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Let's travel! Grab your music!
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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#482 --- 1年のシメは“お便り”---
この1年間、多数の“お便り”を送って下さった
皆さんに感謝の気持ちを込めて・・・
やはり、Last night of 2023は“お便りナイト”!
冬の限定企画
「ヘビーメタル、ハードロック系パワーバラード」・・・
リクエストにもお応えします。
年越し特番『TUDOR CLOSING TIME』の
前哨戦にも当たるレギュラープログラム... check it!!
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Don't Start Now / Dua Lipa
When I Look Into Your Eyes / Firehouse
Falling In Love With You / Gary Moore
Save Me Tonight (I'll Be Waiting) / Glenn Hughes
Forget-me-not / 尾崎豊
Just Like You / Emotional Oranges
Toes / Norah Jones
Ellie, My Love / Ray Charles
Vanilla / Sunset Rollercoaster
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:chefcarlcaspar さん
今年も年末がやってきましたね。冬になると聴きたくなるベビーメタルのパワーバラード・・・Firehouseの「When I look into your eyes」が聴きたいです。この曲を聴いていた当時の高校時代は冬の日本海地方に住んでいました。東京に戻り、長く関東在住ですが、この曲を聴くと若かった自分を思い出し懐かしく感じます。まだまだ小さな我が息子にも、将来、車でベビーメタルのパワーバラードを教え込むことが今から楽しみです。
☆KUN:
このFirehouseの曲も僕がアメリカにいた時に流行っていたような気がするんですけどもね。とにかくヘビメタ、ハードロックバンドっていうのはバラードが良くないと、結局売れないっていう感じでしたからね。派手なうるさい曲があればあるほど反動でバラードが聴きたくなるんですかね。なんなんでしょうか。
★From RN:マルチーズ さん
冬メタルバラードのリクエスト募集に大いに反応する50 代親父です。リクエストは、ゲイリー・ムーアの「Falling In Love With You」をお願いします。 高校の文化祭に私のクラスで喫茶店をやった時の思い出です。ミニコンポでBGMを流していましたが、私が選曲を担当している時、彼女を連れて入店した友人のリクエストに応えて、この曲を流しました。泣きのギターが見事に決まり、私自身とても満足したことを思い出します。 選曲にあたり、メタルバラードの素晴らしさを再認識しました。有り難うございます。
☆KUN:
バラードをかけるとリクエストの年齢層がぐんと上がるんですけども、今の若い人には多分こういう思い出はないんでしょうね。きっと若い時に聴いたのはもっと甘いヒップホップだったりR&Bだったりするんじゃないんでしょうか。ゲイリー・ムーアというのはシン・リジィというバントでギターを弾いていたアイリッシュの、ブルース・ギターを弾かせたら世界でも何番って言われたぐらいの人ですけども、「そんなにすごい人なのか!」って僕も友達に聞いて、「鳴きのギターがすごいんだゲイリーは!」。聴いたら鳴きのギターというか、もうほぼ演歌。日本海の冬が見えてくるようなギターなんですよ。この曲にもその切れ端が感じられるんではないんでしょうか。もしこの番組を聴いていて、今、日本海側にいる方がいましたら、ぜひゲイリー・ムーアをそちらの海岸沿いで聴いてみてください。
★From RN:nasbi さん
旅の思い出をメールします。夏に家族で関西・四国方面へ旅行しました。歴史好きな小3長男のリクエストで姫路城を観光。早めの夕食の後、長男と2人で街を散策。姫路城が見える公園のベンチで私はビール、息子はカルピスで乾杯。お城を眺めながら他愛もない話をしました。1年を振り返ると、その時のなんでもないような光景がとても印象に残っていて、愛おしく良い時間だったのだと感傷に浸っております。「子供と旅行するのは親の思い出作りのため」と訓市さんがお話しされていたのを思い出し、今まさにそんな心境です。 もしよければ訓市さんの家族旅行のお話を聞かせてください。
☆KUN:
家族旅行も良いですけどね、子供がある程度大きくなって考えると、一番大事な時間だったのは買い物か何かに行った帰り道にちょっと公園に寄って一緒に30分遊んだとか、そこで知り合った子供と砂場で遊ぶのを一緒になって遊んだとか、自転車の練習をしたとか・・・。何か特別なことをしようと朝から決めていた、そんな時じゃない時の方が今となってはとても大事な時間だったなーと思いますし、感傷に浸りやすいです。
