PROGRAM
日比野克彦のHeart to Heart
第6回オンエアは、宮城県石巻市へ
第6回は、宮城県石巻市を取材。震災津波で行方不明となった家族を捜す人たちと一緒にボランティアで海中捜索を続けるダイバー。大川小学校でお子さんを亡くされた男性。悲しみを抱える方の話に耳を傾けます。岩手県釜石市の仮設住宅に住む高校生の想いに日比野さんが応えた仙台市のイベント参加者が届けたい想いも紹介します。
GUEST
宮城県出身で音楽で被災者に寄り添い続けることをライフワークとする世界的ピアニストの小山 実稚恵さんを迎えて、被災地の人々にずっと想いを寄せる事、その覚悟について、日比野さんが話し合います。
- 小山実稚恵
- 人気・実力ともに日本を代表するピアニスト。今年デビュー30周年を迎える。チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールの二大コンクールに入賞以来、今日に至るまで、コンチェルト、リサイタル、室内楽と、常に第一線で活躍し続けている。
今年は30周年記念公演として、東京における2回の協奏曲演奏会を行うほか、日本各地で記念演奏会が予定されている。3月にはチャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラとモスクワの定期公演で共演した。
Bunkamuraオーチャードホールにて春・秋年2回、2006年〜2017年の壮大なプロジェクト“12年間・24回リサイタル・シリーズ”は、今年10年目を迎え、現在全国6都市において進行中。
また、ショパン生誕200年にあたる2010年のショパン国際ピアノコンクールを始め、チャイコフスキー、ロン=ティボー、ミュンヘンなどのコンクールでは審査員を務める。
2011年の東日本大震災以降、東北出身ということもあり「被災地に生の音を届けたい」との強い思いで、岩手、宮城、福島の被災地の学校や公共施設等で演奏を行っている。さらに、このほど小山が企画立案し、ゼネラル・プロデューサーを務める『こどもの夢ひろば ”ボレロ” 〜つながる・集まる・羽ばたく〜』と題した永続的なプロジェクトが、仙台において今夏からスタートする。この企画は、被災地の子供たちに夢を持って欲しいという小山の念願が実現したもので、被災地活動の一環として、小山のライフワークでもある。
CDは、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結ぶ。4月に28枚目の新譜『シューベルト:即興曲集』をリリース。前作『ヴォカリーズ』、『シャコンヌ』に続き、3作連続で「レコード芸術」の特選盤に選ばれる。