EVERY SATURDAY
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土曜のお昼時、 ちょうどおなかがすく時間にスパイス、そしてハーブに特化した10分間
2022.10.29
スパイスやハーブの魅力を掘り下げながら、週末楽しみたい料理のレシピや、専門店の注目グルメをご紹介。10月のスパイスプレゼンターは、南インド料理専門店「エリックサウス」、総料理長の稲田俊輔さん!
●甘く重厚な香り、クローブは量にご注意を!
「前回カルダモンは、スパイスの女王という話をしましたが、クローブもたまにスパイスの王だ、みたいなことを聞きます。クローブは、甘い香りとともにスモーキーな煙のような香りだったり、カルダモンのさわやかとは逆で、重厚で甘くて、粘りつくような強い風味があります。カレーにもちろん使いますけれども、お菓子にとてもよく使われますね、コンポートに入れたりとか、チョコレート系のクリーム煮少し入ってたりとか、インドのチャイ、フランスだったら赤ワインとかでお肉をじっくり煮込むときにも、隠し味的に欠かせないスパイスで、要するに甘さと重厚さということになるかと思います。クローブ、注意しなきゃいけないのは、入れすぎるとたちまち食べられない何かなってしまうという、ある種劇薬的なところがあります。クローブは使いすぎてはならないと肝に銘じて、自分も使っております。」(稲田俊輔さん)
●クローブを使った「さば味噌煮缶と豆腐の煮込み」
「作り方はとても簡単です。お鍋を用意して、ざく切りにした玉ねぎを放り込み、上から味噌煮缶を開けて、そのまま汁ごと入れる。豆腐を切って入れ、少しだけ水と、スパイス(クローブ、ローリエ、ブラックペッパーパウダー)。若干サバ味噌煮缶の味だけでは薄くなっちゃうので、醤油を大さじ1くらい。足していただいてあとはフタをして煮込むだけっていう。何も触らなくても良いです。10分ぐらいで玉ねぎがあまり柔らかくなりすぎず、少し歯ごたえ残ったが良いので、そういう意味でもすごく短時間でできるお料理なんで、忙しい時に簡単に1品増やせます。」(稲田さん)
レシピは稲田さんの新刊「うまさ格上げ おうちごはん革命」にも掲載!
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