★From RN:あみんご さん
以前、銭湯上がりの車の中で聴いていると申し上げた、今は社会人2年目になってしまった24の男です。先週、仕事でシンガポールに行ってまいりました。アフターコロナ初の海外で、かつ、人生初のシンガポール。向こうは蒸し暑く、昼間は 30度近くになり、汗がジトジト溢れ出す感じでしたが、それをものともしない国全体の勢いを感じました。前乗り・延泊をして上手く時間を作り、セントーサとマリーナベイ、チャイナタウン周辺だけでしたが散策する時間もありました。 そこで何よりも驚いたのが大きな工事現場の多さ、そして街の綺麗さ。私のボス曰く、「日本と違ってグランドデザインを描ける国は違うね」とのこと。国の一部分を見たに過ぎませんが、資本主義では成長がなければ価値がなく、成長するためには永遠に再投資が必要で、それが再開発された街並みに表れているような気がしました。訪れたのがそういう場所だったとはいえ、再開発だけでなく、うまく成長や進化していく方法はないものかなと思いつつ、次は他のエリアにも足を伸ばそうと思っています。
☆KUN:
まあ資本主義ってそういうものですよね。延々に投資して延々に作り変えて。お金を使わなければ新しい仕事も生まれませんしっていうことなんだと思うんですけど。僕は整然とした街並みがありとあらゆる所に広がっているのが良いとも思わないんですけども、ぐちゃぐちゃしたとこがあったり・・・要は街にちょっと余裕があるというかですね、どんな人も受け入れてくれる、それは僕らのような酔っ払いのおじさんだったり大学生だったり、買い物の主婦だったり、学校帰りの高校生だったり。みんなが寄れるような街っていうのが一番良いんじゃないのかなって思うんですけども、そこまで考えてぐちゃぐちゃな街になってるわけではない東京なんですけど、最近の再開発って中途半端じゃないですか?んー、また長くなるので来年話しましょう。
★From RN:mackey さん
都心からもそんな遠くない富士山のふもとの湖の近くにある知人の会社が所有する別荘に遊びに行かせて貰う機会が出来たので行って来ました。築50年以上は経っている重厚感がある建物でしたが、やり過ぎ無いリノベーションがしてあり、部屋の中は暖炉にソファー、 Bluetooth対応のマーシャルのワイヤレススピーカー…。「JAMESON」や「白州」などのウイスキーは用意して行ったのですが、現地に着くと、「タリスカー 18年」や「ラフロイグ」などのシングルモルトが用意してあり、暖炉の近くのソファーで好きな音楽を流しながら、パイプやタバコを吸いながらお酒を飲む…。朝起きて朝食を食べていると、庭では鹿が数頭、のんびりと過ごしていました。日中は外で散歩する以外は特に何もしないで、音楽と美味しいお酒を沢山浴びる事の出来た、日常では感じる事の出来ない特別な時間を用意してくれた彼女に感謝しています。
☆KUN:
別荘の王道の過ごし方だと思うんですけど、逆にもしゴルフだなんだってやらない人が別荘とかを持っていたら、皆さん何をして過ごすんでしょうか。音楽を聴いて酒を飲む以外に何もないんじゃないのか。そう何度も考えたんですけども、そうするとものすごくちっちゃくて良いんじゃないのかとかですね、別荘ってそもそも必要あるのかとか色んなことを考えてしまいますが・・・。もし別荘がある方は、その別荘での過ごし方、こうするのが良いよというのがあればぜひ教えてください。
★From RN:ふゆねこ さん
脚本家の山田太一さんが、先日、お亡くなりになりました。『ふぞろいの林檎たち』を観ていた世代にとってはとても残念です。それ繋がりで思い出した事があるのですが、『ふぞろいの林檎たち』と言えばサザンの「いとしのエリー」。私は若い頃、旅行会社に勤めていて、約30年前、ハワイのホノルルで会社の研修があり2週間ほど滞在しました。その時、レイ・チャールズさんのディナーショーがあるとのことで、現地の方の計らいで空き時間に連れて行っていただきました。レイさんは当時「いとしのエリー」をカバーしていて、その時ももちろん歌ってくれました。日本人のお客様はもちろん大盛り上がりで、私もとても感動しました。今はとても貴重な体験だったなと思います。
☆KUN:
毎年色んな方が亡くなるっていう話を年末にしますけど、今年も今年で本当に色んな方が亡くなりまして、時代が変わってしまったような気がしますけども、山田太一さんのドラマとかを好きだったのは僕よりかはちょっと上の人たちの方が多いのかな。ただ僕は山田さんが作った『異人たちとの夏』っていう映画がありまして、浅草が舞台の後半ホラー映画みたいになるんですけども、その前半がすごい良いんですよ。秋吉久美子さんと鶴太郎さんが主人公の両親の役で出てくるんですけども、なんとも言えず切ない話で、山田太一さんが亡くなったと聞いて調べていたら、『異人たちとの夏』がイギリス映画として今度公開するらしいんですよ。すごく、楽しみにしています。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。