RADIO SAKAMOTO


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PROGRAM

ARCHIVE:070304


「前回は文字通りアットホームでやったんですけども、今回はJ-WAVEのスタジオからお届けです。最近のニューヨークは最高気温がずっとマイナス。マイナス15度とか。最高でマイナス7度。かなり「しばれました」ね(笑)。日本は暖冬…温暖化とか言われてますけど、第79回アカデミー賞ね。式典自体もかなりエコロジカルになってましたけれど、アル・ゴアの賞って感じでしたね。レオナルド・ディカプリオと一緒に出てきてましたが。菊地凛子さんは残念でした。僕個人としては、「バベル」のメキシコ人のおばさんの方ね、良かったですけど…久々に余韻がグーっと残る映画でした。自分の曲が使われているからじゃないんですけどね(笑)」

<近況>
「なんか紹介するの恥ずかしいです。「RYDEEN 79/07」イエロー・マジック・オーケストラだって(笑)。なにそれ(笑)もうすぐ結成30年とかでしょう…といってもCMの中だけの再結集というか再集結というか。で、ライディーンを新録したというね。レコーディングはですね、珍しく3人いっしょにやったかな(笑)。YMOっていうのは一緒にやんないんで有名だったんですけど。基礎になる部分を(高橋)幸宏が作り、で僕がやって、最後に細野(晴臣)さんがベースを入れる。でも仲がいいんですよ、最近は(笑)。もうみんなジジイですから昔の確執なんてのは、いろんなものと一緒に…ね。物忘れが激しいですから。メロディはトイピアノですが、ちゃんと弾いてます。そしてYMOではないんだけど、5月でしたっけ。横浜ですね。細野さん、高橋くん、僕、でHuman Audio Spongeとしてイベントに出演します」

Smile Together Project Special Live 2007
2007年5月19日(土)パシフィコ横浜国立大ホール
詳しくはコチラをご覧下さい。

<一番好きな「ナウシカ」の主題歌>
細野さんといえば、2月7日に『ハリー細野 クラウン・イヤーズ1974-1977』というボックスセットが発売になっていますが(名作揃いです)、4月25日にリリースになる『細野晴臣トリビュート・アルバム -Tribute to Haruomi Hosono- 』、すごいんですよこれ。参加してるアーチストが笑っちゃうくらいのメンツで。とにかく愛に溢れていて、力が込められているというかね、熱気がすごい。尊敬されてるんだなぁっていう。みんなの気持ちがほんとに表れてますね。素晴らしいアルバムになりました。ちなみに僕は、嶺川貴子さん(コーネリアスの奥さんね)と、「風の谷のナウシカ」の主題歌を…細野さんの曲、いろいろありますが僕的にはこの曲が一番好きですね、演っています。

『細野晴臣トリビュート・アルバム -Tribute to Haruomi Hosono- 』
詳細はコチラをご覧下さい

<フェネスはロマンチスト>
(クリスチャン・)フェネス…彼の音には懐かしさとか、郷愁があるんですよね。すごくロマンチストなんだけど。曲を作る過程が、まず彼が2~3曲、下地になるものを送ってきてくれて、そこへ僕がピアノを弾いて(基本的に全部、即興)送り返すっていう。フェネスの“音の織物”の上に、僕が好き勝手に弾いてる…という感じですね。アルバムの最後の曲「ABYSS」なんかはこうね…意思というかね、希望というかね、声高にいうのではなくね。少しポジティヴなものを込めたつもりです。エレクトロニカってそういうのがないじゃん(笑)だから面白いかなと思ってね。フェネスは、熱い男でね。最初にドップリはまったのが、ニール・ヤングだそうですよ。だからきっと熱い気持ちを持った男なんだよね。ちなみにアルバムに収められてる曲の順番がですね、できた順なんですよね。だから、この3年くらいの時間の経過も、気持ちも感じてもらえるんじゃないかな。

