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Let's travel! Grab your music...
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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#512 --- “お便り”ナイト ---
皆さんからお寄せいただいた“お便り”の中から
訓市が独断でセレクトして紹介
リクエスト曲、選曲オーダーにも随時、お応えします。
放送500回を記念して製作した
オリジナルTシャツのプレゼントも継続中!
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
訓市がセレクトした“お便り”の中から
毎週1通を厳選して、
「番組オリジナルTシャツ」をプレゼント!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Morning Train / Jimmy Cliff
Suzanne (Live Version) / Nina Simone
In My Life / Richie Havens
エキストラ / KAN
Daydreams / Michael Kaneko
ハチス / 折坂悠太
Grapefruit Moon / 大橋トリオ
ウイスキーが、お好きでしょ / ハナレグミ
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:mackey さん
日曜日の夜のチルな音楽を聴く番組には少し合わない内容かも知れませんが、実は自分が働いている会社で横領してる上司がいて、告発をしました。ポルシェのスポーツが新車で買える位の金額だったので、このまま見逃す事は出来ませんでした。51年間生きて来て、この歳になると、お金にそんなに執着する事も無くなり、彼がどうしてそんな事までしてお金に執着してしまったのか、今でも理解は出来ません。
☆KUN:
横領・・・ですか。残念ですけど、でも周りでずいぶん聞きましたよ。友達の女の子が新しい外資系に入って、「社風が合わないんだけど、経理のおばさんがすごくいい人で。新入社員の会をやってくれたり、全員の出張の新幹線とか宿も全部取ってくれてニコニコしてるの」。「そんなにいい人がいたんだ」って言ってたら、「ある日、新聞に出てそのおばさんが捕まったの」って。「え?」って言ったら、前職の外資系でやっぱり億単位の横領をしていて、示談になってたらしいんですよね。そのお金を返し続ければいいって。それを隠して違う外資系に入っていて、新入社員の会をやったら会費は3000円ですってみんなからお金集めて、実は2000円だったりとか・・・ 新幹線とかは金券ショップで買ってきたりとか細かくごまかしてたみたいで、引き出しを開けたらいろんなハンコが出てきたって。また別の友達で、会社を立ち上げてうまくいった経理の人が20年間横領していて、自分たちには家賃とかこんな高いところに住まないでくださいって言ってたらしいんですが、その人は一軒家を建てていたと。怖いなあっていう感じなんですけども、横領っていうのは得てして出金・入金を同じ人が管理すると、どんな良い人でも魔がさすそうです。あの人だから大丈夫って絶対に思わない方がいいらしいですよ。旅からかけ離れた横領の話になりましたが、仲良しを無くしたくないじゃないですか、お金で。っていうことは、そういう隙をこちらが作らないというのが大事なんじゃないのかなって思います。
★From RN:谷戸山ランナー さん
神奈川県に住む40代、子ども三人の父親です。先日、コロナ明けぶりに小学校の同級生5人と食事しました。 会社の仲間や大学の仲間とは違う、なんとも言えない、子どもの頃に戻ったような安堵感を感じることができる仲間です。この仲間との旅の思い出は小学6年生のころ、川崎から山梨県河口湖まで自転車で旅をしたことです。夏休みにテントと寝袋、釣り道具を自転車に乗せ、河口湖まで向かいました。途中、コンビニで立ち読みしたり、自動販売機でジュースを飲んだりと寄り道をしていたため、道志村の山中で真っ暗になってしまいました。地図で現在地が分からなくなり、皆でどうしようもなくなった時に遠くに光が見え、命からがら光の方へ向かいました。そこにはキャンプ場があり、クローズしている受付に助けを求めました。夜遅い中でも親切に対応して下さり、満員の中、空いたスペースでテント泊をさせてもらいました。翌朝、キャンプ場の人やキャンプ客から声を掛けられ、河口湖に向かっている事や友だちの自転車がパンクとギアトラブルで動けなくなったことなどを話すと、お客さんの1人が河口湖まで車で連れて行ってくれることになりました。今では河口湖では釣りをしたことしか覚えていませんが、周りの人から親切にされたこと、小6の自分たちが「出来たこと」と「出来なかったこと」を身をもって経験できた旅でした。今3人の子どもは小学生ですが、友だちと色々な経験をして成長してほしいと思う反面、無茶なことはしないで欲しい気持ちがある今日この頃です
