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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
富士山に軽装で挑んでしまった者の末路|山はおそろしい
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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#415 --- 皆さんからの“お便り”が頼り! ---
お便りナイト!
リスナーの皆さんから番組宛に
お寄せいただいた“お便り”をまとめて紹介!
徐々に「旅」「移動」する機会も出てきたここ最近、
そんな旅メッセージから仕事、進路、恋愛、人間関係まで
内容は何でもオーケー!
訓市の<生のコトバ>でお返しします。
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Ask / The Smiths
Bliss / Amber Mark
Audition (The Fool Who Dream) / La La Land
I'm Set Free / Brian Eno
37℃ / クレイジーケンバンド
Samson / Regina Spektor
Stay Out Of Trouble / Kings Of Convenience
I Still Haven't Found What I'm Looking For (Live Version) / U2
Bad Habit / Steve Lacy
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:Black Jack さん
フジロックに初日のみ妻と参戦したのですが、都内からバスツアーを利用したところ思いがけぬ出会いがありました。行きの集合場所でガイドさんから出発が遅れる旨の案内があったのですが、一緒に待っていた白人の男性が困っていたので英語で説明したところ「thank you!」と笑顔。その後、バスを待っていると彼が近づいてきて「今年出演する日本のオススメのアーティストを教えてほしい」とのこと。サービスエリアの度にも雑談をして、LINEのアカウントも交換。彼はフロリダ出身の彫刻家ということで、作品の写真も見せてもらいました。彼は現地で奥さんと合流するとのことだったので、「今度は東京で会おう!」と約束をし、全部含めて忘れられないひと夏の思い出となりました。訓市さんは海外のご友人も多いと思いますが、フェスでの特別な出会いのエピソードがあれば教えていただけると幸いです。
☆KUN:
フェスって音楽聴くだけじゃないですからね。そういう人と知り合ったりとか、知らない音楽を見つけたり、僕にとってはお祭りみたいなものなんですけども… 今、急に思い出したのはフェスで彼女に振られた外国人の友達がいて、「うわーん!」って泣きながら山を駆け上って藪の中入って行く行っちゃったんですよ。これ面倒くさいなーと思って追っかけて山を登ったら、どんどんものすごい勢いで中入ってっちゃって。見失ってしばらく登ってったら、今度は迷子になったっていって泣いてる彼を見つけまして、何しに来たんだお前はっていう。面倒くさかったですけど、怒ったら「You are my No.1 友達!」って言われて手繋いで山から降りた思い出があります。
★From RN:No reservations さん
先日のイタリア旅行・アドリア海とポルコ・ロッソの話、そして「夜は大人の公園」の話。どちらも白ワインのちピート強めなウイスキーなお話、楽しませていただきました。私には『紅の豚』のポルコのような大切な方がいます。そして、その関係はジーナとポルコのように、きっとずっと変わらないけれど、でもずっとそばにいる、みたいな大切な関係なのだと思います。人生のイベント的にはジーナになれる要素がある私ですが、雰囲気はまだ全然です。あと5年くらいで切なくシャンソンを歌い上げるジーナみたいになりたいと思っている私に訓市さんからのアドバイスをお願いします。
☆KUN:
なんてアドバイスをすれば…全く分からないんですけども、ジーナになりたい。まぁ髪の毛を短くして、毎晩シャンソンを歌いながらおじさんが沢山いる酒場でびしばし仕切っていくっていう感じじゃないでしょうか、ってそのまんまですけどもね。あの映画のイタリアってすごく良くないですか? 飛行機も素敵ですし、あの赤い飛行機。そして森山さんでしたっけ、ポルコの声。気をつけないとそのうちあのぐらい渋いというだけじゃなくて、ものすごく低い声になってしまいそうなので、喉を焼かないお酒にそろそろスイッチしなければいけないなーと思っています。
★From RN:E.T さん
7月の中旬、関西に行ってきました。友人や年老いた両親と久しぶりに過ごせた時間は貴重なものとなりました。関西行きの目的はもう1つ。それはブライアン・イーノの「AMBIENT KYOTO」訪問。事前の情報では盛況とのことでしたが、訪問当日は平日だったせいもあるのか程よい人の入りで、快適に観覧することができました。展示されていたインスタレーションはどれも素晴らしいものでした。中でもイーノのボーカル・アルバムがマルチスピーカーで聴ける”The Ship”は暗闇の中、ギターアンプをはじめ色んな種類のスピーカーからの出音が気持ち良く、長居してしまいました。
☆KUN:
