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Let's travel! Grab your music!
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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#490 --- 如月の“お便り”ナイト---
リスナーの皆さんからお寄せいただいた
“お便り”をまとめて紹介します。
海外で聴いて、思わずグっときた曲もオンエア!
訓市への選曲オーダーにもお応えします。
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Holiday / Madonna
Don't Ask Me Why / Billy Joel
Sunny Afternoon / The Kinks
Mystery Of Love / Sufjan Stevens
外は白い雪の夜 / 吉田拓郎
Get Me / Dinosaur Jr.
Star Over / Planet Giza
Sueno Con Mexico / Pat Metheny
Golden Hour / JVKE
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:マリブな女 さん
この春、アメリカに友人と旅に出るのですが、旅は基本的に無計画。リスクを考えず、問題が起こった時はそれを楽しみたい、死ぬこと以外はOKな私と、危ないことは初めから除いておきたい、旅行はスケジュールとしてしっかり決めておきたいというしっかりものの友人。現地でもう1人の友人と合流はするのですが、彼女との初めての旅。真反対の友人と旅にでる事に、お互いにちょっぴり不安があります。訓市さんは誰かと旅をする時、旅のスタイルが違う場合はどう楽しみますか?
☆KUN:
逆にガチっとハマったりすることもあるんですよね。中途半端に近いけど決定的に何かが違うっていうより、最初から反対の方が分かりきった関係ということで上手くいくような気がするんですが、何ですかね?旅のスタイルが違う場合はどう楽しむか…。基本的に夜、酒を飲んで、もう起きてられないとか辛いっていう人は帰ればというスタイルなので、結局ニューヨークなんか行くと朝の5時まで飲んでますから、合わない人はいつの間にかいないっていう感じですかね。食べ物とか別になんでもいいという感じですので、あんまり困ったことはないんですけど。まぁこの番組でも話したことがありますが、古い友達が取材旅行にくっ付いてきたことがあるんですけども、タクシーに乗ったりすると看板を一つずつ全部読んで、「訓市、これ知ってる?あれなに?」って言われたのには参りましたけども、それ以外は割と僕は平気な方です。
★From RN:朝日のあたる家 さん
先日、『PERFECT DAYS』を映画館で鑑賞しました。映画の世界観や映像はもちろん素敵だったのですが、 使われていた楽曲が、まるで訓市さんのラジオから聞こえてきそうなものばかりで心に沁みました。帰り道、彼がこっそり準備してくれていたPatti SmithやLou Reedのアルバムを聴きながら帰途につきました。粋な計らいのお陰で良いドライブになりました。
☆KUN:
なんでしょうね、知り合いと会うとやたらと、「訓ちゃん、『PERFECT DAYS』観た?」って聞かれるんですよ。なんか、いかにも観そうだと思われてるらしいんですよね。「感動だった?良いよね!」って言われるうちにですね、僕まだ観てないんですけど観たいメーターがどんどん下がってきて、あまりにも当たり前のように「観たよね?!」って言われると、観なきゃいけないのかよ…みたいな気分になったりするじゃないですか。楽しみにしていたんですが、このままでは僕の中の第2の『E.T.』になってしまいそうで、『E.T.』もまだ観たことがないんですけども、なんかここまで引っ張ったらもう観ない方が良いと思ってたんですが、「バカなんじゃないの」って言われまして、それもそうだよなー。でも、今さら観て、E.T.の特殊メイクがちゃっちいとか違うところに突っ込んじゃいそうで、それも嫌ですし、今もどかしいんですけども。なんの話をしてるのか分からなくなりましたが、『PERFECT DAYS』ですね。んー、やっぱり頑張って観に行こうと思います。
★From RN:ふわりすずめ さん
訓市さん、こんばんは。苦めのホットチョコレートみたいな訓市さんの声が好きです。私が話したいのは去年の夏に行った1週間のタイ旅行のことです。18歳とはいえ、「なにかあったら大変だから」という母の言葉によって、初めは一人旅をするはずでしたが、旅慣れた父と2人で旅することになりました。バンコクは思ったよりあくせくした街でしたが、地元の人に相撲場みたいな所に連れられて、とてつもなく痛いタイ式マッサージをしたり、父と私の関係性を聞かれるなど、笑っちゃうようなこともありました。普段は生意気なことを言ってしまう私ですが、父と独特な距離感で仲良く旅をしたことは夏の良い思い出です。訓市さんは娘さんと2人で旅をするなら、どのように過ごしたいですか?
☆KUN:
18歳でお父さんと2人で旅行に行ける関係っていうのは、すごく素敵だなーと思うんですけども、今ってそんな感じなんですかね?なんか昔より子供と親が仲良い人をたくさん見かけたりするんですが、自分だったらもう絶対にありえないですけどね。想像すらできないですが・・・。娘と2人でどこかに行く、まぁ成人になるまで待って一緒にクラブとか行きたいですけどね。良いDJとかのイベントとかに行って、「あいつの選曲は最高だ!」とか言いながらお酒をがぶ飲みしたいところですけども、なーんか、そういうの冷めた目で見てそうで、反面教師っていう風になってしまうんですかね。親がチャラチャラしていると。
★From RN:新しい明かり さん
36歳の男です。私は社会人になって以降、ほぼ毎日、晩酌を楽しんできました。しかし最近はSNSなどでお酒の害が目に留まるようになり、自宅での晩酌を辞め、友人や親戚と集まった時にだけお酒を楽しむようにしています。自宅で夜に子供や妻と話しながらや、音楽を聴きいたり本を読みながらゆっくりお酒を楽しむ良さも知っていますので、悩ましいところです。野村さんは良く知り合いの方との交流の一環としてお酒を飲まれる印象があるのですが、自宅で過ごされる日も必ずお酒を飲まれるのでしょうか?