☆KUN:
リアル『スタンド・バイ・ミー』みたいな感じじゃないですか。今の子供って、まあ変な人が多いっていうことで子供同士だけで遊ぶ機会っていうのが昔よりか減った気がするんですけども。昔は子供だけでずいぶん勝手なことをしていたなと思います。勝手に山に登りに行ったり、近道をするつもりで斜面を降りてたら、そのうち道がなくなって大騒ぎになったこともありますし。ちっちゃい頃の記憶ってそうですね、色々あるんですけども、ただ色んなことを経験しろしろって言うじゃないですか。小さいうちにって。このお葉書を読んで良いなと思ったのは、小6の自分たちが「出来たこと」と「出来なかったこと」を経験できたっていうのが素晴らしいなと。リアルに何かをトライしないと、できることとまだできないことって分からないじゃないですか。今って疑似体験みたいのはたくさんできますけども、本当の失敗とかそういうことを経験する機会っていうのが子供だけじゃなくて、大人もずいぶん失われてるんじゃないのかなーなんて思います。小学校の友達と僕もキャンプにでも行きたいなって思いました。
★From RN:ジョーダンでハイキング さん
自分はもうすぐ40代。今日は、ついついやってしまった癖で失敗した話です。自分は大のアナログレコード好きな男です。20年ほど前からコツコツと国内外のショップからレコード買っていて、今では普段の生活に支障が出るくらいの量になっています。20代の頃、あまりにレコードが好きすぎて、レコードショップを開くのが夢でした。本当に仕事を辞め、開店の準備をしていた時期もありました。当時、地元の先輩DJの方々にも色々アドバイスをもらったりしていました。その中には東京でレコード販売に携わる先輩もいます。ある夏、その先輩が里帰りした際、飲みの席でいつものようにレコードショップ開店の相談をしていました。酔いも回ってきてしまった時、ついついいつもの癖で爪楊枝を口に入れたまま話し始めてしまいました。それを見た別の先輩が 「お前、先輩に相談中に爪楊枝はないだろ!」と、きつく叱られました。当然、自分は謝り、反省しました。訓市さんにはついついやってしまう癖、それが原因での失敗談などありますか?
☆KUN:
なんでレコードショップをしなかったっていう話に繋がる失敗かと思ったら、楊枝だったんですね。爪楊枝、まあ自分もよく使ってるんで何とも言えないんですけども、ちなみに爪楊枝と言えば去年1年間買った物の中で訓市さんが1番気に入ってるものは何?って聞かれて、爪楊枝と答えたらがっかりされたんですけども、すごい良い爪楊枝があるんですよ。アメリカ製のブランドで中国製なんですけども環境には良くないんですけどね、プラスチック製の爪楊枝なんですが、片側がナイフみたいな形をしてまして、どんな狭い歯茎の間にも刺さるように入るんですよ。「ほほお、これは取れる」ってみんな感動するんですが、それで終わりじゃないんですよ。その裏側がフロスになってるんですよ。これ、もう無しじゃ生きていけないぐらいスッキリしますよ。で、何のお便りだったか分かんなくなってしまいましたが、ついついやってしまう癖ってなんだろう。一番やるのは「初めまして」って言ってしまうことが多いことですね。「先週も会って飲みました」とか「お酒奢ってくれたじゃないですか」って言われて、「え!」ってなるんですけど・・・「あの後、喋った話も覚えてないんですか?」「いや、すまんすまん」っていうのは週に2、3回ありますかね。もうメモリーがマックスなんですよ、僕の人名と顔を覚えるっていうのが。入ってこない。唯一入ってくるのは漫画の稲中とかを読んだ人なら覚えてると思いますが、田原年彦君ぐらい強烈な何かがないと覚えられないんですよね。分からないという人は「稲中、田原年彦」でググってください。
★From RN:響のソーダ割り さん
東京でヘアサロンを営む50代男性です。96年から98年くらいにロンドン郊外に住んでいたこともあり、リスナーのみなさんの海外話が楽しく、"ここにいても旅はできる”と、毎週、訓市さんの声と気持ちのいい音楽に浸っています。 私がロンドンにいた頃、今の上皇が渡英されました。 ヒースロー空港は開港以来の厳戒態勢。当時は戦争被害者、その遺族の抗議デモがあり、日本食レストランも一部破壊されたり、冷蔵庫が壊されたりしてました。当時のマスコミは報道しなかったと、日本に帰ってきてから知りました。今年、天皇皇后両陛下が渡英された際には当時の映像がTVモニターに映し出されていて、ネット社会とマスコミの意識の変化がうかがえると思いました。
