ON AIR DATE
2024.07.14
BACKNUMBER
  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54

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 Let's travel! Grab your music!

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TUDOR logo

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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。

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#510 --- 夏の夜の“お便り”ナイト ---

番組宛に届いた“お便り”を訓市がセレクトして紹介!
リクエスト曲や選曲オーダーにもお応えします。

独断で選んだ“今夜の一枚”には
番組特製オリジナルTシャツをプレゼント!

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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。

訓市がセレクトした“お便り”の中から
毎週1通を厳選して、
「番組オリジナルTシャツ」をプレゼント!

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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2024.07.14

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Smooth Operator / Sade

2

Daughters (Live in Los Angeles) / John Mayer

3

Guess Who I Saw Today / Samara Joy

4

Albatross / Ottmar Liebert

5

宝探し / くるり

6

Peace Of Mind / The Killers

7

If I Could / Jack Johnson

8

Amber Of Memory / Tommy Guerrero

9

Moon River/Audrey's Letter / Henry Mancini

2024.07.14

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。



KUNICHI was talking

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★From RN:いづたあかし さん
妻と高校1年生の娘と3人で暮らす42歳の会社員です。ある日の夕飯時、娘の「進路」について話す機会がありました。これまで保育士になりたいと言っていたのが一変、音楽療法士になりたいとのこと。私が高校生の頃は将来なんて何も考えていませんでしたが、今から真剣に考える娘の姿に感心する一方、私立音大の学費を調べて驚愕している今日この頃です。娘が将来どんな職業に就いたとしても、笑顔で楽しくいてほしい。父親として、そのための苦労は惜しまないつもりです。

☆KUN:
本当ですよね。高校の時って、どんなに真剣に思い出そうと思っても何も考えていなかったような・・・。考えてはいたんですけどね、「こういうことはやりたくない」っていう嫌なことはたくさんありましたけど、やりたいことってのが全く浮かばない。そんな高校時代でした。昔と違って、今って本当に国の未来がすごく暗いじゃないですか。なんかこう、ニュースを見ていて、さすが日本だとか、このあとバラ色だなみたいなものが1つもない。少子化だとか、「円安だ」とか「円の価値が下がってて大丈夫なのか」とか。そんな中で、のほほんと10代楽しく謳歌できない雰囲気かもしれませんけども、まああんまり凝り固まらず、もしやっぱり違うかなと思ったら変えれるのが若さの特権ですから。肩の力を抜いて頑張ってください。



★From RN:浜辺の黒うさぎ さん
私は今、ハワイのホテルのラナイからメールしています。眼下にはワイキキビーチが広がり、日が暮れて波の音とビーチで演奏しているウクレレの音だけが聞こえてきます。昨年秋、母を看取り、今年に入り色々落ち着いてきたので4年ぶりの海外へ。ハワイは元々あまり興味がなかったのですが、母が亡くなる少し前に「ハワイに行きたかったねえ」と言い、その言葉が頭から離れず行き先の1つに決めました。実際に来てみて想像通りの観光地だなという印象でしたが、先ほど、とても嬉しい事がありました。旅の初日にビーチ沿いのカフェに入ったところ、私の顔を見た店員さんの顔が曇り、急によそよそしくなりました。臆せず、拙いながらも英語で注文すると、「おっ話せるじゃないか」という表情になり、無事コーヒーを手に店を後に。後々、彼女の態度に思い当たる出来事に多々遭遇しました。それと言うのも日本人観光客が結構な確率で日本語で押し通そうとしているのです。確かにワイキキには至る所に日本語表記があり、伝わりそうな気がするのも分かるのですが、円安となりマイノリティになった日本人は自国の言葉を押し通そうとする変な人々になっているようでした。そんな中、先ほど数日ぶりに初日のカフェに行ったところ、お店の前の黒板に、前は確かに無かった 「こんにちは」の文字が。おっと思い店の中に入ってみると、あの店員さんが笑顔で迎えてくれました。私の拙い英語の注文もサポートするように聞いてくれ、最後は2人とも満面の笑みで別れました。何だか日本人に歩み寄ろうとしてくれているようで、すっかり嬉しくなってしまいました。渡航回数は多くないですが、頑張ると答えてくれる。そんな経験は少なくないです。すごく嬉しくなるし、自信になるので、多くの人に経験して欲しいです。

☆KUN:
これって昔からバックパッカーが流行った時に鉄則で、違う国に行ったら挨拶とかだけはせめて覚えた方がいいよっていう。あとは英語が話せたら一生懸命話せばいいし、英語が分かんなかったら身振り手振りでやるといいんだけど、最初にその国の言葉を一生懸命言おうとする、しない。その違いはすごく、相手の態度もすごく違うんですよね。ですので円安ですけどもこれから夏に色んな海外に行こうという人はせめて挨拶とか、「すいません」「エクスキューズミー」とかの現地の言葉を覚えたりするのはすごく良いんじゃないのかなって思います。