fennesz + sakamotoのアルバム『cendra』は3月27日にリリース。


高城剛さん。1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部卒業後、メディアを越えた仕事を手がけるハイパーメディア・クリエイターとして活躍。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般に渡って活躍。総務省情報通信審議会専門委員はじめ、数多くの国家プロジェクトの総合プロデューサーとして活躍、東映アニメーションやソニークリエイティブセンターなど、数十社の顧問を務める。J-WAVEでもナビゲーターを務めている。
GUEST:高城剛さん
<最近は世界中で野宿してます>
「どうも、メールでは(笑)。こうやって会うと照れくさいですね、いつもバーチャルな付き合いですからね。今回は、僕のほうからメールしてね。ビックリしたでしょう。何かで見たか聴いたかなんだけど、高城くんってIT系というかの人だと思っていたので、環境とかエコとか水とかに興味があるんだ…って思って」
「そうなんですよね。ずっとテクノロジーやってきたんですけど、デジタル系と言いますか。で、その長いトンネルを抜けてみると、リアルワールドが大変なコトになってるっていうのが一番大きいですね」
「意識するキッカケがあったんですか」
「IT関係の仕事で沖縄によく行くんですけど、いいホテルに泊まるのがつまらなくなって、元々、野宿好きなのでビーチで一晩寝てみたんですよ。そしたらメチャクチャ気持ち良くて。7~8年前の4月アタマくらいだったんですけど、それで何が気持ちいいんだろうって思って。普通の人だったら、夜空、南風…とかなんですかね。で、当時ぼくはコンピュータに座ってる時間が一日20時間くらいで、目が疲れる、腰痛、肩こりだったんですが、これが全く無くなったんですよ。一晩でスカンと抜けるものがあった。それまでは自宅の別注マッサージチェアの上が一番だったんですけど、デジタルのプロパティと、沖縄の野宿とを比較検討して、これは楽しいなと思って。それから世界中で野宿していますよ。月に1~2回は野宿してるんですよ(笑)」

<水変わると人生変わりますよ>
「でも海外とかで野宿って危ないんじゃない」
「見た目がこんななんで(笑)ぜんぜん大丈夫ですね。逆に危ない側の人間ですからね」
「(笑)じゃあ、水に興味を持ったのはキッカケあるんですか」
「NY同時テロ以降、海外に気軽に行けない時期があって、そのタイミングで、ここぞとばかりにジム行ったんですよ。肉体改造。体脂肪を半分(18→9%)にしたんですよ。で、当時はビタミン剤を並べると30cmくらい飲んでいたんですけど、それも全部やめちゃって、人間の身体はほとんどが水だから、自分に合う水っていうのを探したんですね。飲み比べたりブレンドしたりして。それで特定の水源を見つけて、そこから送ってもらったり。今も毎日2リットル飲んでますね」
「自分で水源を買っちゃうっていう発想は無かったなぁ。高城くんは何やってもポップだなぁ」
「そうですか(笑)。水を作品として出すっていうのも面白いかなと思っていて。ブランドですよね。水不足とか今後ある訳じゃないですか。そうすると、金持ち=水持ってるヤツっていう、偉くなるっていうことですよね。だから金持ちは、庭とかに水をガンガン撒いて、ウチはこんだけ水を撒けるんだぞ…っていう時代が来るかもしれない。でもホント、水が変わると人生変わりますよ。欲望は重要ですよね」
「重要ですよね、自分が美味しい水が飲みたい。美味しい空気が吸いたい。美味しいものを食べたい。毒はいやよ、っていうね」
「ある海外のコーヒー農園が無農薬で有名なんですけど、その農園って2年前まではすごい量の農薬を使ってたんですよ。てことは残留がすごいってことで、だから無農薬とか有機なんていうのも怪しい訳ですよね。で、残留を消す農薬っていうのもあるので、使った方がいいんですよ。だから最近僕は“ちょいケミ”っていうのを言ってますね」

<オーディション総評>
「今回もたくさんの作品を紹介しました。で、オーディション応募へのポイントをひとつ。音楽作品は、聴かせたいところがなるべく早く出てくるように。長いイントロで延々と待ってるっていうのもアレなんで、ちょっと工夫してもらえると、お互いいいかな…と思いますよ(笑)。聞きたいところ、印象的なところ、いいところは先に持ってくる。僕も映画のサントラで、一番最後のエンド・ロールですが、普通は席立っちゃいますよね。テレビでもカットされちゃう部分。でもメインのテーマ3つ4つがぎゅっと凝縮される。ここに一番いい曲を書いちゃうんですが、誰も見ないじゃん、あそこまでっていう。だからみんなの気持ちはわかりますが(笑)、こう言うオーディションで聞いてもらう分にはね、ちゃんと前に持ってきましょうね」


オーディション・コーナーで紹介した作品はこのサイトでも試聴できます。またコーナーは、全体を世界へ向けてポッドキャスティングでインターネット配信しています。すでに著作権管理団体に登録している作品の応募は受け付けられませんので、オーディションに応募される方はご注意下さい。

※オーディション応募作品をじっくりと聴けるポッドキャスティングは近々このサイトにUPされます。お楽しみに!

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■ロハスクラシック・コンサート
2007年5月12日(土)Bunkamuraオーチャードホールにて開催。
http://www.lohasmusic.jp/

■映画「ひめゆり」
沖縄ひめゆり学徒の生存者を13年間追った長編ドキュメンタリー。
http://www.himeyuri.info/


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