PROGRAM
姜尚中のHeart to Heart、第9回オンエアは、宮城県仙台市・女川町・石巻市へ。
第9回は宮城県仙台市、女川町、石巻市を取材。姜さんは、9月に政府が南海トラフを震源とする地震に対し、予知を前提とした従来の防災対応を見直ししたことを受けて、東北大学の今村文彦教授にお話を伺い、防潮堤の建設が進む現場や仙台市の津波避難タワーを取材します。
GUEST
岩手県釜石市の小中学生のほとんどが、東日本大震災の津波の難を逃れ、無事生き延びた「釜石の奇蹟」。
その立役者で、自然災害に対する防災研究をなさっている東京大学情報学環特任教授、片田敏孝さんと、防災と減災について考えます。
- 片田敏孝(東京大学大学院情報学環 総合防災情報研究センター特任教授)
- 専門は災害社会工学。災害への危機管理対応、災害情報伝達、防災教育、避難誘導策のあり方等について研究するとともに、地域での防災活動を全国各地で展開している。特に、釜石市においては、平成16年から児童・生徒を中心とした津波防災教育に取り組んでおり、地域の災害文化としての災いをやり過ごす知恵や災害に立ち向かう主体的姿勢の定着を図ってきた。平成24年には、防災の功労者として2つの内閣総理大臣表彰を受賞している。また、内閣府中央防災会議や中央教育審議会をはじめ、国・外郭団体・地方自治体の多数の委員会、審議会に携わり、研究成果を紹介しながら防災行政の推進にあたっている。主な学会活動として、日本災害情報学会副会長、日本自然災害学会評議員がある。