★From RN:トンマーゾ さん
5月からメキシコに長期出張に来ている31歳会社員のトンマーゾです。今回の出張は出国日の4日前に突如決まり、その上で期間が決められていないかなり酷な出張です。しかし出張が決まる前々日に彼女ができ、毎週末の電話を楽しみに、なんとか1カ月メキシコで生活しています。会社からのプレッシャー、忙しい毎日、せっかく付き合えた彼女に会えない日々から、能天気の僕でも日々ネガティブな感情で押し潰されそうです。そこで、今を生きている人生の先輩である訓市さんから一言を頂きたく連絡しました。

☆KUN:
それは辛いですね。多分彼女ができてすぐ置いてきたっていうのが一番辛いんだと思うんですけど・・・一言ですか。今の気持ちも帰ったら落ち着きますから、適当にコロナとテキーラでも飲んでやり過ごしてください。



★From RN:プンプン さん
訓市さん、こんばんは。今回、初めて参加予定のフジロックの7/26のヘッドライナーがThe Killersに決まりました。もともとSZA がキャンセルになって、Awichなのかな〜と考えていたので、どんなゲストを呼んでライブするんだろうとワクワクしていたのですが、The Killersに変わってしまい、どういう気持ちになっていいか分かりません。もし訓市さんがThe Killersの事を知っているようでしたら、オススメの曲をお願いします。

☆KUN:
そうですね。若めの友達たちはみんなSZAが来るって言って、「金曜日行きたい」って言っていたのがキャンセルになって、ジャンル的に全く違いますから戸惑う人たちも多いと思うんですけども、The Killersって2000年代に入ってから出てきたバンドで、ポップですけど、どこかちょっとポストパンクの匂いがしたり、イギリスのバンドと勘違いしてる友達もいましたが、色んな曲があるんですけどキャリアが長いんで結構踊れるんですよ。ノリがいいので、知らない人たちでも観たらライブは楽しめるんじゃないのかなと思います。そんなノリのいい曲をかけようと思ったんですが番組には合わないので、割とメローなのを今日はかけますが、ぜひ、YouTube等で聴いてみてください。オススメ曲を聴いたら、「あれ?結構、これ盛り上がるかも」っていう映像がたくさん出てくると思います。



★From RN:ノーマンズランド さん
訓市先生、こんばんは。26歳男です。サブスクが日常にすっかり馴染んでいる昨今ですが、私は1年ほど前からCDを集めています。ドライブしながら聴きたいと思ったのがキッカケです。「サブスクで音楽が聴ける時代になんで?」とよく言われます。サブスクはとても便利ですが音楽を垂れ流しているようで、なんだか味気無いと感じてしまいます。その為、あえてCDを選んで聴いていますが、心のどこかでは好きなCDを選んで音楽を聴く行為自体がなんとなく好きなだけかもしれないと思ったりもしています。訓市先生は日常で意味のないことに無駄に手間をかけたりすることはありますか?

☆KUN:
そうですね。まあサブスクっていうか、とにかく何でもながら聞きとか何でも流して、集中してやることが確かにすごく減ったと思うんですよね。例えばYouTubeでものを見るとかもそうですけど、昔はちゃんとPCのところに行って見なきゃみたいな感じでしたけど、今どこでも携帯でできちゃいますし。マインドセットを変える、その為にある行動をしなきゃいけないっていうのが新鮮というか大事なのかなと思います。そういう無駄といえばタバコに尽きますね。いちいち喫煙室まで行かなきゃいけないですしね。エレベーターに乗って下に下がって、面倒臭いなと思うんですけど、でもその行くまでで気分がすっきりしたりとか、さあ煙草を吸うぞっていう。これが会社ですとタバコ吸いながら原稿書けますし、ダメなんですよね。本数ばっかり増えてしまって…ってな感じです。



★From RN:イノコウ さん
趣味で10 数年、「蕎麦打ち」をしている会社員です。先日、会社に兼業許可を取り、友人が営むビアバーでお蕎麦を提供するイベントを行いました。お代をいただいて自分の手打ち蕎麦を楽しんでいただくのは初めてのことで、全て自分たちで決める自由と責任。そして運営の大変さを噛み締めつつ、仲間と楽しみながら2日間のイベントを過ごすことができました。自分達で作ったものにお金を出してもらえる嬉しさと、そこで出会う人達との交流から仕事と生活をする上でのモチベーションの原点のような感覚に触れることもできました。体は疲れましたが、スッキリと自分の心をリフレッシュできた気がします。これは初めて1人で海外に行って無事に帰ってきた時の感覚にも近いなと思い、今回の経験は1つの旅でもあったんだと感じています。まさに"Traveling without moving” を体験できたと思い、今回お便りを出させていただきました。

☆KUN:
普通ってそば打ちイベントをやるのに会社に許可をやっぱり取らなきゃいけないんですね。副業になっちゃうんですかね。ダイレクトにお客さんの反応を見られることをたまにやるってすごく僕も面白いなと思ってます。例えば雑誌とかで原稿を書いたり特集を作って、編集部の人に「評判がいいよ」とか「この号売れたよ」って言われたら、勿論すごく嬉しいんですけど、お客さんの顔って分かんないじゃないですか。なので実際に店頭に出たりとか、自分たちでパーティーをやった時に知らない人たちがみんな来て声かけてきて一緒に騒いだりするのっていうのはすごく楽しいし。確かにすごく体疲れるんですけど、心がリフレッシュする気が本当にします。