ON AIR DATE
2022.12.11
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54



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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
もう一度踊らない? 40歳を過ぎてからのダンスがもたらす健康効果

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TUDOR logo



『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。

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■番宣

#427 --- 師走の“お便り”ナイト ---

番組リスナーの皆さんからお寄せいただいた
“お便り”から訓市が独断でセレクトして紹介!

曲のリクエストはもちろん、
選曲のオーダーにもお応えします。

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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。

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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2022.12.11

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Hero / Mariah Carey

2

In The Drugs / Low

3

Something Pretty / Patrick Park

4

Blue Eyed Blue / Eric Clapton

5

Tokyo / Yonawo feat. 鈴木真海子 & Skaai

6

Never Gonna Be Alone / Jacob Collier

7

Shotgun / Ida

8

Bubble Gum / Clairo

9

To Be Or Not To Be In Love / Freddy Cole

2022.12.11

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。



KUNICHI was talking

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★From RN:三角山 さん
先日、帰宅途中の電車内で海外ニュースを読んでいるとミミ・パーカーが亡くなったとの記事を目にしました。最初は直ぐに誰かを思い出せずにいましたが、少しずつ若い頃の記憶を辿り、当時によく聴いていた音楽やバンド、暗めな印象のジャケット、そしてドラム&ボーカルの女性を走馬灯の様に思い出して懐かしさを感じている自分自身に気が付きました。当時はアシッドフォークや音響系のバンドが流行る中で、スローで柔らかくもどこか鋭角な感じを醸し出す音がとても好きで、自身が将来的にも不安定だった20代後半頃の情景が鮮明に蘇りました。訃報を聞いて悲しみを感じながらも好きな音楽、バンドと同じ時代に生きたことを嬉しく思いながら、当時に夢中でいた音楽について自分が今も感じて影響を受けていると気づいたことに感謝をしている次第です。

☆KUN:
僕も朝起きてインスタとかをぼけっと見ていた時に随分色んな人が耳・パーカーの追悼をストーリーに上げていて、同じように、「あれ、誰だっけ?」と思って。ああ、Lowの人だってびっくりしたのと同時に、こんなに色んな人たちがLowの音楽を聴いていたんだってストーリーを見て逆にびっくりしたんですけども。まだまだ若い50代とか60歳になったくらいだと思うんですけど、独特のスローなバンドです。今日のこの曲を聴いて興味を持った方は是非アルバムで色んな曲がありますので聴いてみてください。



★From RN:hito,hinaのママ さん
昨年のちょうど今頃、2人の娘が離れていく寂しさをお便りした2人の娘の母です。ちょうど11月12日が私の誕生日で、毎年この頃になると公園の木々の紅葉、落ち葉やどんぐりが美しく目に映ります。成長した娘たちは昨年お便りした時のように枯葉をすくって空に撒いたり、どんぐり拾いもしなくなってしまいましたが、代わりに受験という厳しい環境の中で日々自分と戦って頑張っています。母としては体調に気遣い見守っていくことしかできませんし、この先の未来、経済や環境問題など案じられることも多いですが、そんな中でも彼女たちにはひたむきになれる夢を見つけていってほしいと願っています。勉強を頑張っている下の娘の一葉(ひとは)に訓市さんから励ましの言葉をいただけたら幸いです。

☆KUN:
このお便りは覚えてます。本当にどんぐりとか全く拾わなくなりましたし、枯葉をすくって空に撒いているのは自分だったりします。あぁ〜寂しい。まあね、しょうがないことなんですけども…。受験勉強を楽しくやれているか辛いかっていうのは人それぞれで分かりませんけども、一つ言えるのは一生に1回、すごい勉強したって思える時期があるっていうのは良かったなあと。僕は大学ほぼ行かなかったですけども、何が良かったってその後の自分の生活の中で出会えないような友達たちがたくさんできたことと、1回でも真剣に勉強したんだなって思えたことです。終わりがないものはありませんから、あんまり自分を追い込まず、ただ出来る限りのことを1回やってみようっていう気持ちで頑張ってください。



★From RN:八甲田山 さん
私は40歳を過ぎた大人ですが、年を重ねるとだんだん1年があっという間に過ぎてしまい人生の要領みたいなものも掴んでしまい、なんか刺激や楽しみが減ってきた感じです。訓市さんの人生の楽しみ方のコツを教えてください。