☆KUN:
まぁ90年代と言うか、2000年代に入ってからもそうですけどもニュースって多分僕らの世代も、もしかしたら今の世代も習ってると思うんですが、中立って無いと思うんですよ。何かが正しいって盲目的に思うのは絶対ダメで。例えば、「野村さんの言うことは正しそうだな」って聴いてくださってるリスナーさんもいるかと思いますが、じゃあ彼の言ってることなら何でもいいのかって言ったら、絶対そうじゃないと思うんですよね。何か言ってたら反対の意見ってどこにあるんだろう、それが正しいのか。今ってファクトチェックがすごく効いてるようで効いていない。調べると偽情報もたくさんあって、何が本当なのかって自分でそれを探す行為ってのが逆に面倒臭くてみんな避けるようになってんじゃないのかなってすごく思います。選挙前に急に誰に投票しましょうかとか、 1、2週間前に慌ててそれを見るって、期末テストを1週間で終わらせようとするようなものですよ。普段からある程度見てないとダメじゃないですか。とにかくマスコミは僕を含めてう呑みにしない。海外のサイトを見て比較したりとか、色んなやり方があると思います。
★From RN:ヤードム さん
愛知在住、40代会社員です。 海外のお話を聞いて、空想、夢想しております。 昔はバックパッカーと自称し、アジアを迷走しておりましたが、最近はもっぱら、楽な移動とストレスフリーな環境への旅がテーマとなっております。身近で小さな幸せを増幅させて、世界平和と行きたいものですね。
☆KUN:
そうですね。他人の幸せのためにああだこうだって言う前に、まず本人がちっちゃくてもいいから幸せじゃないと、人のことなんて、とやかくやったり世話なんかできないですからね。そうやって考えると今の日本って小さな幸せをちゃんと感じられている人たちがたくさんいるのか、いないのか、なかなか判断に迷うところなんですけども。夏ぐらいは皆さん羽目を外してというか、楽しく過ごしましょう。そして楽しく過ごせたら周りにも少しお裾分けをしましょう。
★From RN:さくさく さん
私は、あと2か月と1週間でバンクーバー生活が終わりを迎えようとしています。カナダに来て一番よくした事はピクニックです。バンクーバーには家から歩いていける範囲内に緑に囲まれた公園があるようにしようという素敵な計画があります。語学学校の放課後や仕事でくたびれた時、友達とじっくり話したい時は公園でゆっくり過ごしていました。時にはベンチで日光浴したり。公園が近くに沢山あるおかげで何もない時間でも心が整って、居心地良く過ごせました。残念なのはお酒を外で呑める公園が限られているという事くらい。でも、お酒が無くても、良い景色と仲間とご飯があれば、それで十分だと気づかされました。日本でも素敵な公園を沢山作って欲しいです!この留学期間で色んな人と出会って会話して、見知らぬ人にも 「have a good day」 と伝え合いました。きっと日本に帰国したら、そんな人情味溢れる何気ない日々が懐かしく、寂しく感じるんだろうなぁと思います。残りの日々を噛み締めつつ、訓市さんのTシャツが実家に届いている事を願いつつ、遊び尽くします。
☆KUN:
公園ね、良いですよね。日本のっていうか東京の公園っていうと、皆さんの近所にもあると思うんですけども、子供が遊べる遊具があって、砂場があったりベンチが1個あって、時には公衆便所があるっていう。それで夜は薄暗くて行かないっていうのが多いんじゃないかって思うんですけど、無理にいろんなもの作らなくても、ぼーっとできる緑の場所っていうのがもっと色々あったらいいのになって思います。こう過ごしてくださいって作る側が考えるより、自分たちで過ごしてくださいっていう場所が何もない所がたくさんあった方が僕はいいんじゃないのかなって思うんですけどね。子供って何もなくても遊び方を見つけるじゃないですか。そして子供だけじゃなくて学生さんでも疲れたサラリーマンでも、散歩中のおじいさんおばあさんでも、 誰もが好きに使い方を見つけられる公園っていうのがたくさんあれば良くて、そういう所には400万円かかるアーティストのベンチとか、そんなのいらないんですよ。と、また最近そういう嫌なニュースを読んでムカムカしていたところなんですけども、皆さんはどう思いますでしょうか。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。