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Let's travel! Grab your music.
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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#529 --- “お便り”ナイト ---
リスナーの皆さんからお寄せいただいた
“お便り”の中から訓市が独断で選んで紹介。
旅の思い出から恋愛、仕事、進路、人間関係など、
何でも受け止めてコメントします。
曲のリクエストや選曲のオーダーにも
お応えします。
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毎週1名の方には、
「500回オンエア記念Tシャツ」をプレゼント中!
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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の20時に最新版をアップします。
こちらも聴いてください〜
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
訓市がセレクトした“お便り”の中から
毎週1通を厳選して、
「番組オリジナルTシャツ」をプレゼント!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
What's Happening? / The Byrds
Taffy Butt / Cyndi Lauper & Bob's Burger
Karma Police / Radiohead
Ambivalence Avenue / Bibio
Bird Of Passage / Costarica
1999 / 羊文学
Allday / HIMI
On The Boardwalk / TUBE
Summer's Gone / Honeydip
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:禅をもっと学びたい さん
自営業、40代の男です。いつも月曜の朝に家事をしながら聞かせていただいてます。会社を始めて10年以上経ちますが、最近、初めてと言っていい程の仕事上のトラブルがありました。かなり落ち込みましたし私は悪くないと思いつつ、頭を下げなければならない状況に悲しくもさえなってしまいました。歳を重ね、守るものが増えると辛いなあと思いつつ、いつも近くで話を聞いてくれて励ましてくれる妻のおかげで何とか持ち堪えることができました。この場を借りてありがとうと言わせてください。
☆KUN:
まあ、問題の無い仕事なんて無いですからね。ずっとノートラブルで嫌な思いもしないっていうのは…。もちろん嫌なんですけど、嫌な思いをすると学ぶじゃないですか。次こういう風にならないようにするにはどうしようとか、もしくはこういう仕事は断ろうとか。失敗とか、そういうのがあったお陰で今があるなと思った方が良いのかなって僕は思ってるんですけども、まぁありますよ、未払いとか。内装屋さんなんて例えばやると内装が出来ないとお店とかできないから、それまではすっごいレスもいいしすぐ支払いますが、お店が開いた途端にプライオリティーが下がるんですよ。それより先に例えば仕入れ先の八百屋さんにお金を払うとか、酒屋さんに払う方が大事じゃないですか。「絶対今月払います」って言って信用してたら払われずに、うちの会社の内装の方ですけど、口座は空っぽ…真っ青みたいのは何度もありましたし。そっからどうやって契約書を書くのがいいのかなとか、遅いよって感じですけども、学んだりとかしたものなので、まあ過ぎたことは気にせずという感じでいきましょう。
★From RN:桜田門の切符切り さん
干支がひと回りする以上前の昔話ですが、かつて人生で1度だけ泊まりがけのバイトに参加したことがあります。2012年7月26日の早朝、代々木公園に集合して乗り込んだ観光バスで延々と北に向かった後に着いたのは新潟県のとある有名なスキー場。3泊5日のスケジュールでフジロックの運営スタッフとして働きました。勤務時間は8時から20時まで。設営の手伝いや入場の際のリストバンド確認、そして野郎にはうってつけとも言える荷物の運搬などの肉体労働と、毎日ヘロヘロになりながらもお祭り騒ぎの雰囲気もあってか、それなりに楽しんでいた記憶があります。そして、何よりも印象に残ったのは開催最終日の大トリを飾るRadioheadのステージでした。世界的人気バンドの生演奏なのに会社からのお達しは「ステージを見ずに、客席に注意を払うように」。非常に勿体無いという気持ちを抑えつつスタッフとしての職務を全うしましたが、途中でこっそりとステージを見てはスクリーンに大きく映るトムの顔に「本当にすごい所にいるのだな」と興奮していました。人生初の夏フェスが、まさかの運営スタッフとしての参加という貴重かつ面白い経験は今もなお素晴らしい財産です。
☆KUN:
僕もフジロックってお客で行ったことは無くて、全部バイトとか仕事にかこつけましたけど、最初は水を売って、その後は通訳をやってたんですよね。バイリンガルの人が雇われて担当のアーティストに就けられると、ホテルから移動とか細々としたことをやらされるわけですよ。「ここに連れてきてくれ」とか。すごい思い出というのは割とワガママな大変なバンドの担当になったんですけど、ホワイトステージまで連れて行ったら女性特有のお月のものが突然来たから、それ用のナプキンをすぐ買ってきてくれって言われて。真っ青になりましてね、ステージ演奏が始まるまで何十分って感じだったんですよ。恥ずかしがっててもしょうがないんで絶叫しながらステージの裏で「すいません、今、月のものの方いますか?」って。誰もいないんですよ。 もう焦り狂ってホテルの売店に行って大声で商品名を言って買って渡して、ぎりぎりでライブが始まったっていうのが僕のフジロックでのスタッフとしての思い出です。
★From RN:塩キャラメル生フランスパン さん
