PROGRAM
GAKU-MCのHeart to Heart
第9回オンエアは、“災害から文化をどう守るか”
第9回は熊本県人吉市、熊本市。GAKU-MCさんは7月の豪雨災害で浸水をした国宝・青井阿蘇神社、被災した文化財の修復作業、復活に挑む伝統ある球磨焼酎焼酎の蔵元を取材。被災で危機に瀕した地域文化を守ろうとする人の話を聞きました。
GUEST
大規模自然災害時に被災した歴史資料の救出・保全活動を行っている「歴史史料ネットワーク」の代表を務める神戸大学大学院人文学研究科教授、奥村弘さんと失われてしまうと修復できない文化財や、災害で途絶えかねない文化を多発する災害からどう守るのか、一緒に考えます。
- 奥村弘(神戸大学大学院人文学研究科教授)
- 2007年2月より2018年3月まで神戸大学地域連携推進室長、現在大学院人文学研究科長を務める。専門分野は日本近代史。地域社会の形成のあり方の分析を中心に地方自治や近代社会の形成過程について研究をすすめ、神戸市や兵庫県各地域の地方自治形成史、さらに「満洲国」における地方統治のあり方についても研究を行っている。阪神・淡路大震災以降、歴史資料ネットワークの代表委員として、地域歴史遺産の保存活用とその実践的研究を進めるとともに、神戸大学人文学研究科の地域連携センター事業責任者として、この分野での大学と市民との連携事業を展開している。内閣府「文化財保護と防災まちづくりに関する委員会委員」等の歴史文化に関係する委員をつとめるとともに、各地の自治体史の編纂にも当たっている。