ON AIR DATE
2023.09.10
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  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54


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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
今すぐ観たい! スケートムービー

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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。

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#466 --- 秋の入り口は“お便り”とともに ---

皆さんからお寄せいただいた“お便り”を
まとめて紹介します。

曲のリクエスト、選曲のオーダーにも
お応えします。

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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。

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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2023.09.10

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Happy / The Rolling Stones

2

On Hold / The XX

3

Det Urolige Hjertet / Gabrielle

4

Passin' Me By (Fly As Pie Remix) / The Pharcyde

5

波よせて / クラムボン

6

Love feat. Zacari / Kendrick Lamar

7

Miles Is A Cigarette / Chris Rea

8

Let Me Go / Daniel Caesar

9

Spring Rain / Bebu Silvetti

2023.09.10

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。

★From RN:メイドオブストーン さん
46歳会社員です。先日、4年振りに家族旅行に行きました。近場に2泊ですが、子供達も喜び、何かとても良い時間を過ごせました。訓市さんの、家族旅行の思い出など教えていただけると嬉しいです。

☆KUN:
自分がちっちゃい時の家族旅行ってあんまり覚えてないというか、軽井沢には行きましたけど家族4人で一緒に行くってことはあまり無くって、だいたい母親と姉と3人で車で行って父親がちょろっと来たり、来なかったりみたいな感じでしたけども。あとは何ですかね。スキーに年末年始に行ったりしてましたけど、やたら人がいて。ちょうどバブルのスキーブームの前だと思うんですけどもね。リフトとかもう、とんでもないことになってたんですよ。シングルリフトが多かったですし。考えてみると小さい時の家族旅行の思い出ってあまり無いんですけど、メイドオブストーンさんはこれからジャンジャンと家族旅行に行ってください。


★From RN:JJ さん
昨年まで地球の果てにある小さな島に滞在していた40代です。帰国して野村さんの番組を聞きながら、当時の記憶を呼び起こしています。私にとっての「旅」は旅行と言うより海外出張と言った方が良いかもしれませんが、いつも単身で派遣されるせいか出張が一人旅のように思えます。私が滞在していた村には様々な国から人が派遣されており、共同生活を送るうちに自分が日本人であることを忘れてしまう不思議な場所でした。帰国して半年。40歳、色々なことが重なり海外の仕事はリタイアすることに。現地の友人達に会う機会も減るだろうと思っていましたが、思いのほか頻繁に彼らから連絡来たり、日本で再会したり、実は世界は狭かったのかと思うほど。私にとっての動かざる旅が今も続いています。

☆KUN:
僕も旅をしているというか出張なんですけども、同じように大体いつも1人なんですよ。例えば取材に行く人たちって2、3人で行っていたりとか、会社の出張だと2人で行ったとか複数の人が多いんですけども、なぜか僕はいつも1人なんですよね。なんでかなーと思ったら、経費が浮くっていうことらしいんですけども、現地のコーディネーターいらないですし、通訳もいらないしっていう。1人って身軽で良いんですけども、なんですかね空港で1人でぼーっとしてる時だけは少し寂しい気分になります。



★From RN:BeerBros さん
先日、私の住む田舎町でも、なかなか尖った映画を上映する小さな市民映画館で『mid90s』という映画の上映がありまして、すでに鑑賞済みではあったのですが、この映画を上映してくれることに敬意を表し鑑賞してきました。平日の夜というのもあって観客は私含め10人未満。その映画館で正味6日間、1日1回の上映なのでもうちょっといてもいいような気がしたのですが、私の街の文化にはあまり受け入れられていないのかそんな状況でした。映画はやっぱりとても素晴らしく、ちょうど僕も映画と同じ頃LAではなくサンディエゴですが留学していて、自分のような小さい東洋人もスケボーという遊びだけで友人・コミュニティができたという経験がこの映画とシンクロして、一度観ているにも関わらずあまりにも感銘受けすぎて映画終了後もしばらくシートから立つことができませんでした。そんな感じの映画だったのでパンフレットを購入したのですが、なんとそこに野村さんが寄稿されているではないですか。僕はもう数年で50歳になろうかというところですが、今でもその当時のスケボー仲間と楽しくやれています。

☆KUN:
そうですね、パンフレットに書きましたね。この映画に出てる主人公の良い兄ちゃん役みたいな黒人のスケーターがいるんですけど、彼はナケルといって10代から知ってるんですよね。で、映画に出るって言われて観たらすごい良い役で、やるなーナケルと思いつつ途中から話が確かに自分とシンクロするっていうか色んなことを思い出してしまって、僕もすごくグッときた映画なんですけども。まだ観てない人がいたら、まぁ90年代の話ですけども・・・「mid90s」ってちょうど90年代半ばっていう意味ですが、スケートに興味がない人でも青春映画が好きな人とか、90年代のファッションに興味があるとか、色んな角度で観れる映画なのかなと思います。個人的に一番好きなシーンはモリッシーの曲がかかりながら夜、スケートを滑るシーンなんですけども、あれでグッとこない人はこの番組のリスナーではないんじゃないのかというぐらいグッとくるシーンです。



★From RN:ウィルキンソン さん
先日、幕張にて開催されたSUMMER SONICに行ってきました。目当てはヘッドライナーであるケンドリック・ラマー。10 代の頃、初めてケンドリックの楽曲を聴いた瞬間に全身を稲妻で打たれたような感覚を覚え、それ以来、生きている間に必ず生で観たいと願い続けたアーティストでした。遂にその夢が叶い、今年3月にチケットをゲットできたのですが、当日まで「本当にあのケンドリックを観られるのか?」と信じられない気持ちでした。しかし、本当にその瞬間はやってきました。現れたケンドリックは神々しいオーラを放ち、私たちを包み込んだかと思うと言葉を自在に操り、強烈なパワーをもって圧倒しました。本当に人間を見ているのか?と疑うぐらい超越した存在でした。訓市さんはこれまで観たアーティストでずっと記憶に残り忘れられない人はいますか?