☆KUN:
SNSでお酒の害が目に留まるようになるとありますが、一つもそんなの見たことないんですけれども、僕と新しい明かりさんは違うSNSを見てるんでしょうか?お酒の良いところしか目につかないんですけども。基本的に夜は週8くらいで外で飲んでから帰るので、家で飲まないといえば飲まないですけども、毎日飲むのかと言われれば毎日飲みますね。なんでしょう、自分が飲まれなきゃ良いんじゃないんですかね?もしくは知り合いに「最近酒癖が悪いぞ」とか、そういうこと言われたらちょっと改めないといけないとは思うんですけども、僕そんなに酒癖が悪くないというか、声が大きくなるとは言われますけどもね。うるさいと。カラオケとか一緒に歌うと被せてきて自分の声が聞こえないから嫌だとか、そういうことは言われますけども、あとの弊害ってなんですかね?耳が遠くなって、なんて言った?って繰り返すこととか、そのぐらいじゃないですかね。はい。
★From RN:くーさん さん
沖縄に住む、訓市さんより少し歳上の男です。僕も6年前にグルテンアレルギーになってしまいました。それ以来、パンは米粉パン、パスタやうどんも小麦粉じゃないものを買い、自分で料理して食べるようにし、できるだけ小麦粉を避けてきました。一度、たまにはいいかとハンバーガーを食べたところ、お腹が張って苦しくなり、まだ治ってなかったのかと確認したりしたこともありました。そんなグルテンフリー生活が5年以上経った昨年、全粒粉など良さそうな小麦のパンを食べると問題無いと分かり、さらに麺を半分残していた沖縄そばも全部食べてみたところ、大丈夫だと分かりました。6年かかってグルテンフリー生活を抜け出すことができたわけですが、世の中には食品のエネルギーを変える方法も色々あるので、そんなことも活用しています。思い返すと、6年前は小麦粉を摂り過ぎていました。今後はバランスを見ながら食べるものを選んでいきたいと思っています。
☆KUN:
僕も今はたまーに小麦を食べるようにしています。って言うか、抜きすぎると本当にちょっと食べた時にお腹が張ったりするんですよ。なので、少しずつというか食べるのはありかなーと思ってやったところ身体が慣れてきて、たまに食べてるんですが、小麦の恐ろしいところは一度食べ始めると猛烈に食べたくなるんですよね。やっぱり、小麦は美味しいですよ。なので食べ過ぎちゃう、そして飲み過ぎちゃうんだと思うんですよね。まあビールだけは相変わらず抜いていて、とりあえずのビールっていうのでどれだけグルテンの数値を上げたことかっていうのがありますので、飲んでないんですけども、小麦は適度に食べるのが良いんじゃないのかなと思います。
★From KUN:BeerBros さん
先日、私の住む田舎でパット・メセニーのコンサートがありました。パット・メセニーが地元に??という驚きでいっぱいでしたが、来てくれる、そして演奏してくれることに感謝して行ってきました。ブルーノートでのライブには、機会あれば行っていたのですが、地元でこんな素晴らしい演奏に触れられたことに感謝し、以前この番組で野村さんがおっしゃっていた「No Job too Small」を思い出しました。一流はどんな小さな会場でも全力で向き合ってくれるのだ!と感心すると共に自分の仕事への向き合い方も考えさせられました。私は自分の好きな事をできているラッキーな仕事をしているのですが、やはり筆の乗らない仕事…主にクライアントとのソリが合わないことは多々あります。野村さんはそういうあまり乗り気になれない仕事やプロジェクトにどう自分のパフォーマンスを調整されているでしょうか?
☆KUN:
パット・メセニーが地元に来るって最高だと思うんですが。まあ、仕事ねー。基本的に嫌だなと思ったらお金が良くて楽そうで、喉から手が出そうなほどそのお金が欲しくても受けないようにしています。って言うのも、その金額と自分のただ1度の人生の大事な時間と釣り合っているのかと考えると、だいたい釣り合ってないと思うからで、まぁやせ我慢なんですけどね。だけどやりながらぶーぶー文句を言ったり、心に抱えてるほど不毛なものってないじゃないですか。だから仕事を受ける時は納得するというか、引き受けた以上は絶対ちゃんと終わらせる・・・そう思ってやってます。難しいですけどね。でもなんかやりがいがある仕事の方が良くないですか?ちっちゃくって時間ばっかりとって、全然利益にならなくても、まぁ赤字じゃなければ良いかなっていう仕事を結構受けちゃいますし、去年は赤字になる仕事も受けちゃいましたけどもね。でも、上りはすごく気に入っていて、自分はすごく幸せな気持ちになりましたし、それで良いのかなって。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。