Let's travel, grab your music!
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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#476 --- 晩秋のお便りナイト ---
「失恋番組ではないのです (笑)」。
リスナーの皆さんから寄せられた
旅の話から失恋の話題まで、なんでも大歓迎!
訓市が紹介しながら感じたこと、
思ったことを語りかけます。
冬の「パワーバラード」...
ハードロックやヘヴィーメタルのバラード名曲の
リクエストも募集中です。
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Time (You And I) (Put A Smile On DJ's Face Mix) / Khruangbin
Paper Crown / Liam Gallagher
Gravity's Rainbow / The Next Great American Novelist
Chamber Of Reflection / Mac DeMarco
黄昏 '95 〜 太陽の季節 / Tokyo No.1 Soul Set
November Rain (1986 Sound City Session) / Guns N' Roses
Too Much Love Will Kill You / Queen
Angel / Aerosmith
Flume / Bon Iver
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:キャプテンポークハート さん
先日の放送で「丸長」のお話をされたわずか3日後、荻窪の「丸長本店」が廃業という悲しいニュースを目にしました。今年に入ってから休業を繰り返しており、なかなか予定が合わないままの廃業。「いつか行こう」と後回しにしているとこうなるんだと反省しております。「丸長」から派生した「大勝軒」の山岸さんも、"ラーメンの鬼"と呼ばれた佐野さんも亡くなり、「がんこ」の家元は引退。ラーメン界の伝説として現役で厨房に立つのは「ホープ軒」の牛久保社長と「ラーメン二郎」の山田総帥だけとなりました。彼らの1杯を出来るだけ多く味わいたいと思います。
☆KUN:
このニュースは僕もネットで見ました。本当にいつか行こうと後回しにしていると突然、古い名店というのは閉まってしまったりしますから、思い当たったら吉日、町中華を食べるっていうのは何よりも大事なことなんじゃないのかって思います。特にね、伝説みたいな人たちっていうのは失礼ですけど、あと何年厨房に立ったり、今の営業を続けるのかっていうのは分からないですから。食べに行くっていうのも一つの旅だと思います。皆さん、行きつけの老舗のお店がありましたら、すぐ行きましょう。
★From RN:17peaks
以前この番組でお手紙を読まれていた【daichiyahooさん】の「パシフィック・クレスト・トレイル」、アメリカ徒歩縦断4,270kmの旅を終えての写真展に先日行ってきました。大写しにされたアメリカの大地の光景に圧倒されたり、現地の人との関わりが垣間見えて微笑ましくなる写真があったりと、素敵な写真の数々でした。【daichiyahooさん】ともお話させていただきましたが、この方が撮ったからこんなにも楽しい写真展だったのだろうなと感じました。この番組がきっかけで写真展を知ることができて、彼の旅路で起こった様々な出来事や日本のトレイルとは一味違ったアメリカの魅力的な風景をInstagramの投稿を通じて追体験できて… とメディアを通じてスマホの中で旅をする稀有な体験を出来たこの半年間でした。
☆KUN:
今って動画を作ったり発表するのがすごく簡単になって、テレビよりYouTubeを観るっていう方も多いかと思いますが、写真ってそれに対して一瞬の切り取りの静止画じゃないですか。なのに時に写真の方がはるかにメッセージ性が強かったり、その背景がこういうことなんじゃないのかって考えさせてくれたりする、古いけど決して無くならないメディアだと思います。最近ですと動画もありますけど、戦争の写真とか、写真1枚の方がはるかに今なにが起きてるかを理解できたり。Instagramとかも写真が溢れすぎてて、ついつい ながら見をしてしまうんですが、中には本当に素敵な写真もあります。好きなカメラマンとかを見つけてフォローして写真を見てくっていうのも素敵な旅なんじゃないんでしょうか。
★From RN:ポリッピーシスター
私には2つ下の弟がいます。いま丁度お互い実家に住んでおり、弟もこのラジオの大ファンで一緒に聴くこともあります。よくお便りで「失恋して〜」 みたいな内容があるじゃないですか。それを聴く度に失恋したらうちらも訓市さんに一言もらおうか!などと話して笑っていたのですが… 最近、弟が6年付き合った彼女に振られてしまい、かなり落ち込んでいます。これはついに訓市さんにお便りを送る時が来たのでは!と弟には内緒で送った次第です。「眠れない」と言う弟に対し「私はとりあえず酒でも飲んで、全力で泣いて寝ろ!」と、こんなアドバイスしかできません。訓市さんからアドバイスをお願いしたいです。
☆KUN:
ありがとうございます!と言うか、失恋番組ではないんですけどもね。素敵な所に行ったとか、過去の旅を思い出してメランコリックになっていますとか、そういうお便りの番組だったはずなんですけども。失恋って旅なんですかね?まぁ、一方通行の旅って感じなのかもしれませんが、眠れないという弟さんにアドバイスですか…。起きていれば良いんですよ。よく、「心配で眠れない」とか「ツラ過ぎて眠れない」っていう人がいるんですけども、アドバイスとして言えるのは起きていれば良いじゃないっていう。最後は寝ますからね、泥のように。3日でも4日でも完徹して仕事してツラかったら、最後は寝るんですよ。寝て、目が覚めた時に罪悪感と共にちょっぴりスッキリしちゃった自分がいるんですね。その自分を認めてあげて、だんだん、だんだん痛みっていうものは引いていくものなんですよ。
★From RN:シャーキ
自分は訓市さんと同い年、満50歳。MTV世代の野郎です。先日の放送でヘビメタ、ハードロック・バラードの募集に何故か反応してしまいました。澄んだ空気、乾いた風、冬の夜空に合わないかもしれませんが、 ミュージック・ビデオ内で過去の恋に咽び泣く野郎の心情をアクセル・ローズが歌いあげているGuns N' Rosesの「November Rain」をリクエストします。
☆KUN:
そうですね、同世代だとミュージックビデオで避けて通れないですものね。「November Rain」っていうのは 2枚目のアルバム『Use Your Illusion』に入っていた壮大なバラードというやつですが、なんてったってビデオがバカバカしくて最高なんですよ。崖でギターソロを弾いたり、自分の彼女を花嫁姿にして出してしまったり。その後フラれていますからね、きっと自分は2度と観たくないんじゃないのかって思いますけども。やはりどうしても11月になると思い出してしまうこの曲、すでに番組でかけていますので、今日はファーストを録る頃にスタジオで録音していたという「1986 Sound City Session バージョン」をかけたいと思います。
★From RN:むらぽよ
冬の夜空に合うバラードを募集していると言われていたのでリクエストさせていただきます。冬の夜空に合うかどうかは分かりませんが、Queenの「Too much love will kill you」はいかがでしょうか。フレディの力強い歌声と表現力、言わば、歌詞が女々しく、後ろ向きなところがQueenのバラードの良さだと思っています。訓市さまはQueenはお好きですか?
☆KUN:
僕はもちろんQueenもKingも大好きですよ!って何の話だか分かりませんけども、「ハードロックやヘビメタのバラードが旅番組となぜ関係あるのだ」、そう思っている方も多いと思うんですが、しょうがないんですよ。個人の趣味なんで。自分がアメリカに最初高校で通っていた時っていうのは、まだ1990年でグランジが出てくるちょいとばかり前だったんです。なのでハードロックがものすごく人気で、しかも必ずアルバムの中に1曲ぐらい入っているバラードっていうのがやけに売れるんですよね。アメリカで車に乗りながらラジオをつけてると必ず壮大なバラードがかかるんですよ。日本で聴いているとずいぶん仰々しいなーとか、こんなオーバーなラブソングってあるの?って思っていたんですが、旅先で聴く一本道のハイウェイとかで流れるバラードっていうのはこれはもうガソリンの意思と言いますか、このおかげで前に進めるぐらいの推進力がありました。皆さんもいかがですか?車に乗ってバラードを聴く。冬ですね。
★From RN:チャック・ダニエル
夫婦でラジオを聴くのが大好きで、2人の時間として音楽は大切な存在だと思っています。私達は3年以上前に同棲し結婚しました。最初は2人の同棲生活は色々あるんだろうなと思っていましたが、ラジオのおかげで今日まで本当に楽しい時間を毎日過ごさせていただいています。妻には本当に感謝しています。そして、3年前からお世話になっているこの番組にも感謝しています。宜しければ野村さんの「同棲をした時の思い出」をお聞かせ頂けると嬉しいです。 妻への感謝を込めて、ベタですがエアロスミスの 「Angel」 をお願い致します。 お誕生日、おめでとう。
☆KUN:
これ僕いらないんじゃないですかね?ご本人にそのまま言えば良いのにっていう惚気のお便りで、旅とは1ミリも関係ない感じなんですけども、良いですね、3年間仲良くて。僕、同棲というか常にものすごい人数の人と住んでいたんですよね。だいたい30歳過ぎまで人の家を転々と居候で過ごしていまして、そこから初めて家を借りた時はほぼオープンハウス。行く所がない人とか、ちょっと帰ってきて家が見つかるまで泊めてくれっていう人たちが勝手に泊まってましたからね。2人で住んでしっぽりみたいのって、結局ほぼやったことが無い気がします。おかげでどんなに沢山の人がいても遮断しようと思うとすぐ遮断できる癖がつきました。一番多い時は前に番組でも話したと思いますが床の間のある日本家屋に住んでいたんですけども、11畳で20人以上が住んでました。つまり、1畳あたり2人です。こうなるともう清々しいですよ。「寝るぞー!」って言ったら全員寝ますし、なぜか。それを何ヶ月も続けましたけど、僕にとっては同棲の思い出です。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。