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2024.08.11
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  • J-WAVE
    EVERY SUNDAY 20:00-20:54


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 Let's travel! Grab your music...

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TUDOR logo


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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。

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#514 --- 猛暑、酷暑の“お便り”ナイト ---

放送500回を記念して製作した
オリジナルTシャツのプレゼントも継続中!

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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。

訓市がセレクトした“お便り”の中から
毎週1通を厳選して、
「番組オリジナルTシャツ」をプレゼント!

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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛

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2024.08.11

MUSIC STREAM

旅の記憶からあふれだす音楽。
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
1

Pov / Ariana Grande

2

Parece Que Fue Ayer / Rosario

3

Blue Beach - Welcome To Your Beach / Steve Hiett

4

Pale Blue Eyes / Paul Quinn & Edwyn Collins

5

海 / サザンオールスターズ

6

Bonita Applebum / A Tribe Called Quest

7

Chicago / Sufjan Stevens

8

No Promises / Shayne Ward

9

Waterfalls / Bette Midler

2024.08.11

ON AIR NOTES

野村訓市は、どこで誰に会い、
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。



KUNICHI was talking

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★From RN:豚骨ラーメンおかわり♪ さん
少し前の話ですが、4月の春爛漫の頃に休暇で1週間バルセロナに1人旅行しておりました。バルセロナ含めスペインは、もう何度も旅行しているのですが、何回来ても陽気で活気溢れるこの国にはいつも元気をもらいます。「スペイン人は、まず口から生まれてくる」と現地の人が言っていましたが、本当によく喋る。移動のバスの中でも、街中でも、カフェでもバルでも、老若男女とにかくよく喋る喋る。感情表現が豊か過ぎてたまに疲れますが、でも人間味があって愛すべき人達です。 訓市さんはバルセロナで印象に残る場所や思い出は、ありますでしょうか?

☆KUN:
僕もバルセロナ大好きですよ。行けるものなら今からでも飛行機に乗って行きたいですけども。マドリッド出身の友達も何人かいるんですが、彼らには悪いですけどね。マドリッドに魅力の“み”の字も感じないと言うか、バルセロナは良いですね。まあ民族的に違うと言いますか、カタルニア人だっていう自負がすごくある場所ですけども、何ですかねすごく寛容ですし、夏のバルセロナで地元の人が溜まる広場のバルとかで飲むのは本当に楽しいんですよ。酔っ払いがいつまでも大っきい声で喋ってて、閉店してもいますからね。2時になっても3時になってもその辺で飲んでる人がいて、子供がたとえボールを蹴ってても誰も文句言わないというか・・・夏なんだからいいじゃないかっていう寛容な雰囲気がありますけど、全てシエスタのせいなんじゃないかと。お昼寝タイムがあるじゃないですか。シエスタのおかげで皆さん夜楽しくご飯を食べて、お酒を飲んで、次の日に備えられるんじゃないんでしょうかね。と言うわけで、興味がある人はぜひバルセロナに行ってください。

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★From RN:オックス さん
去年末、40歳で初の息子を授かった父です。 産まれてから約7ヶ月が経ち、子育てと仕事の時間に流されっぱなしで、漂着する暇も無いほど楽しく、時に辛く過ごしています。 最近、家のレコードを整理している最中に聴きたくなり流した曲に、ぐずっていた息子が反応し大人しく聴いている姿を観て、この子はどんな音楽が好きになるのかなぁ?と将来が楽しみになる気持ちになりました。

☆KUN:
オックスさん、まだまだ甘いですよ。と言うのは、子供にいろんな音楽を聴かせて、こんな渋い曲に反応したとか、これは将来いろんなライブとか一緒に行けちゃうんじゃないの?なんて思っていると、気づくとK-POPにやられていたりとかですね。「昔聴いたあの美しい曲は覚えてないのか?」「知らない!」って言われてしまうようになりますので、音楽だけはあんまり期待しすぎない方がいいですよ、本当に。

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★From RN:髪食い坊主 さん
上海に駐在している38歳の者です。仕事柄、海外への出張が多く、その行き帰りで観る映画が今となっては趣味の一つとなっています。先日、出張の際に機内で 『Perfect Days』 を観たのですが、役所広司さん演じる主人公が日々の中で起こる小さな変化に表情を変える場面を見る度に、「いくつになっても、いろんな変化に正しく感情が動く人間であり続けたいなぁ」としみじみ思ったものでした。訓市さんは最近、何か素敵な映画は観ましたか?オススメがあれば教えてください。

☆KUN:
また『Perfect Days』ネタですか。 この番組でもずいぶん「観ましたか?」とか、「訓市さんが好きそうですね」っていうので読んだこともありますし、プライベートでも、「あれは観たか?」っていう話がすごく多くてですね、観てすごく良かったっていう人と、僕と同じで、もう昔のヴィム・ヴェンダースではない気がして、勧められるほどに嫌になって観てないっていう人と、真っ2つなんですけども、僕は相変わらずまだ観ていなくてですね。そうですね、あと次のオリンピックぐらいになったらゆっくり観ようかななんて思っているんですけども、最近何か素敵な映画…。僕ももちろん、飛行機の中で映画を1本は観るんですけども、最近飛行機乗った中で観たのは全部悪くはないというか、降りて入国したあたりで、もう話がすっかり抜け落ちているというか。まだこう、ピタっと当たったような映画がないんですけども。昔観た映画を繰り返して観てしまったりする方が多いかもしれません、最近は。

