PROGRAM
第6回オンエアは、宮城県仙台市へ
第6回、千住明さんは東北復興のけん引役を果たす宮城県仙台市とその周辺を訪ねます。
工場の自家発電から電気と熱をまかない、水は雨水をためて循環させる自己完結したハイテク&エコロジーな野菜工場。
塩害で苦しむ沿岸部のモデルになるべくハウス内での水耕栽培を提案する農業生産法人。
仙台市の下水処理場で始まった、藻を使って下水から油を生成する夢のようなプロジェクト。
科学の想定する安全に住民が割れて復興が進まない名取市閖上地区。
震災で生まれた科学、その科学が目指す新しい産業の創出。
そして震災で揺らいだ科学への信頼に今も苦しむ街。
科学と人間の関係を考えさせられる現場を取材します。
GUEST
- 古田貴之(千葉工業大学未来ロボット技術開発センター所長)
- 世界的なロボットクリエイターで、福島第一原発の事故後、人の入れない原発建屋内に最初に入ったロボットを開発した、古田貴之さん。古田さんと共に、人間と科学の関係について考えます。
プロフィール:
古田貴之
工学博士 1968年、東京都生まれ。 1996年、青山学院大学理工学部助手。2000年、(独)科学技術振興機構のロボット開発グループリーダー。2003年6月より現職。ヒューマノイドmorphシリーズ、未来の乗用車のプロト:Hallucigenia01, HallucII, 本年9月には、可搬重量世界最大級の大型二足歩行ロボット「core(コア)」を発表。PHP研究所から発行された著書「不可能は、可能になる」と共に多くの反響を呼んでいる。