ON AIR DATE
2023.05.28
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  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54


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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
「普段から2?3時間は徘徊」ピエール瀧に聞く『夜散歩』の楽しみ方

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TUDOR logo


『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。

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#451 --- “お便り”ナイト ---

番組リスナーの皆さんから寄せられた
“お便り”をまとめて紹介!
曲のリクエストや選曲オーダーにもお応えします。

旅のエピソードや思い出から
恋愛・進路・人生相談まで・・・内容は何でもOK!
番組宛にメッセージを送ってください。

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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。

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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2023.05.28

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Slide / Goo Goo Dolls

2

Cantaloop (Nellee Hoopre Remix) / US3

3

Stay With Me / DeBarge

4

Always / Daniel Caesar

5

あなたの風景になりたい / 池間由布子

6

Regent's Park / Bruno Major

7

Your Power / Billie Eilish

8

Anything / Adrianne Lenker

9

Tree Among Shrubs / Men I Trust

2023.05.28

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。



KUNICHI was talking

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★From RN:パンダのバンダナ さん
大学のカリキュラムで1ヶ月間シカゴに滞在していました。海外生活を経て、自分の性格が少し大胆かつアグレッシブになったような気がする一方で、日本に戻って繊細で神経質な元々の性格も復活し始めている・・・今はそんな中途半端な状態です。今回の滞在は大学の友人と二人暮らしだったのですが、付き合いも長く、気を遣わない関係になっているとはいえ、一緒に住むとなると話は別。いつも部屋の中に相手の存在を意識してしまい気が休まらないのです。どうやら私は一人になれる時間がないと辛いみたいです。恋人と同棲なんていうのは夢のまた夢なのでしょうか。それともやっていくうちに得意になっていくものでしょうか? 訓市さんは同棲やルームシェアなどのご経験はありますか?

☆KUN:
ルームシェアしまくりですよ、31歳まで部屋を借りたこともなかったですし、そこから先も鍵が開けっ放しで色んな人が住んでいましたから。以前もラジオで話しましたけど一番多い時で11畳に20人が暮らしていました。一人の時間なんてトイレで大の方をする時以外はゼロっていう生活ですけども、気になんなくなるんですよ。本とか読んでいると名前を呼ばれても一切聞こえないですし、周りをシャットアウトするっていう術が身につきました。僕が10年以上一緒に住んでいて、今も仕事をしている仲間がいるんですが、彼が高校の時の一番の親友と一緒にアパートに住んでいる時は1ヶ月で音を上げて、「もうアイツと一緒に住むのは無理だ!」って言うんですよ。「温厚な君が許せないって何が許せないの?」って言ったら、「自分が買ってきたティッシュペーパーを使う時に2枚取る。それが許せない」「ああ、もうそれダメだよ」って別れていましたけども、もう見ないっていうのが一番かなと思います。



★From RN:るる さん
40代になり仕事も少しは落ち着くかと思いきや、どんどんと責任もプレッシャーも重くなる一方で、ここからどうやって仕事とのバランスを取りながら人生を組み立ていこうかと毎日思案しています。訓市さんは大きな責任が伴う仕事とどのように向き合っていますか?

☆KUN:
責任もプレッシャーも重くなる一方なんですかね? あんまり考えたことがないんですけど。「大きな仕事だと責任が」って言うのはもっともなんですけども、僕の友達がうちの会社に付けてくれたスローガンで「No Job, Too Small」という言葉があって、要はちっちゃい仕事だからいいじゃんっていうことは絶対ないんだよっていう。どの仕事も一緒で、同じようにやれば良い。なので、小さな仕事も大きな仕事も始まれば必ず終わりがありますし、もちろん金額とか関わる人数によって大変だったり少し楽だったりありますけど、どれも一緒で終わったらご褒美に自分でちょっと高いお酒を買って飲むとか、そのぐらいで良いんじゃないんでしょうか。歳だから責任が重くなるとか、あまり考えなくても良いんじゃないのかなーって思いますけども。ダメでしょうか?そうやって考えた方が楽ですよ。


★From RN:あすぱらがす さん
4年目になりたての社会人です。GWに卒業旅行ぶりの海外旅行で台湾に行ってきました。旅行中は乗る予定だったバスがコロナの影響で欠便し空港泊を余儀なくされたり、タクシーの値段をふっかけられ渋々受け入れるなど、ハプニングは続出でした。ただ、これも国内旅行には無い旅の醍醐味だと、久しぶりの海外を非常に楽しみました。また、高齢化、飲酒・喫煙文化の違いなど旅の中で感じることができ、自分の日本での暮らしを改めて考えるきっかけにもなりました。訓市さんの中で、これは大変だったなというような旅でのハプニングはありますか。

☆KUN:
ハプニング…乗っていた飛行機が落ちかけたみたいな、そういうのは後で「良い思い出です」って言いたくないようなハプニングでしたけども、それ以外のハプニングって一瞬で忘れちゃいますしね。たまたま一緒にいた友達に「あの時やばかったよね」って言われて、「そうだったっけ?」みたいなことがほとんどで、まず物を取られたりとかスリとか騙されたとか1回も無いんですよね。なんでかって言うとお金を持ってなさそうに見える格好、それに尽きるんですけども。よく皆さん旅の間にハンドバッグとかバックパックを持って、もしも雨が降った時にとか色々持っていますけど、そういう余計な物を持っていると確実に旅行者だと思われるので、とにかく手ぶらでヨレヨレのTシャツとか帰りに空港で捨てちゃおうかしら?みたいな、そんな格好で行くのが一番楽で良いですよ。



★From RN:のす さん
偶然どこかでお会いできたら「いつも夫と車で番組を聴く時間が1週間でベストです」と訓市さんに背筋を伸ばしてお声がけすることを脳みその中で考えている33歳です。ここ数日、暖かいを通り越して少し暑い陽気になって参りました。暑中お見舞いにはまだ早いかもしれませんが、気分は初夏です。風に揺れるみどり、花の匂い。どこまでも缶ビール片手にずんずんと進みたくなってしまいます。夜の景色も色づくこの季節、訓市さんはビール片手に歩くとしたらどこがいいですか?