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★From RN:黄昏浪漫 さん
先日、久しぶりに昔の学友たちとお酒を酌み交わしました。みな元気そうで良かったです。ほとんどが出世し、高給取りで、結婚・出産を経験しており、幸せそうに人生を送っていて、何だか妬ましく思ってしまいました。なぜかと言いますと自分は社会的にも地位の低い職種で、平社員もいいとこ。給料も安く、アラフォーで未だに独身です。他人と比べるのは良くないと分かっていても、比べてしまうのが人間の性なんですね。一方で、そんな彼らよりも自分の優れているところを見つけようと奮起し、ぼやーっと何点か見つかったので報告します。まず、人が思いつかない突拍子もないアイデアを思いつきやすい。センスのよい音楽に詳しい。優しい、怒らない、冷静に周りが見える…。こんなところでしょうか。何を伝えたいメールか分からなくなってしまいました。が、訓市さんに読んでもらえたら明日から少し頑張れそうです。

☆KUN:
「そんなことないよ。地位が低いなんて誰も思ってないよ」とか、みんな色んなこと言うと思うんですけど、自分でもそういう風に感じてしまうんだったら、それは事実だと思うんですよ。ただ、そうだと言っても普段の自分の余暇の過ごし方の豊かさとかっていうのは誰にも測れませんし、仕事とか今の立場では確かに比べてしまったらそうかもしれませんけども、それ以外の時間の過ごし方が自分らしく楽しく過ごせていたらそれでいいんじゃないんでしょうか。 僕も大学の友達とかと日本に最初帰ってきて会った時、ものすごく妬んだんですよ。やることが決まっていて、毎月給料がもらえていて、この後、大学院に戻るだ、起業するだとか、計画が見えてる人たちっていうのがもう羨ましくて。自分にはないですからね。だけど黄昏浪漫さんのように、僕も多分必死に自分の良いとこっていうか、自分の生活の良さ、こう先まで決まってないとか家も無いけどローンの借金も無いとか大したこと無いですけど、そうやってやってくしかなかったというか。でも実際そうなんですよ。仕事始めてお金もある程度あって、出世してる子が「訓ちゃんの方が楽しそうで羨ましい」とか。他人の芝は青く見えるっていうことなんですよね。なので、良い音楽を聴いて人に優しく、突拍子もないアイデアを思いついたらそれを実行して、楽しい日々を過ごしてください。

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★From RN:Kiki さん
先日、転職の合間にできた休みを使って、昔住んでいたロンドンに行ってきました。この円安で航空券はもとより、現地での飲食費なども恐ろしいことが予想されましたが、こんな機会は滅多に無いと思い切って行ってきました。コロナ明け初めての海外旅行で、久しぶりの1人旅。行く前は色々と不安だったのですが、現地に着いて地下鉄に乗った途端、「この場所が大好きだった」という思いの波が押し寄せてきました。 一瞬で、住んでいた頃の20代の自分に戻ったような不思議な感覚になりました。当時一緒に住んでいたハウスメイトや一緒に働いていた同僚に会うことができ、懐かしい場所も訪れて感じたことは、やはり現地でしか感じることができないものがあるということ。 今も変わらない思い出の場所を訪れた時の心がキューっとする感じや、ものすごい力で当時へタイムスリップさせられるような感覚に驚きました。想像通り何もかもが高く感じた旅でしたが、人生にはお金には代えられないものってあるよねということを再確認した旅でした。

☆KUN:
本当にそうですよね。思い出の所って、行くと胸がきゅーっとしますし、馴染みの店とか居候してた家がもう無くなってたりすると、それはそれでまた過ぎた時の長さっていうんですか、ものすごく感じますし。今、円安で海外行けない行けないって話をたくさんするんですけど、高いから行かないって言うと1回の人生で色々タイミングを逃してしまうんじゃないのかなっていう。本当に行きたい時っていうのは物を売ってでも遠くに行って、思い出を作るってすごく大事なことのような気がします。

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★From RN:タコス大好き さん
僕はこれまで海外に10か国旅行したことがあり、結婚前は時間を見つけては1人旅で好きな場所や国に何度も旅行をしていました。 メキシコ人の妻と結婚してからは仕事が忙しくなり、海外旅行の数は年に1回程度になっていきました。 コロナも落ち着いてきたので、来年の1月には妻の実家があるメキシコシティに行き、向こうの家族と一緒に過ごしたいと思っています。日本とはあらゆる面で異なるメキシコはカオスなところもありますが、人も温かく、スペイン語が流暢じゃない僕に対しても優しく接してくれるから好きです。海外に沢山行かれた野村さんは「好きな国」はどこですか?

☆KUN:
どこの国が好きなんですかね。先週タイの話をしたのでタイが好きって、今言ってしまいそうですけど・・・国が好きっていうか、街が好きだったり、そこの住人が好きっていうことの方が多いのかな。アメリカはニューヨークとかよく行って、すごく友達が多いので好きですし、ニューヨーカーは冷たいとかって言いますけど、僕が知る限りダウンタウンの住人っていうのは下町の人みたいですごく親切ですし。だけどね、すごく保守的な街とかに行ったら同じ国なのかっていうぐらい違いますし。この国が好きって、なかなか簡単に言えなくなってきてしまったような気がします。でもなんだかんだアメリカは好きなんですかね。