このところ仕事続きで休みが無く、季節の変わり目の寒さにもやられ、軽く体調を崩し、午後からの出社前に病院に行き、風邪と診断されやっぱり会社を休むことにして、病院帰りにファミリーマートでパンとカフェラテを買って、馴染みの無い広尾の公園で先週の訓市さんのラジオを聞きながら初めてメッセージを書いています。近年は紅葉やお花見もぼーっとしていると瞬く間に葉っぱやお花が散ってしまって、「あぁ今年も楽しまずに終わったなぁ」と思うことばかりでした。しかし、昨年初めて訪れた秋のニューヨークでタイミングよく紅葉をしている街中を歩くことができました。初めて生で見るニューヨークの街並みと、それをさらに彩る紅葉という景色が綺麗で、とても心に残っています。
☆KUN:
今年は季節感というか滅茶苦茶でしたよね。季節病にやられたっていう人たちにこんなに沢山会ったことは今までなかったと思います。急に気温が夏みたいになったり、次の日下がったり。1日の中でのその温度差がすごかったり、花粉がひどかったり、埃がひどかったり。体調が何も悪いとこが無いっていうのが無い日が無いぐらい、そんな1年だったと思います。皆さんどうでした?あとは気圧病にすごくやられてましたね。低気圧が来るとか、頭がぼーっとするなって言って気圧アプリとかを見ると警告とか、やっぱり下がってるんだとか。今度またボーっとしてきて、今度は何だって見ると、「今急上昇中。注意」みたいな。上がっても下がってもダメなんですね、あれ。来年は気候的にもう少し穏やかな1年になってほしいなと願ってます。
★From RN:オーサム さん
30代後半の男です。ここ数年、毎年、サマーソニックに行っており、今年も大阪の方に2日間行ってきたのですが、今年は巷で言われている洋楽離れを特に感じました。 と言うのもベル・アンド・セバスチャンが、あるステージのトリ前に出演したのですが、数千人は入るステージに観客は多く見積もっても200人程度とガラガラの状態でした。 同じ時間帯に人気絶頂のマネスキンが出ていたことも影響があるかもしれないですし、実際にスチュアート・マードックもMCで「皆んな、マネスキン観に行ってるんだろ」的なことを皮肉で言っていましたが、これだけの人しか聴きに来ないのか!凄く悲しい気持ちになりました。ライブ自体はステージ上に観客を上げて踊ったりと素晴らしかったのですが、観客が少な過ぎて、次回から日本に来てくれなくなるのでは?と不安になってしまいました。サマソニ自体が近年、K-POPアクトの参加が目立ち、私が求める“なかなか日本で観ることができないバンドをいくつも観る”という趣旨から変わってきているのかもしれませんが…。訓市さんの周りで「洋楽離れ」を感じることはありますでしょうか?
☆KUN:
まあ、ありますね。洋楽離れというか、そもそもベルセバとかも一時期、特定の人たちに人気があったバンドじゃないですか、ぶっちゃけて言うと。そっから新規が取れてないと言うか聞く機会もなかったと思いますし、あとすごく思うのはコロナの影響ってすごくあったと思うんですよね。結局、去年ぐらいからじゃないですか、ライブが海外から人が来るようになったのって。3年以上ですか、洋楽の人たちがライブにも来ず。やっぱ音楽って若い人たちのものってものもあるじゃないですか。特に新しい曲とか。そういう出会いが無くて、自分たちの身の回りで触れることができるもの、そこにより興味が入った結果がK-POPが目立つとか、そういうことなんじゃないのかなって思うんですけど。あと円安もありますしね。ドル払いですごく高くなっちゃっていますし、さらにインフレもあるので、元が例えば1万ドル、昔だったら105万とか110万円のギャラの人が、今ですと1万3000ドルとか1万4000ドルって言われて、それを円換算するともう幾らなのって。飛行機代も高いし、そしてエンジニアとかツアーマネージャーたちの値段もすごく上がっちゃってるらしいんですよ。そう考えるとお客さん、若い子を呼べて飛行機代がかかると言っても韓国から。確かにそっちの方が増えてしまうのはしょうがないのかもしれませんけども、何かもっといろんな音楽に触れて好きになるきっかけになる場所っていうものが減らないようになってほしいなとは僕もすごく思います。
★From RN:9910 さん
埼玉県で大学生をしています。現在、卒業論文を執筆しています。日本文学科に所属していながらhip-hopをテーマに書いており、訓市さんの「グラフィティ」に関するトークをいくつか参照させていただきました。お陰さまで先生にも好評で、4万字執筆できそうです。訓市さんの「卒業論文」に関する思い出などありましたらお聞きしたいです。
☆KUN:
卒論ね、最低3万字って言われてたのかな。3万字なんて人間が書けるわけないだろ。 まさか自分がライターになって、たまにそのぐらい長いのを書くようになるとは思いもしませんでしたけども。自分の卒論ですか?えー、コピペ?
★From RN:いちご味のオールブラックス さん
番組冒頭の「旅に出て、ある場所で何かを思い出す...」から始まるナレーションを毎週聞いているうちに、ある人に会いたくなって気が付けばニュージーランドのオークランド行きのチケットを購入し、今その機内からメッセージを書いております。目的は大学時代の部活の後輩に会うためです。学校を卒業後、同時期に2人とも失業してしまい、日銭を稼ぐ為に同じ工場でアルバイトをしていた時期がありました。帰りに立ち飲み屋さんに寄っては将来に対しての夢や不安、色んな事を話しました。その後、後輩は料理の道に進み、ニュージーランドで料理人を続けながら家族と移住。私は医療系の会社員として勤め、あと数年で定年を迎えます。それぞれの道に進んで、あれから30年近くの時間が経ちました。大昔のかつての2人について色々話したいと思っています。
☆KUN:
なんか良い旅の目的じゃないですか。僕も昔住んでいたテキサスの友達とか最後に会ってから30年経ってしまいました。会いたいけど会いたくないようなって言ったら失礼なんですが、なんか思い出を変えたくないみたいなところもあるじゃないですか。その時だけの思い出しかないんで、タイムカプセルみたいな気もちょっとしてるんですけども、でもやっぱり会えるうちにあった方がいいと思うので、来年こそはテキサスに戻りたいなと思ってます。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。