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2023.1.21

和のシナモン「ヤブニッケイ」

1月のスパイスプレゼンターは、一般社団法人 和ハーブ協会 副理事長の平川美鶴さん。
今月は「和ハーブ・和スパイス」をテーマに、その歴史や魅力を教えていただきます。今回ご紹介いただいたのは、和のシナモン「ヤブニッケイ」です。

●「ヤブニッケイ(=薮肉桂)」は日本野生種で唯一のシナモン種。かつては薬や香料に用いられ、長崎では解熱や健胃の薬として使用されていたといわれています。常緑の植物で、どちらかというと日本の西の地域で多く自生が見られます。
香りは海外のシナモンより穏やかで、独特の味わい・香りが素材の良さを引き立てます。

●幅広い料理と相性が良い「ヤブニッケイ」!
ヤブニッケイは、和食はもちろん、洋風の料理、スイーツにも相性抜群。
乾燥したヤブニッケイの葉っぱを粉にして、それを餡子やパン生地に混ぜていくと、とても香りが上がって美味しくなります。
さらにローリエの代わりにも。トマト味やコンソメ味のスープ、そして味噌汁にも相性がよく、新しい風味が楽しめるかもしれません。
柑橘とヤブニッケイを合わせて、ホワイトリカーにつけておくと、自家製のリキュールも!

「ヤブニッケイ」は和ハーブ協会が監修、お茶の開発などをしているオンラインショップ「和ハーブスタイル」からも購入可能です。