僕も行きました。ブライアン・イーノは番組でも何度もかけてますし、アンビエントという音楽を生み出した産みの親の一人であると同時に、U2とか色んな名盤をプロデュースした素晴らしいアーティストですけども、彼のそのビジュアルインスタレーションと音楽が一緒になった展示会っていうのがあるんで、僕もどうしても行きたくって行ったんですけど、タイミングが悪かったですね。ちょうど京都に行ってパーティーをやって気付いたらお店に全員追い出されて、「もう帰ってくれ」って。それで最後ホテルに戻ってロビーで飲んでたんですけども、そのままブライアン・イーノのアンビエントに行ったんですよ。もう入って2秒ぐらいで全員気絶しそうになって、椅子に座ってそのアンビエントを聴くんですが自分も睡魔というか、これなんかの拷問ゲームみたいな。みんなはどうしてるんだろうと思って暗闇を目凝らしてると全員彫刻のように動いてないんですよ、もう気絶してて。素晴らしかったんですけど、何が良かったのか2秒くらいしか覚えてない。そんな訪問でしたので、もう一度チャレンジしたいなーと思ってます。
★From RN:ねんねこねこまた さん
彼女に勧められて少し前からこの番組を拝聴し始めた30代半ばの男です。普段からラジオをよく聴いている彼女と週末一緒に過ごすことが増え、月曜が待ち構える憂鬱な日曜の夜は出来るだけ家で過ごしながらリラックスすることが最近の日課です。そんな中でも、Travellig Without Movingを聴きながら彼女と一緒に夕食を作ることが心地良い時間になっています。そして、いつかこの番組に何か投稿しよう、リクエスト曲は何にしようか、と2人で妄想することがとても楽しいです。ふと、こんな些細なことでも投稿してみようかなーと1人思い立ち、今メッセージを書いています。これからも訓市さんの話をさらりと聴きながら、2人でリラックスした日曜の夜を過ごせればと思っています。
☆KUN:
自分のやってることが人のリラックスに繋がるっていうのは思いもしなかったですからね。いつもわちゃわちゃ動いていて、騒ぐのが好きだったものですから。人生って不思議と思いつつリクエストにお応えして1曲選びたいと思います。
★From RN:ジョン・テリーが好きでした。さん
東京で大学生をしている21歳男性です。昨年、オークションで安く購入した故障だらけのバイクを少しずつ直し、北海道1周ツーリングに挑戦しました。あと300キロで1周というところでエンジンが焼き付いてしまい、泣く泣く廃車にしました。バイクや車にはそれぞれの人生があると思います。様々な人との思い出を経て私の元へ巡ってきた1つのバイクの歴史を、私の力不足で終わらせてしまい、とても悲しい気持ちになりました。訓市さんは旧車好きということをどこかで伺ったのですが、車とのエピソードがありましたらお聞かせください。
☆KUN:
バイク焼き付いたってことで、事故にならなくて良かったですね。高速を走っている時に焼き付いて事故ったっていう人とかもいますし、すごく危ないんですけども。昔のバイクとか車って僕も大好きなので、なんでかって言うとデザインが好きっていうのもそうですけど、構造が理解出来るからっていうことに尽きるかなーと。これがこう動いて、ここに繋がってて、ガソリンが噴射して、火花が散って、爆発してエンジンが回るとかっていう。今の車ってどうもそういう内部がブラックボックスっていうか、どうなってるのかさっぱり分からないものが多いと思うんですけども、昔のものって鉄を曲げて溶接してくっ付けてっていうのが手に取るように分かる。なんかそこが機械っぽくて、だけどどこか人間っぽいっていうか。古いものの魅力だと思います。何かエピソードって言うと・・・そうですね、昔僕がアメリカに留学してた時に最初に仲良くしてくれた友達のお父さんっていうのがガレージビルダー、要は自分で納屋を持っていて、そこに工具が全部詰まって廃車になった古いアメ車を自分で全部直して乗ってるっていうのが趣味の人で、僕の友達の車もそのお父さんがゼロから作った56年型のシボレーだったかな。お父さんが誕生日にプレゼントしたんですけど、それに一緒に乗ってドライブに行った時のことは忘れられないですね。あのV8のエンジンの音と、昔の車ってオイルの匂いがするんですよ。ガソリンと混ぜて燃やしてたのかな。でもあれが何とも言えずに機械!っていう感じがして忘れられない1日になりました。
★From RN:coco’69 さん
22歳の娘に初めて彼氏ができました。その彼と来週、海外へ自由旅に立ちます。付き合い始めてまだ数ヶ月しか経っておらず、行かせて良いものかと悩みましたが、学生生活最後、在学中に留学が叶わなかったこともあり、最後の決め手は彼を紹介された時の印象でOKしました。私も20代の頃バックパックを背負い旅をしていたので、旅から得たものは沢山ありました。この機会に世界を色々見て感じ、最近元気のない日本が世界からどう映っているのかなど、無事に帰って土産話を聞くのを楽しみにしています。
☆KUN:
若い時に色んなものを見て、特に日本っていう国を外から見るっていうのはどこが良いところでどこが良くないかっていうことを考える本当に良いきっかけになると思います。本当は、もし僕が首相だったら強制的に1年ぐらい若い人は旅行に行ってもらいたいですけどね。国が飛行機代払っても良いと思うんですけども。自分の悩みがちっぽけに思えたり、文句言ってた日本のことがすごく素敵な国に思えてきたり、そうやって外から見るっていうのがすごく役立つんじゃないのかなって思うんですけど。ただ彼氏はねー どうなんでしょうね。自分も娘がいるので、出会って2、3ヶ月で旅に行く…。えー、ラジオネーム coco’69さんのように大らかには出来ないかもしれないんですけども。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。