EVERY SATURDAY
8:00 - 12:00

2024.8.10

テイ・トウワさんの2枚目

レコードをこよなく愛する方々をセレクターに迎え、ご自身のコレクションから、“アナログで聴きたい名盤”をセレクト。その中から1曲、実際にレコードに針を落としてお届け。
8月のセレクターは、テイ・トウワさんです。

●今日の1枚: REDONDO BEACH / PATTI SMITH 『HORSES』 (1964)

「これはロバート・メイプルソープの写真がジャケットに使われてて、ジャケ買いを象徴する1枚だと思うんですけども。まあ僕も正直ジャケ買いして、長い間聴いてなかったりしたんですが、うちの奥さんも若い時にすごい好きでよく聴いてたということで。ジャケットがいいと結構何枚も買っちゃったりとか。コレクターでは決してないんですけど。あとやっぱ日本版と、この本国で出してる盤はきっと本人がチェックしてるわけですよ、音に関しては。で、多分色校とかも見て、その白黒の感じとか見てるわけなんですけども、正直ぱっと見は、日本版の方が綺麗なんですね。何枚あっても困らない、パティ・スミス!で、最近ちょっとこれ気になったのは、『PERFECT DAYS』という映画、役所広司さんが出ていますけども、 ヴィム・ヴェンダースの映画なんですが、非常に僕は好きでして、泣けたって感じなんですけど、その中でもかかってるんですね。で、映画の中でかかってるのは、
基本的にレコード版ではなくて、この役所さん演じる主人公が、いつも通勤する途中にカセットで、カーステで聴くんですよね。それで、アオイ・ヤマダさん演じる若い子がカセットジャケットに惹かれて、聴いてみたいって言うんですけれども。で、そのまま借りパクしちゃうんですよね。で、それぐらいパティ・スミスよかったっていう。若い子にも刺さったっていう話なんですけれども。久しぶりに聴いて、なんかレゲエともニューウェーブともつかない感じがいいなと思ったんで、今日かけてみたいなと思いました。」