ON AIR DATE
2022.08.07
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54


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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・

息を呑むイビザ島の映像とバレリアックな音楽にのせて贈る極上なドキュメンタリー『太陽と踊らせて』予告編解禁

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TUDOR logo


『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。


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#410 --- 葉月突入!夏真っ盛り!実は立秋 ---

番組リスナーの皆さんからお寄せいただいた
“お便り”をまとめて紹介します。
曲のリクエストはもちろん、選曲のオーダーも大歓迎!

真夏の夜に訓市ヴォイスによる
“独り言”に耳を傾けてください。

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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。

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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2022.08.07

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Electrolite / R.E.M.

2

Begin The Beguine (Volver a capezar) / Julis Iglesias

3

Hymns / Midnite

4

Waiting For My Real Life / Colin Hay

5

潮満ちぬ / Cocco

6

Texas / Chris Rea

7

My Lovely / Changing Faces

8

After The Dance / Jose Padilla

9

Strasbourg - St.Denis / The Roh Hargrove Quintet

2022.08.07

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。



★From RN:Blue さん
今日、野村紘子さん、壱岐ゆかりさん、野村友里さんが開催された『花植食:文月の涼花』に参加させていただきました。紘子さんより茶道から繋がる花の室礼を教えていただいて、とても豊かな時間となりました。後半ひとりひとりが一輪挿しに花を活ける時間があり、紘子さんに見ていただいて花を活けていったのですが、出来上がった時に写真を正面から撮っていたら紘子さんが「この花は正面から撮るより、斜めから撮った方が素敵よ」とおっしゃってくださいました。そしてそのあとに、「あなた、フリオ・イグレシアスって知ってる? あの人もね、こっちの斜めからしか顔写真撮らせなかったのよ」という会話に。茶道のお話からフリオ・イグレシアスに飛んだところがなんとも楽しくて。

☆Kun:
野村紘子さん、僕の母親ですけども… このお便りを読んでなんかこういう訳の分からないことをよく言っていたなぁと思い出しました。人に話すと面白い話なんでしょうね。なんですけども、毎日これですと結構辛いですよ。何言ってるか分からなかったりするじゃないですか。しかしまぁ、お花のイベント、そんなものもやっていたのも知らなかったんですけども、元気そうで何よりです。



★From RN:山形 さん
今回お便りを送ろうと思ったのは、以前、この番組のお便りで紹介されていたタイ、サムイ島のセブンイレブン前のライブカメラの話です。コロナ禍で旅に出られなくなったリスナーの方がよく眺めているという話で登場したライブカメラなのですが、それ以来自分もちょくちょく見るようになりました。「あ、今日は野良犬が多いなぁ」「観光客増えてきたなぁ」などと思いながら、なんとなくたまに眺めていたのですが、今日このセブンイレブンの近所にお店がオープンしたのか、もしくはイベントでもあったのか、日本時間で月曜日のAM2時くらいまで街頭に響き渡る音量で音楽を流していました。車が走る音や犬の鳴き声などしかしなかったライブカメラに突然BGMがつく形になったわけですが、試してみると流れているBGM、Shazamで確認するんです。「サムイ島の街頭で流れている音楽を日本にいながらShazamで知る」。訓市さんが以前、サブスクのAIにレコメンドされる音楽を聴くことによって音楽の嗜好が偏る話をされていましたが、テクノロジーのおかげで、こういう新しい音楽との出会いもあるんだなぁ〜とちょっと感動してしまいました。

☆Kun:
面白いですよね。知らない街のライブカメラを見るというのは。僕が番組でサブスクの音楽を聴かないって言ったのはですね、音楽の嗜好が偏るというよりリコメンドされるとそれを聴いてしまって、ついついこの番組でかける曲がそこから繋がってしまうのを恐れている訳ですよ。AIでレコメンドされる曲を僕がすぐ書けるようになったらバレるじゃないですか。それはプロのDJとして非常に腹立たしいと言いますか、今までの努力が無駄になると思って聴いていないんです。本当はすごく聴きたいです、サブスク。まだ、頼る気はありません。



★From RN:ユリア さん
訓市さんの声に毎週癒されている、もうすぐ52歳の元女子です。ここ何年か若い頃の刺激とは無縁の日々を送るようになり、本当にこの生き方で良かったのかと悩むことが多くなりました。でも今までの出来事を写真のように切り取って眺めると、意外と味のある人生だったかなと思えるようにもなり、最近単調な毎日が少しずつ楽しくなってきました。メールを出したことで今週も楽しく過ごせそうです。