☆KUN:
缶ビール片手にねぇ〜 グルテンフリー生活も1年半を超えまして、ビールは一口も飲んでないんですけども。夏が本当に恋しいんですけど、駆け付け1杯のビールってすごい良いじゃないですか。それが無くなってしまったので1杯目からハイボールとかウイスキーのストレートとかテキーラとか、それがまずいんですよね。なんか入口が深いというか、なんというか。「すぐ帰る」って言ってたのが大体30分、40分で口が半開きになってて、「次どこでも良いよ〜」みたいになってしまうじゃないですか。ビール片手ではなくてハイボール片手で歩くとしたらどこが良いですかね。公園とか気持ちいいんですけど、今の時期は風が止むと蚊の野郎が出てくるじゃないですか。それを考えると、どこか大通りとかですかね。って言ってよく渋谷の通りの辺りを歩いていますけども、もし一人でニヤニヤしながら僕がハイボールを飲んでいたら、そっとしてほっといてください。



★From RN:きつね
数ヶ月前偶然この番組を聴いて、失礼ながら野村さんを初めて知りました。なんとも言えない語り口、鋭い物言い、そして視点。正直感銘を受けました。色々な所に行かれ、経験しておられると思いますが、僕もこんな人生を送りたかったなあと思った次第です。35歳で妻と子供と田舎から上京し、若い頃にしなかった後悔や夢や混沌とした未来などに押し潰されそうになっていたのが野村さんの言葉で少し開けてきた気がします。

☆KUN:
読んでいて歯が浮きそうな感じになってきましたけど・・・。自分の今までの人生をもう一回繰り返すかって言われたら、「嫌だ」って言うかもしれませんけどね。隣の芝は青いというやつで、きつねさんが見てる僕の人生っていうのは、きっとエディットされた本物じゃない楽しいところだけを見ていただけているんじゃないのかと思いますが、嫌なことだってたくさんあるんですよ。今日は朝起きた時に飲み過ぎで味がしないっていうか。またコロナか?って思ったらただのものすごい二日酔いで。二日酔いってなくならないんですかね? これだけ科学が進んで、今AIとかすごいじゃないですか。ChatGPTに「二日酔いを治す方法」っていうのを聞けばいいんですかね。なんかすごい答えを出しそうだと思いません? だってネット上にある情報から全部吸い上げるんですよね。この後、聞いてみようかと思います。



★From RN:八重山の髪切り屋さん
東京在住、フリーランスで仕事をしている39歳男です。私事ですが4月末から7泊8日で西表島・石垣島へ旅に行ってきました。西表島では5泊ゲストハウスに宿泊し、その後石垣島で2泊。西表島ではマングローブの中をカヌーを漕ぎ、トレッキングをし、落差54メートルのピナイサーラの滝の上に登ったり、シュノーケリングをしてウミガメやカラフルな色を纏った様々な魚たちを観たり、誰もいない美しいエメラルドグリーンのビーチで泳いだりと、大自然を満喫しました。ゲストハウスに宿泊している間、日替わりで新しい出会いと別れがありました。福島から来ている登山好きのお姉さん。お酒が大好きな山口在住のお坊さん見習いのお兄さん。東京在住のSEのお兄さんなどなど。話しかけると自然と話が盛り上がり、目には見えない自然が好きだという共通点が会話を弾ませてくれるのかなと思いました。それぞれの方とのお別れの時”またどこかで”という言葉がお互いの口から出てきました。再び出会う事はないのかもしれないですが、とても素敵な方たちに出会えたんだなと思うと胸が熱くなりました。

☆KUN:
そうですよね。高級ホテルとかリゾートのバンガローとかって他のお客さんと触れ合う機会っていうのがないじゃないですか。それが必要な旅だったら勿論良いんですけど、ゲストハウスとかそういう所って他のお客さんとの仕切りがないというか。ご飯も一緒だったりして自然と喋ったりするっていうのが確かに醍醐味で、僕も海外のゲストハウスとかを泊まり歩いていた時は親しくしたり一緒にご飯食べに行ったり、CDを貰ったり、自分も日本のものをあげたりと随分しました。若いうちはそういう旅行というのを国策としてやっても良いんじゃないのかなーと。何か自分にスキルが身に付くわけじゃないんですけども、視野が広がるっていうか、強制的に色んな人と交わるっていうのは時には必要なのかなーって思うんですが。もう自分もゲストハウスに泊まる旅っていうのを10年ぐらいしてないので、もう1回やってみたいと思うんですが、「なんだあのおっさん…」って言われそうな歳になってきました。「若作りだなー」とか、そういうの想像しただけでも嫌ですよね。って言うのも僕がゲストハウスにいた時にそういうおじさんがいたからなんですよ。なんだよその歳で、まだ俺らがいるような所にいて…なんか説教垂れてるぞ、とか。俺が若い頃はとか。あれになってしまうっていうのが一番怖いですね。