS、味が出てますね」って言われるんですけど、気づいたら穴が空いてたりとかであんまり気にしていないっていうのが正解なんですが…。ヴィンテージのものとか古いものとかって経年変化、劣化かもしれないんですけども傷がついたり皮だったら飴色になったりとか、そういうのとかすごく好きで。iPhoneとかそういう身近な電子機器っていうのは新しいものが好きなんですけども、それ以外はだいたい古いものが多いですかね。でも高いものが良いとかっていうわけじゃなくって、昔の量産品でも時間が経つと味が出てすごく素敵に見えたりする。そういうものが好きです。
★From RN:シックボーイ さん
私は今 高校の卒業旅行で地元の友達と共に長野でのスノボ旅行からの帰宅中、夜行バスの中でメッセージを書き込んでいます。仲間と共に旅を通して色んな人と出会い色んな景色を見て色んな気持ちに浸ることができ、これこそが旅なのだと初めて実感することが出来たとともに、小学校からずっと一緒の仲間達との初めての遠出はこれまで私が体験したどんな旅行よりも充実したものになり、一生の思い出になりました。そこで質問です。訓市さんは今でも地元の友人と旅行に出掛けることはありますか? また地元の友人と離れ離れになる寂しさはどうやって埋めましたか??
☆Kun:
友達との旅行っていうのは生きている上で本当に年間のハイライトになるものだと思うんですけど、僕は地元がないので離ればなれになる寂しさっていうのは物理的な別離というよりは、みんな歳を取って家族がいるから外に出てこないとか、お前と一緒にもうお酒は飲みたくないとか様々な理由でそんなに会わなくなったりはしますけども。何年会っていなくても急に会って喋り出したら全くその時間の経過を感じないっていうのが友達なのかな〜なんて思ってます。
★From RN:こぽた さん
子供が春休みということでポニーキャンプに送り出し、幼い我が子のいない週末を夫婦で過ごしています。普段は共働きなので共にバタバタ、静まり返った3日間がとても新鮮です。中華街で肉まんをつまみ、元町へ。ぶらぶらと散りつつある桜も楽しみました。明日、子供達は元気に帰ってきてくれます。
☆Kun:
子供ね。ちっちゃい時は初めて友達の家に泊まりに行った時とかっていうのは、おお〜静かだし楽だぞと思いましたけども、結局大丈夫なのかとか色々考えてちっとも楽しめなかったですし、いない方が嫌ですよね今となっては。でもって子供の方はなるだけ友達の家に行きたがったりするじゃないですか。あと何年一緒に遊べるのかな〜っていう感じなんですけども。
★From RN:まろゆきてらこ さん
29歳の男です。この番組は私の友人が教えてくれたのをきっかけに毎週聴くようになりました。彼とは大学で出会い、音楽や車の趣味、休日の過ごし方が似ていたこともあり意気投合、休みには貯めたバイト代片手に2人で国内外問わず安旅に出掛けました。旅に出ると友人同士でも相手の嫌なところが自ずと見え、途中で嫌になることもあるのですが、彼とはそのようなことがなく、いつ一緒に旅をしても最後まで楽しい思いができました。最近は専ら国内ですが卒業後も一緒に旅に出られる、かけがえのない友人です。そんな彼が4月2日に30歳を迎えました。訓市さんから彼に向けてお祝いのメッセージを頂けると本人も聴いているので喜ぶかと思います。よろしくお願いいたします。
☆Kun:
普段は仲良いのに旅行だと1秒たりとも一緒にいられないな〜って思う友達もいますし、逆に普段あんまり喋らないんですけども旅行に行くと妙に居心地が良くて何日でもいれそうだな〜っていう人がいたり。友人との旅っていうのはすごく興味深いトピックだと思うんですけども、仲良しで嫌だったのは前も番組で言いましたけど、移動中に目に入る看板を全部読んで「訓市これ知ってる?」って聞かれた時はドアを開けて落としてやろうかと思いましたけども。僕が今、内装の仕事をしている友達は随分2人で一緒に旅行に行きましたし、先日も出張で2人で大阪に行ったりしてましたけども、とにかく、もう30年以上一緒にどこかに行きますが全く嫌なところがないんですよね。僕が黙っていると向こうも黙ってるし、喋り出すとベラベラ喋るし。同じような時期に疲れて、しかも彼もとってもお酒が大好きで。随分僕の友達は恰幅が良くなってきてしまいましたが、あと倍、もし行けるとしたら30年ぐらいは一緒にどっか行きたいなーと思ってます。
★From RN:ヤキトリボーイ さん
コロナ禍。自分を含め家族の閉鎖的な環境に疲れが出てきて、新しいライフスタイルを求め、この4月から都心のど真ん中を離れ家族で鎌倉の山へ移住しました。都内でのとにかく便利で快適な生活から電波も移動も大変な山生活ですが、子供たちは自分の山で遊んだりと新しい環境に前向きに接してくれているので安心しました。訓市さんは東京育ちかと存じますが、田舎の方でのんびりと過ごしたいなとか感じたり、家族とそのような話をしたことはございますか?
☆Kun:
ん〜。ずっと田舎暮らしは嫌かもですね。自然も好きなんですけど、やっぱり殺伐とした都会が大好きで。それに疲れたらちょっと癒しを求めて山に行くぐらいが自分にはちょうど良くって。ぼーっとするのも1日が限度なんじゃないのかな最近は。どうなんでしょう、もっと歳を取ったら考えが変わるのかもしれませんけども、基本的に盛り場が近くて酔っ払ったらすぐ帰れるような場所が今のところは一番向いてるかなーと思います。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。