☆KUN:
お便りを読んでいるとウィルキンソンさんの興奮が手に取るように分かるんですけども、自分が憧れ続けたアーティストのライブを観るってこういうことですよね。憧れ続けてCDやレコードを聴いたり配信で聴いて常に聴いていたのに、実際に目の前にその本人がいて歌うっていうのは…なんて言うんですかね?その場を共有できるってこんなに凄いことなのかって本当に実感するのはライブに行く時かなって思うんですけど、長生きすればするだけ好きなアーティストのライブに行く機会が増えますから、ケンドリックだけじゃなくて第2、第3のケンドリックを是非探していって下さい。今まで観て記憶に残り忘れられないアーティストって多すぎてよく分からないですけど、あまり音源を聴いていなかったのにリハーサルで観たドクター・ジョンとか、もう本当にこの世の人間なのかっていう感じの登場の仕方で。前もラジオで話したことあるんですけど、黒いスーツ着て杖持って水晶のドクロを持って現れたんですよ。ドクロをピアノの上にポンって置いて、そこから即興でニューオリンズの娼婦館の女についてとかを歌うんですけども、夢を見ているのか小説を読んでいるのか映画を観ているのか分からない素晴らしい時間でした。



★From RN:ちちゃん さん
ここ数年、訓市さんへの憧れ具合が強すぎて、辞めて10年経つタバコを再開しようかと思っては躊躇を繰り返しています。そもそもタバコをやめた理由がタバコ臭いと思われるのか?なぁと思ったのが強かったからなのですが、訓市さんのタバコ愛を聞いているとそんな事は微塵も気にしてない様子で、それすらも良しとするくらいタバコが好きなんだという感ですが合っていますか?もし、気にしているからエチケットとして香水を付けているとかだったら何を付けてるのかお聞かせください。

☆KUN:
まあ、再開しなくても良いとも思いますけどね、なんでしたら。本当に、良いこと無いじゃないですか。いつもどこにいても喫煙室があるかなーとか探したり、定例で打ち合わせをする会社がいくつかあるんですけど、そこの人たちが「本当にすごいですね。そわそわして、そろそろっていう時って時計もしてないのに野村さんピッタリ1時間ですよ」って言うんで、もう刻まれちゃってるんだって思うんですが、タバコ臭いと思いますよ僕。ただし、自分じゃ気づかないので他人にどう思われようとそこは許してくださいっていう感じで生きてますので、気にしてません。臭いものを良い匂いで隠そうとすると、多分新しい何かを産んじゃうと思うんですよ。分かります?甘ったるいムスクと混ざったタバコとか。とにかく、タバコはタバコのままで良いんじゃないのかと思います。タバコの匂いが嫌いっていう人がいたら、「そうですよね、離れます」って言って気が合わないということで諦めるしかないんじゃないんでしょうか。もう1回言いますが、別に無理に吸わなくても良いのかなーと思いますよ。僕は無理に辞めようと思ってないだけです。



★From RN:むらぽよ さん
つい先日まで土日も働いており、日曜日の夜、仕事からの帰りの車内でこの番組を聴いていました。初めはどなたがお話されているのかも番組名も全く知らず、ぼんやりと聴いていました。ただ、地から這ってくるようなお声と、かけられる音楽が夜の都会の静けさ・街灯の雰囲気にとても合っており、強く印象に残っていました。転職後、土日の仕事が無くなってからそのお声が恋しくなり、検索して訓市さんのお名前、番組名を知り、そこからまた聴き始めました。大体は自宅で聴いていますが、たまに土日の夜に外出し、訓市さんのお声を車内で聴くと、やはりその独特の雰囲気に包まれることができ、この番組は車内で聴くのが一番だなと思っています。訓市さんのお声を聴くと仕事のこと、プライベートのこと、全てを一旦忘れられてその世界にどっぷりと浸ることができ大好きです。

☆KUN:
だんだん読んでいて恥ずかしくなってくるようなお便りですが、ありがとうございます。車が合うんですかね?どうなんですかね。人の車に乗ってて、たまたま日曜日でJ-WAVEが始まった時は速攻消しましたけど。車内で自分の声を聴くほど耐え辛いものはないですよ。皆さんも突然ある日、自分の声を客観的に聞いたら気持ち悪いって思うと思うんですが、僕ももちろんそうでして、なんだったら自分がラジオを始めてからあまりラジオ自体を聴かなくなりましたけどね。なんか苦手意識が出てきてしまったんですが、お役に立てているということで、夏休みをJ-WAVEがくれるんだったら頑張って続けたいと思います。