☆KUN:
「人生の楽しみのコツはね!」なんて言って教えてくれる人ほど厄介な大人はいないと思うんですけど、そんなもんあったら楽ですよね。どうも楽しく楽しく生きてると思われがちなんですけども、それは当然楽しいところしか人は見ないわけで、実は夜な夜な枕を涙で濡らしていたりとか、徹夜で仕事辞めたい!っていう日もたくさんあるわけですよ。そういうのを人様は見てくれなくてですね、「なんかアイツ調子良いよな〜」とか「なんか海外って良いよな〜」って。良いですけど辛いですよ、この歳で朝から晩まで。まあ、自分のせいですけどね。夜寝ればいいんですけど遊びに行っちゃうからいけないんですが、やっぱり次があるかないかって想像し出した時に、またこの街に来ることあるのかなって思うと最大限に時間を使わなければと思ってしまうのが僕のいけないところなんですけども。人生のコツは分からないですが、「もう疲れるからやめる」「行かない」っていうのは僕の同学年の友達の口癖なんですよね。「え、あのDJが来るの?! 面白そうだけど次の日ゴルフだから」とか、「休みが久しぶりだから」「疲れるから行かない」・・・その疲れるから行かないっていうのがどんどんどんどんつまんなくさせてるのかなーと思います。お誘いをどんどん受けて疲れが溜まって、どうするのこれ最後?って言ったら、死んだら十分休めるわけですから、その時まで取っておきましょう。



★From RN:みか さん
約3年前、コロナで生活が変わっていくのと同時に、これまでの人間関係・仕事・環境・好きだったもの、自分の全てへの違和感が大きくなり、この番組からも離れていました。数ヶ月前まで転職活動も行なっていましたが上手くいかず、それならと先日引越しをしました。少しですが変化を起こした自分に納得したのか、憑き物が落ちたかのように、またこの番組を拝聴できるようになりました。新居で過ごす日曜日の夜、外を走る電車の音も時折入り、それもとても心地良く番組を聴いています。

☆KUN:
ありがとうございます、そしてお帰りなさい。たまに気分転換で何か環境を変えるっていうのは良いものですよね。「引越しをしたら憑き物が落ちた」って書いてありますが、本当に憑き物が落ちたんじゃないのかと怖くなりましたけど、たまにそういうことを言う知り合いとかいるじゃないですか。「訓市の家って窓は北向きにある?」とか。知ってどうするお前…っていう話なんですけども、まぁそれは置いといて引っ越しって良いですよね。うちもそろそろ引っ越したいなぁ〜と思っているんですが、なかなか条件が合うのが無いので。もしリスナーさんの中で我こそはという大金持ちの地主さん、手数料無料の仲介業者さん、いましたら是非番組の方までご一報お願いします。



★From RN:Saccharomyces cerevisiae さん
山梨県在住の42歳4人家族の男性です。9月から10月の繁忙期でのブドウからワインを造る仕込みが大体落ち着き、最近は樽内の白ワインを攪拌して澱の中にある酵母の旨みをワインへ移すバトナージュ作業や、ワインのブレンド作業をしています。訓市さんのワイナリー関係のお話を聞きたく、お話いただけますでしょうか。

☆KUN:
ああ、バトナージュ作業ですか。ちょうど昨日僕の部屋でもやっていたんですけど…って、普通ワイナリー関係のお話ってそんな簡単に無いと思うんですけども、知り合いが1人サンフランシスコの近くのナパの方でワイナリーをやってる人がいまして何度かそこに遊びに行ったり泊めてもらったことがあります。もちろん作業を手伝うほど使える人間ではなくて、いるだけ無駄だということでワインテスティング用の美味しいご飯だけ貪るように食べて帰ってきましたけども、ワイナリーで飲むワインって、なんかすごく美味しく感じるんですよ。ワインって寝かせてないとダメだみたいなのがあるじゃないですか。でもその樽から飲ませてもらったものもすごく美味しかったですし、もっと産地で飲みたいな〜と強く思ったんですが、Saccharomyces cerevisiaeさんのワイナリーでもテイスティング用のお食事とかを作っているんでしょうか。とても気になります。



★From RN:ワニ さん
15年間ほどずっと同じ現場でしたが、ここを離れる決意をしました。今の現場で、まるで軍隊のような高圧的な上司の態度にずっと耐えてきましたが心が折れました。海外旅行するリスナーの話を聞き、現場異動も戻ることのない旅行のような感じがしました。正直なところ異動先でやっていけるのか、今は不安でいっぱいです。

☆KUN:
軍隊のような高圧の上司の態度…まるでここの番組の制作現場のような気がしますけど、「スタジオを借りたから、この時間に必ず来てください」とか、時間にルーズな僕にはとても大変な作業なんですよ。それまでに選曲をしたり、それに合わせてどういうことを喋ろうかなって決めたり。まぁでも、その先の人たちの姿が見えるからやれていると思うので、こうしてお便りを貰ったり、「聴いてますよ」って言われると、作る時に苦労していても届ける先が見えるって思えるようになったので、それがすごくやり甲斐になってるんですが。ワニさんも次の現場でまた対人関係とかで嫌な思いをするかもしれませんけども、その先の人たち、僕らの仕事って何かしからのサービス業だったり何かを作って消費者に届く仕事だと思います。そこの方にもう少し目を向けて気分をリラックスして、新しい現場で頑張ってください。