PROGRAM
作家・重松清のHeart to Heart、第4回オンエアは、岩手県陸前高田市・釜石市へ。
第4回は岩手県陸前高田市・釜石市を取材。重松さんは、岩手県陸前高田市・釜石市。山を切り崩し、巨大ベルトコンベアーを使って土を運び、嵩上げ工事を行った陸前高田市。嵩上げと防潮堤で地形も景色も変わった街でのコミュニティはどうなっているのか。他の地域に比べ帰還率の高い釜石市根浜地区の住民が深く関わった復興計画を取材します。
GUEST
スタジオには、震災後、避難所暮らしのような極限状態でも、人間らしく生きたいと、食事を楽しんだり、コミュニケーションをかわそうとする人々に感動し、皆が集えるリビングのようなスペースを作りたいと『みんなの家』を設計し、各地に建設。また釜石市の復興アドバイザーも務めた世界的建築家伊東豊雄さんと「復興計画とコミュニティ」を考えます。
- 伊東豊雄(建築家)
- 1941年生まれ。65年東京大学工学部建築学科卒業。
主な作品に「せんだいメディアテーク」、「多摩美術大学図書館(八王子)」、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」、「台中国家歌劇院」(台湾)など。
日本建築学会賞、ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、プリツカー建築賞など受賞。東日本大震災後、仮設住宅における住民の憩いの場として提案した「みんなの家」は、2017年7月までに16軒完成。2016年の熊本地震に際しては、くまもとアートポリスのコミッショナーとして「みんなの家のある仮設住宅」づくりを進め、各地に100近くが整備され、現在もつくられ続けている。2011年に私塾「伊東建築塾」を設立。これからのまちや建築のあり方を考える場として様々な活動を行っている。また、自身のミュージアムが建つ大三島においては、2012年より塾生有志や地域の人々とともに継続的なまちづくりの活動に取り組んでいる。