☆Kun:
元女子っていうのが、どう意味なのか考えてしまったんですけど、自分の人生ってどんなに側から見て上手くいってそうな人でもこれで良かったのかなーって思うことって絶対あると思うんですよね。僕ももちろんあります。「何言ってんだ、お前楽しそうじゃないか」って言う人たちがいるのも分かってるんですけども、まぁそれでも人にはそれぞれの後悔があったり悩みがあったり、ちょっと気分が落ちたりってことあると思います。そうですね、近視眼的に見るより長く見てそこに点在するように楽しいことがあったとか感動したことがたくさんあったっていうことを思い出せるっていうのが大事なのかなと思いますけど、とにかく一日の終わりにその日にあった嫌なことを引っ張らない様にするっていうのが一番大事で。最近聞いて一番腑に落ちたのはメディテーションで10分間でも頭を無にするっていう。もちろん僕はやってないですけども、お酒を飲んで頭が無になったりして寝るとやっぱりスッキリしますからね。体はボロボロですけども、とにかくその“引っ張らない”っていうのが良いんじゃないんでしょうか。



★From RN:松戸の会社員 さん
金曜、土曜と千葉県南房総まで同僚3人でドライブ旅行をしてきました。職場が市原にあることもあり、会社終わってその足でレンタカーを借りて館山道を走りました。富浦ICを降りると素晴らしい海の景色が広がっており、プチ旅ながら良い思い出になりました。同僚は私と同級生と40代女性なのですが、部屋を予約する際、隣の部屋がよかったので予約の口実で「同僚の送別会のため」と書いて予約しました。すると夕飯時、同僚女子から来月で退社すると突然言われ、予約口実で書いたことが本当になってしまいました。入社当時から可愛がってもらい仲も良く、彼女に好意を抱いていたせいもあり離れるのがとても寂しく、昨日旅行帰り千葉の飲み屋でずっと号泣していました。一番最初に私に伝えたかったと言っていました。残り1ヶ月、毎日を過ごすのが辛いです。

☆Kun:
なんと言っていいのやらなんですが… 彼女はちゃんと考えて決めたことだと思います。僕は会社勤めをしたことがないので、その退社するっていうのがどういうことだかよく分かっていないんですけども、でもそれがすごく大きな決断だってことは分かりますから。松戸の会社員さん、残りの1ヶ月を彼女が良い気持ちで旅立てるように職場の雰囲気を明るくして楽しく送り出してあげるのはいかがでしょうか。それが彼女にとってもとても良い会社の記憶として一生残るんだと思います。



★From RN:スパイスカレーLOVE さん
先日、大切な方にお別れを告げました。その方と知り合ったのは1年ちょっと前。映画や音楽が好きということで色んな情報を交換したり、時には一緒に気になる映画を観に行ったり、この番組を教えてくれたのもその人でした。昨年末に仕事を辞め、これから新しいことを始めようとしている私は広い意味で今、余裕がなく、その方からすればいつも通りのとても思慮深く丁寧なメッセージなのに読むのも返すのも辛くなったりが続き、このままだとお互いにとって良くないと思い、一度時間も距離も置かせてほしいとお願いしました。直接会って伝える勇気も時間もなく、メッセージで伝えたのですがお相手の方からは返信はありません。今はとにかく自分のこれからのことに集中しつつ、相手の幸せを心から願うばかりです。野村さんならこういう時、直接会って伝えますか。

☆Kun:
まぁ直接会って伝えるっていうのが一番だと思うんですけども、時と場合にもよるかもしれませんね。直接会うことで言いづらくなったりとか、こじれるっていうことも随分聞きましたし。こればっかりは当事者じゃないので分からないんですけども、でもきっとスパイスカレーLOVEさんは余裕がなくって新しいことをしようっていうのに集中しようと決意した訳ですから、とにかくそれをやりきって楽しく毎日を過ごしてください。人の出会いと別れっていうのは本当にご縁ってやつですから、先どうなるか分かりませんし。だからこそ綺麗な別れ方っていうのは無いかもしれませんけども、それでも遺恨の残らないような、またいつかどこかで会えた時にこんにちはって言える関係でいられたら良いんじゃないのかなと思います。



★From RN:ガンジー さん
ちょうど10年前の夏、妻と新婚旅行でバルセロナとイビサ島へ行きました。特にイビサ島は音楽雑誌でイビサ島特集を見て以来、いつか行きたいと憧れ続けていたので、着いた時には夢心地というか夢が叶ったというか… とても興奮したのを覚えています。毎日のように海沿いのホテルやカフェなどから流れる心地良い音楽を聴きながらビール片手に散歩したこと、カフェデルマーやカフェマンボで夕陽を見たこと、夜はクラブへ繰り出し朝まで踊り明かしたことなど、とても楽しい旅行でした。

☆Kun:
本当ですね、こういう呑気な旅っていうのがお金貯めればすぐ誰でも行けるって世の中な感じじゃなくなってしまいましたけども、イビサ島、行って本当に何もしないでサンセットにお酒を飲みながら良い音楽を聴いてダラダラ過ごすっていうのは最高です。個人的にもやろうと思えばできるんですけどね。その自分のお気に入りの海辺のスポットを見つけて、良い音楽をiPhoneなりに仕込んでヘッドフォン持ってサンセットだけ見てればちょっとしたイビサ気分になるのかなーと思います。